亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

こんぴら歌舞伎大芝居(その1)

2006年04月23日 23時48分38秒 | 徒然(つれづれ)
早朝6時半に京都のホテルを出て新幹線で岡山へ。そこから在来線に乗り換え瀬戸大橋(いわゆる児島-坂出ルート)を渡って高松へ。JR高松駅からさらに「ことでん」高松築港駅へ、約5分。ことでん琴平線で終点の琴平まで2輌編成の黄色い電車(「ことちゃんこんぴら号」という名前まであるらしい)でトコトコと約1時間走って、10時半に目的地、琴平に到着。着いたころには、ほとんど雨も上がっていて、駅を出てすぐ右手が川で、その橋のコンクリート製(だったと思う)の欄干に歌舞伎の幟(のぼり)がはためいていた。金刀毘羅さまで知られる香川県琴平町で歌舞伎が演じられているのは、以前からニュースで見聞きしたことはあった。しかし関心は、そこで止まっていた。今回、きっかけは割愛するが、その「こんぴら歌舞伎大芝居」を観に行くことになり、京都での定例の勉強会の後で回ったというわけ。前夜、懇親会(という名の飲み会)の後に久々に盛り上がった有志一同は、さらに延長戦に突入・・・で相応のタタカイを演じたことがたたり、翌朝の新幹線、在来線と眠い眠い。。。で移動した次第。琴平は、歴史を感じさせる、こじんまりとした江戸文化のにおいのする街だった。

駅でもらった簡易マップを片手に目指すは、金刀毘羅宮の参詣道の入り口から少し逸れた山間にある「金丸座」。知らなかったが、日本最古の芝居小屋として国の重要文化財らしい。中は確かに歴史を感じさせる風情があった。そこで観た演目は、市川海老蔵が悲運の主役を張る「仮名手本忠臣蔵」。それと坂東三津五郎による“妖艶な”七変化舞踏(・・と紹介されていた)のひとつ「朝妻船」、もうひとつ風俗舞踊(と紹介されているが)とされる「まかしょ」。お昼休憩を挟んで3時間。(偶然だけど)今日が最終日だった。席は、最高。前から4つ目の枡席で花道沿い内側。花道での演技は、目の前で繰り広げられるという位置関係。それにしても、市川海老蔵は通常のドラマなどと違い、白塗りの歌舞伎風情は細面の鼻筋の通った別人のようだったわ。芝居小屋(金丸座)の雰囲気もあるが、観ているとタイムスリップしたような、まさに非日常の世界だった。ハマル人が出るのも、よくわかった。

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