亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ホレホレ戦国相場だよ

2006年05月16日 23時28分44秒 | 金市場
さてさて関西から午後の飛行機で帰ってきたが、昨夜は食べたものがいけなかったんだろうか、夜中に腹痛で目が覚めてから、そのまま夜明けまでほとんど眠れずという状態。幸い明るくなったときには吐き気はなくなっていたし、時間の経過とともに症状は落ち着いたので事無きを得たが、冷や汗モンだったわ。何がアカンかったのか不明?そんなこんなでホテルの部屋で悶絶状態?(気は失ってないけどね)にあったので、一応レートチェックをしたものの、「金だけが下がってるわけじゃぁ無いわい」と、はっきり言ってそれどころではなかったのです。

それでも9時過ぎに海外市場をチェックして、何とか、いつものコメントを書いてメールしたが、結局、下げに結びつく具体的な出来事やニュースがあったわけではなく、市場内の過熱警戒ムードが一気に表面化したパニック的なもので、市場心理の“振れ”が起こした急落ということ。

売りが売りを呼ぶというスノウ・ボール(雪玉)状態。はっきり言うと、パニック起こしたのはトレーダーやディラーじゃあなくて、プログラムされたコンピュータ売買システムじゃぁないか?と思う。同じような投資理論に基づいて組まれているから、走り始めると我先に同一方向に走ろうとするわけ。これが一方通行を生み出す。昔から「シアター・シンドローム」といって狭い劇場の出口にパニックになった観客が押し寄せるさまに、「売りの殺到」が例えられるが、昔とは比べ物にならない集中現象がこれからも起きそうだ。これ4月24日に「戦国相場入りとして書いたもので、昨夜の展開がそれに当るというわけだ。これくらいの値幅が普通とは言わないまでも珍しくはない、という状態が来ても不思議はないわけだね。いま足元でスポット価格は戻り始めているが、強く叩きつけられたものは素早く反発!というまぁ物理の法則のようなもんだね。

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