まだ先のことだと思っていた中間選挙も明日が投票日。時間の経過のなんと早いことか。この分だと来年3月29日の「Brexit」最終期日もアッという間に到来ということになりそうだ。このところ英紙タイムズなどが、連日関連ニュースを報じ、直近では英領北アイルランドとEU加盟国のアイルランドの国境問題から派生する離脱後の自由貿易圏の問題について、英全土を含めるとする案が協定に盛り込まれるのでは報じたと。しかし、これはまさにCherry Picking(ええとこ取り)と大陸から非難ごうごうで、前例を作らないために絶対に認めないということではなかったか。「合意なき離脱」となると、英国のみならずEUもダメージは避けられず、妥協点を探る中での“打ち上げ花火”(観測記事)ということか。ポンドの乱高下がユーロ相場に影響し、金市場を見る上での雑音になっている。
いよいよ投票が始まる中間選挙だが、報じられているように「ねじれ議会」がコンセンサス。上下両院民主党がサプライズということになり、当座の反応としては、このケースが市場のボラティリティがもっとも上がることになりそうだ。トランプ施政も一気にやり難くなる。一方、上下共和党の現状維持となると、追加減税の話などもあって、株高に拍車がかかることになる。この1ヵ月ほどの株価の調整は、結果的に絶好の買い場だったということに。共和優勢が州知事選にも表れるなら、共和党の地盤はさらに固まる。
しかし、そう簡単に事は進まない可能性がある。日本時間の本日、早朝の米ABCはここまで(11月5日)の期日前投票者数は3441万人で前回より1400万人増加としていた。トランプ大統領が最後の応援演説(2020年の大統領選も考慮)で訪れるオハイオ、ミズーリ、インディアナの「有権者の80%は投票に行くと答えている」(ジョナサン・カール記者)ということだった。80%とは、にわかに信じがたい数字といえる。一般的には30%台の投票率ではなかったか。それだけ有権者の政治への関心をかき立てたという点で、歴史に残る政権ということになる。
予測方法で定評があり金融関係者などが参考にしている予想サイトに「Five Thirty Eight(538)」がある。
日本時間の本日午後4時前の時点で、
下院で過半数をしめる可能性を民主88.0%、共和12.0%
上院は民主19.5%、共80.51%となっている。
ちなみに、2016年の大統領選挙の直前予想は、クリントン71%、トランプ29%だった。
下院
https://projects.fivethirtyeight.com/2018-midterm-election-forecast/house/
上院
https://projects.fivethirtyeight.com/2018-midterm-election-forecast/senate/
いよいよ投票が始まる中間選挙だが、報じられているように「ねじれ議会」がコンセンサス。上下両院民主党がサプライズということになり、当座の反応としては、このケースが市場のボラティリティがもっとも上がることになりそうだ。トランプ施政も一気にやり難くなる。一方、上下共和党の現状維持となると、追加減税の話などもあって、株高に拍車がかかることになる。この1ヵ月ほどの株価の調整は、結果的に絶好の買い場だったということに。共和優勢が州知事選にも表れるなら、共和党の地盤はさらに固まる。
しかし、そう簡単に事は進まない可能性がある。日本時間の本日、早朝の米ABCはここまで(11月5日)の期日前投票者数は3441万人で前回より1400万人増加としていた。トランプ大統領が最後の応援演説(2020年の大統領選も考慮)で訪れるオハイオ、ミズーリ、インディアナの「有権者の80%は投票に行くと答えている」(ジョナサン・カール記者)ということだった。80%とは、にわかに信じがたい数字といえる。一般的には30%台の投票率ではなかったか。それだけ有権者の政治への関心をかき立てたという点で、歴史に残る政権ということになる。
予測方法で定評があり金融関係者などが参考にしている予想サイトに「Five Thirty Eight(538)」がある。
日本時間の本日午後4時前の時点で、
下院で過半数をしめる可能性を民主88.0%、共和12.0%
上院は民主19.5%、共80.51%となっている。
ちなみに、2016年の大統領選挙の直前予想は、クリントン71%、トランプ29%だった。
下院
https://projects.fivethirtyeight.com/2018-midterm-election-forecast/house/
上院
https://projects.fivethirtyeight.com/2018-midterm-election-forecast/senate/