本日午前の鳩山首相退陣の話。ちょうど海外メディアのニュースをチエックしているところに“Breaking News”として飛び込んできて慌ててTVを見た。率直に言って結果的に辞任の意思表明となったスピーチは、自らの言葉で語られたいつもよりも説得力を持つものだった。退陣騒動の金市場への影響を尋ねられたが、(言うまでもないが)これはないといえる。多少ドル円相場を通じて国内価格に影響を与える程度。ただし、こうした状況すなわち首班がクルクル変るといった状況を続けるうちに、そのマイナスイメージが澱のように溜まり、将来的に条件がハマった際に円にしろJGB(国債)にしろ悪影響が出そうだ。その際に金を、といってもタイミングとしては遅いということになる。
ところで2月から市場での金売却に乗り出しているIMF(国際通貨基金)だが、4月は14.4トンの売却を実行したことを月例レポートにて公表した。売却価格は4月末の1179.25ドルとしており、これは4月30日のロンドン2nd Fixing(午後の値決め価格)に匹敵する。これでIMFの市場売却は2月の開始以降合計で38.5トンとなった。売り残りはこの時点で概算153トンになる。
IMFの売却については5月22日にここでも取り上げたが、その際に「おそらく直近の1150ドル以上、あるいは1200ドル超では相応の売却を実行したと見られる」と書いた。状況は同じで5月にも継続して売却をおこなっていると見られ、1200ドル以上でも同程度の数量の売却は実行済みだろう。やはり想定よりも売却の進行は早く、それは足元の市場にそれだけの買い手が存在しているということになる。
どこまで、このピッチを続けられるかは環境次第。金価格が他の商品たとえば原油やプラチナなどと値動きが違うのは、こうした状況にもよる。IMFは原油やプラチナは持ってないもんなぁ・・・・。一般家庭でも、「オトーサン、ガソリンが上がってるんだって、家にドラム缶1本あるの売ろうか?」ということもあるわけはなく、「長らく使っていないデザインの古い金のネックレス、買い取ってくれるっていうから売ろうかな?」・・・は、あるわけ。
ところで、コメント欄についてひとこと。
基本的に各種意見については、私個人の感覚としても、ややバランスに欠けると思うものも過去散見されてきたのは事実です。これを読んだ読者が、ミスリードされなければと心配したものもありました。ただ、意見は意見であり削除はしませんでした。過去削除したものは、(個人を含め)広告の類やいわゆる風俗系のものです。匿名での書き込みですから、それゆえ一定のバランス感覚は必要になります。コメント上で意見を戦わせることはあっても、非難合戦はやめましょ。幸い当ブログでは、これまでありませんでした。これはここに来てくれる、皆さんが作り出す環境によるものだったと思います。基本的には他の意見者への攻撃的と見られるものは、私の判断として削除させていただきます。実はその類は、私個人に対するものは少ないながら過去あったのですが、皆さんの判断にも任せようと削除しなかった経緯があります。
ところで2月から市場での金売却に乗り出しているIMF(国際通貨基金)だが、4月は14.4トンの売却を実行したことを月例レポートにて公表した。売却価格は4月末の1179.25ドルとしており、これは4月30日のロンドン2nd Fixing(午後の値決め価格)に匹敵する。これでIMFの市場売却は2月の開始以降合計で38.5トンとなった。売り残りはこの時点で概算153トンになる。
IMFの売却については5月22日にここでも取り上げたが、その際に「おそらく直近の1150ドル以上、あるいは1200ドル超では相応の売却を実行したと見られる」と書いた。状況は同じで5月にも継続して売却をおこなっていると見られ、1200ドル以上でも同程度の数量の売却は実行済みだろう。やはり想定よりも売却の進行は早く、それは足元の市場にそれだけの買い手が存在しているということになる。
どこまで、このピッチを続けられるかは環境次第。金価格が他の商品たとえば原油やプラチナなどと値動きが違うのは、こうした状況にもよる。IMFは原油やプラチナは持ってないもんなぁ・・・・。一般家庭でも、「オトーサン、ガソリンが上がってるんだって、家にドラム缶1本あるの売ろうか?」ということもあるわけはなく、「長らく使っていないデザインの古い金のネックレス、買い取ってくれるっていうから売ろうかな?」・・・は、あるわけ。
ところで、コメント欄についてひとこと。
基本的に各種意見については、私個人の感覚としても、ややバランスに欠けると思うものも過去散見されてきたのは事実です。これを読んだ読者が、ミスリードされなければと心配したものもありました。ただ、意見は意見であり削除はしませんでした。過去削除したものは、(個人を含め)広告の類やいわゆる風俗系のものです。匿名での書き込みですから、それゆえ一定のバランス感覚は必要になります。コメント上で意見を戦わせることはあっても、非難合戦はやめましょ。幸い当ブログでは、これまでありませんでした。これはここに来てくれる、皆さんが作り出す環境によるものだったと思います。基本的には他の意見者への攻撃的と見られるものは、私の判断として削除させていただきます。実はその類は、私個人に対するものは少ないながら過去あったのですが、皆さんの判断にも任せようと削除しなかった経緯があります。
もともと金価格とプラチナ価格を比較するとプラチナは精錬等のコストから金価格の1.5倍から1.7倍程度でしたが最近はこの法則から外れています。金が高いのかプラチナが安いのかどちらかわかりませんが、価格がねじれているのは事実です、どちらかといえば現物ではプラチナは品薄状態が続いているようです。ハイテク産業に欠かせない金やプラチナが投機の対象でもあることに現在の経済状況の息苦しさを感じています。
この国に政治家は育たないんですかね?
マスコミも就任早々から挙げ足とりばかりだし、こんな調子でこの国に将来はあるんでしょうか?
30数年間自動車技術者として退職後、「金」に関心を持ち関連書籍を読み漁りました。
勿論、亀井先生、豊島先生から、故 高橋靖夫氏の「金本位制復活」、故 フェルディナンド・リップス氏の「いまなぜ金復活なのか」まで30~40冊以上。
読む程に世界の経済が辿って来た道には、その裏が有ったのだと、気付かされました。
某超大国はクルマ業界の一番の市場で何度も出張、滞在し友人も居ますが、その国の経済の表裏には気が付きませんでした。
私は年金生活の将来を守るべくポートフォリオに大幅に「金」を組み込みました。
「金」価格は上がってほしいと思うものの、先進国政府が通貨膨張政策に走らなければ、通貨は大幅に減価することなく世界は穏やかに進化の道を歩めるのに、人類にとってより生産的な技術開発も出来るのに、と考えてしまい複雑な想いの毎日です。
先生に措かれては、健康に留意され健筆を揮われるよう願っています。
改憲論者ではないが、
米国の理想主義者が作った現憲法は
衆議院と参議院の2院制を採用している。
明治憲法下の衆議院と貴族院はそれなりの
役割分担があったが現在は選挙で選出されて
いて2院制の根拠が希薄だ。
1 日本は連邦制ではなく貴族制度も存しないので2院制を採用する必要がない。
しかも現憲法では参議院選挙が3年に1回(半数改選)行われ衆議院選挙は少なくとも4年に1回は行われる。
2 これでは昔の自民党戦国史のような牧歌的な時代ではない今日総理が民意で挿げ替えられることが多くなる。民意を失えば衆・参選挙の度に退陣論が出てきてもめる。
3 1院制にするとか大統領制にするとかしないと総理はコロコロ変わらざるを得ない。
(憲法改正が必要になる)
「上院が下院に賛同すれば無用であり
反対すれば有害である」というのが
2院制の基本である。それでも2院制を敢えて
採用するのは理由がある場合だけである。
2院制は連邦国家の米国、貴族制度のある
英国には存在理由があるが日本のような国には
存在理由はなく改正すべきだと思う。
先生のブログなのですから、軒先を借りている人たちが従うのは当然です。
金投資に興味を持ったら、先生のブログは絶対に避けて通れないところなのですから、きれいに利用したいと思っております。
個人的に思うのは、あまりに過激なレイシスト的な書き込みです。全く金投資に関係のないことですし、あれは不愉快です
そういう発言に対しても強権発動があってもいいように思います
金地金を持ってる理由はここのコメントに多く見られる紙幣に対する根本的な不信です。
1 金先物とは売りもあるんでしょうね?
あるとすればここのコメントでは金売りスタンスの人がほとんどいないようですから何か不思議ですね?
金が騰がればいいと思っている人ばかりだからその点は平和に見えます。
ヤフーの株式、金掲示板などはまさに買い方売り方のバトルで酷いものです。
個人的には騰がれば儲かるというスタンスの人だけなら平和で良いし、一体感もあって良いと思いますが、売りもないと相場が一方通行になって良くないというのが識者の常識的見方のようです。つまり、売りも信用取引も必要ということみたいです。
2 円安進行なら国内投資家には円建てということではプラスです。
しかし、ユーロの巻き戻しが始まれば短期的にはユーロ圏の投資家が利益確定売りに走るのでは?一時的にユーロドルも高くなるので?
3 いずれにしろ短期はともかく皆さんご承知の理由で金の将来は有望でこの流れは当分続くと思うしかない状況ですね。
4 ドイツは空売り規制法制化のようで徹底的にやりますね?マーケット関係者の評判は最悪ですが・・?
これは明らかに4日の雇用統計の内容が労働省からホワイトハウスに筒抜けな証拠だね?
酷いもんだ・・日本はここまでのことはない。
政治家も官僚もお互いに牽制しあってるしつまらぬことであらぬ批判を受けたくないからほとんどこういうことはないと思う?
事前に知ったからといってたいしたこともない。
この雇用統計は昨年ガラガラポンしていて統計の連続性にも疑問があるし、大きく後で改定されることもしばしばある酷い?ものだ。
とにかく今回の雇用統計は良い内容ということだ。
仮に予想外の悪化なら悲劇?というか
喜劇?