亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

金が売られた時代、買われた時代

2009年07月27日 17時19分42秒 | The Road of The Book
すでに日経新聞に広告告知がされましたが年始より進めていた書籍がやっと形になりました。6月に入稿終了。今月中旬に刷り上がり配本が完了したのは先週土曜日25日のことです。紀伊国屋書店やジュンク堂、丸善など大手の書店を中心に陳列がされているハズです。以下に、目次と内容を掲載させていただきます。

アマゾンではやはり先週7月23日(木)から取り扱いが始まっています。
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC-%E5%92%8C%E6%9B%B8/b?ie=UTF8&node=465392
検索欄に書名「金が売られた時代、買われた時代」あるいは「亀井幸一郎」と入れていただければ詳細に飛びます。

「金が売られた時代、買われた時代」 日本文学館 定価¥1,365(税込)



「金が売られた時代、買われた時代」 本文内容一覧

第1章  世界バブル崩壊と金
1) 2009年再び騰勢を強める金
・2009年1月中旬を境にした金市場の変化

2) 金市場、1000ドルはバブルにあらず(時間の経過が受け入れる、金1000ドル)
・内部要因 金価格の上昇でインドを中心に実需は後退していた
・金融危機をとおして欧米投資家の認知が進んだ金

3) 金市場に需給構造の変化をもたらした金ETFの登場

4) 導火線の長い打ち上げ花火、それが金市場
・大陸欧州個人投資家の金ブーム
・金ETF残高の歴史的増加
・勝ち組ファンドの参入
・記録的投資需要の高まり、それでも上がらなかった金の背景
・導火線の長い打ち上げ花火、それが金市場

第2章  2000年の眠りから覚めた金
1) 金、かくも不思議なモノ

2) 転換期としての2000年

第3章  金は国際資本市場を映す鏡
1) 5年ごとにトレンドを変えてきた金市場 ポイントとしての外部環境
・金価格の変動要因
・内部要因
・外部要因

2) ドルが上がると金が下がり、ドルが下がると金が上がる
・金価格の妥当値とは?

3) 株で儲けたかったら金市場を見なさい
・2008年に至る原油価格の上昇に連動しなかった金

第4章  金が買われた時代と忘れられた時代

・金本位制化の世界(1970年以前)
・第1ステージ(1971年~79年)
   1971年ニクソン・ショック
   資源インフレと史上最高値(1980年)
・第2ステージ(1980年~85年)
   「金バブル崩壊」
・第3ステージ(1985~90年)
  プラザ合意を予見していた金市場
  転機としての89年
・第4ステージ(1990年~95年)
  「金神話」の崩壊
・第5ステージ(1995年~00年)
  20世紀の最後に訪れた金融爛熟の時代

第5章  金市場の個別イベントを検証する
1)「ワシントン協定」の背景と意義、経過について
 ・協定の萌芽は前年のダボス会議にあった
 ・大事なのは貸出の制限

2)金鉱山における陰と陽(自らを窮地に追いやった鉱山会社のヘッジ戦略、その顛末)
 ・価格動向の生産量への影響はラグ(時間差)がある
 ・鉱山会社の金を使った資金調達(ファイナンス)
 ・ヘッジ解消に向かった鉱山会社
 ・過酷な南ア鉱山の現場
 ・約30年で金は枯渇する?
 ・国内で金鉱山を保有する唯一の上場企業、住友金属鉱山

4) 国内投資家の金へのスタンス
 ・転機となった1998年、2002年

第6章  金市場が見る国際金融怒涛の時代


終章   投資対象として本格的に認知された金
     1)米国中央銀行組織FRBの信認と金
      ・前面に出るFRB
      ・“Unprecedented(前例のない)”事態の進展スピード
      ・拡大する米国財政赤字



以上

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11 コメント

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そうですか。。。 (ぱろ)
2009-07-30 15:37:53
偶然にも何度かたぶんお見かけしました、、といっても先生は私をご存知ないわけで話しかけるわけずにもいかず、、、笑
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ぱろさん (K)
2009-07-29 22:59:46
ありがとうございます。自宅は中野近辺ではありませんが職場はそうです。
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祝!出版! (ぱろ)
2009-07-29 10:23:40
本日、買わせていただきます。。週末、海外に出るので持っていきます。。。K先生、ご自宅もしかして中野近辺ですか??
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質問の内容 (K)
2009-07-28 20:37:51
「金は無事に換金でき、ごはんを食べられるのか?」という質問は状況により答えは変わるでしょうね。国によっても異なるでしょう。
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みなさま (K)
2009-07-28 20:33:54
ありがとうございます。
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Unknown (GAU)
2009-07-28 16:56:25
本日、購入しました。

いつも、様々な情報を頂きまして感謝しております。

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眠い・・・ (猫マンマ)
2009-07-28 13:21:39
暑苦しいので寝ながら読み始めましたが、読み進むほどに目がさえます。
 



 
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いつもブログたのしみにしています (あうん)
2009-07-28 11:31:54
ブログのお礼の気持ちも込めてアマゾンで注文しました。

品切れとのことです。

楽しみにまつことといたします。

早く値上がりしてほしいとおもいながら中国など急にドルが下がると困るでしょうから時間を稼ぎたいだろうなあ 金を十分に仕込む時間が もしくは人民元を流通させる時間と経験が備わってから変化が起きてほしいだろうなあとおもっています。私たちにも金を買って備える時間が与えられることが良い事だと思っています。
返信する
出版おめでとうございます (いつも拝見しております)
2009-07-27 23:42:20
早速、手配致します。

それにしても、最近の値上がりはやはり厚みのない上がりと感じてます。
債権関係者からはIASBのIAS39絡みで高格付け債へのシフトが囁かれていて、一部株などのリスク資産からの逃避などは日経を中心に指摘されているとおりです。
大きなルールの変更なのでちょっと気がかりです。すでに手仕舞って様子見に入ってます。
CFTC建て玉を見ても何となく商品関連はファンド逃げてない?って思えたのでちょっと引いてみました。ただ、高金利通貨には腰が入った買いが見られたので迷ったんですけど・・・
とりあえず、利食えた(チャブつき損と差引薄利ですが)ので安酒で一杯!おっと、出版記念も兼ねて・・・乾杯致します!
返信する
米国財政赤字 (金大郎)
2009-07-27 21:44:14
亀井先生の本のタイトルにありますが大変な赤字拡大で1つの断面が現れてきた
米国政府がいくつかの国の大使館に巨額のドル現金を送金して  。その金で現地通貨を大量購入させている 大使館が使う1年分の費用を
現地通貨建てで持たせている。対象通貨には
英国ポンドは含まれず。国務省の人々は今後180日以内に何かが起こりそうな予兆を感じている)と書いている このニュースの出所はサブブライムが起こることを的確に予想したニュースレター hsletter.com 何かのお役にたちましたら
返信する
おしえてください (おしえてください)
2009-07-27 21:43:22

金は無事に換金できて
ごはん食べられますか
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