メリル・リンチの損失拡大が止まらず、そこに週末に地銀2行の破たん、IMF(国際通貨基金)が今回の金融危機はなまなかなものではないから心しなさい!とレポートまで出したことから、政府系住宅金融救済プランの議会によるスピード可決からブッシュのスピード署名という材料も霞んでしまった月曜日、NYダウは239ドル安。それが翌日は、住宅価格が過去最大の下げとのニュース(S&Pケース・シラー住宅指数、前年同月比15.8%の下げ)のなかで一転して266ドル高。
材料は同じメリル・リンチ。85億ドル(約9000億円)もの増資計画の背後にある、際限無き損失拡大の核(コア)ともいえるCDO(債務担保証券)の思い切った切り離しを評価したもの。早い話が、再生への大きな一歩といえる「(腐った保有有価証券の)損切り」ができる状況を市場は高く評価ということ。とにもかくにも、腐った証券をoffする(切り離す)ことなしに再生はない、そのためには体力が必要。そのためには増資が不可欠。その増資にあの「テマセク」まで」再び応じてくれるのだから、評価はいやがうえにも高まって・・・・・とうことだが、ちょっと待てよ・・・。
伝えられるテマセクの増資応募分34億ドルだが、その内の25億ドルは過去の増資に際しメリル側が“一筆入れていた”ものがヒットしたことから支払われる補償金をそのまま増資に当てるというもの。その“一筆”とは増資に応じた12ヵ月以内にさらに安い価格で増資する場合は差額を補償するというもの。つまり新規資金は9億ドル、というか85億ドルの増資の内の25億ドルは実質メリル自体が出すということになるのではないか?オイオイオイ、大丈夫か?
中身はともかく「損切り」できるということは、大きな一歩ということなんだが・・・。テマセクは、釣りに例えると「撒き餌」なのか?「テマセクも出しますよって」と邦銀にも奉加帳が回っているのではないかな?果たしてうまく行くのか否か。
材料は同じメリル・リンチ。85億ドル(約9000億円)もの増資計画の背後にある、際限無き損失拡大の核(コア)ともいえるCDO(債務担保証券)の思い切った切り離しを評価したもの。早い話が、再生への大きな一歩といえる「(腐った保有有価証券の)損切り」ができる状況を市場は高く評価ということ。とにもかくにも、腐った証券をoffする(切り離す)ことなしに再生はない、そのためには体力が必要。そのためには増資が不可欠。その増資にあの「テマセク」まで」再び応じてくれるのだから、評価はいやがうえにも高まって・・・・・とうことだが、ちょっと待てよ・・・。
伝えられるテマセクの増資応募分34億ドルだが、その内の25億ドルは過去の増資に際しメリル側が“一筆入れていた”ものがヒットしたことから支払われる補償金をそのまま増資に当てるというもの。その“一筆”とは増資に応じた12ヵ月以内にさらに安い価格で増資する場合は差額を補償するというもの。つまり新規資金は9億ドル、というか85億ドルの増資の内の25億ドルは実質メリル自体が出すということになるのではないか?オイオイオイ、大丈夫か?
中身はともかく「損切り」できるということは、大きな一歩ということなんだが・・・。テマセクは、釣りに例えると「撒き餌」なのか?「テマセクも出しますよって」と邦銀にも奉加帳が回っているのではないかな?果たしてうまく行くのか否か。
長い英文ですので大事なところだけ抜きますが
Merrill Lynch will provide financing to the purchaser for approximately 75% of the purchase price. The recourse on this loan will be limited to the assets of the purchaser. The purchaser will not own any assets other than those sold pursuant to this transaction.
このメリル保有のCDOを買うローンスターファンドに購入資金の75%を貸し付ける。リコースローンはローンスターファンドの資産内に限られる(つまりノンリコースですよね)
ローンスターファンドはこのCDO以外には資産をもってない。
とありますが、こんなことしちゃってるんですね。
ノンリコですので結局は投げた爆弾が戻ってきませんかね?
率直に言いますと私の今の関心事はただひとつ、ゴールドは昨夜の米国市場で900ドル割れになった。とりあえず当面の底値をつけたと見ていいんでんでしょうか?それともまだソコを探っている段階なんでしょうか?ドーなんでしょう!
相場の事は相場に聞け、と言われても相場には口がないからちゃんと答えてくれません。ややこしくて、ああ!大変!
結局、メリルの公募増資が大成功に終わったのもリスクマネーが溢れてる証拠ではと感じます。彼らも勝算なしにあんなディールを打つはずがなくそれも含めてジャブジャブだと感じる次第で打診買いでした。