亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

価格見通し下方修正

2012年03月30日 23時51分41秒 | 金市場
金価格の見通しについて、昨日はゴールドマンサックスが比較的強気見通しを維持という発表をしたことを、ここに取り上げたが、本日はUBS。こちらは2012年の見通しをこれまでの2050ドルから1680ドルへと18%も引き下げた。米国の景気の回復傾向は続き、追加緩和策(QEⅢ)への期待は後退し、金は売られるというもの。それなら足元で既にそうした売りは出ていることになる。

昨日も引き続き目立った材料のない中で、期末要因から来る継続的な売り物に値を消すという展開となった。ただし先物市場での売りに一巡感は出ているので、1日の安値を記録したあとは買い戻しの動きが優勢となった。しかし、市場全般に26日の上値トライという状況の中で1700ドルを突破できなかったことが、相場の勢いを削ぐような形となり、不発に終わることになった。1630~1680ドルのレンジ相場入り。

本日は松山から東京に戻り、一度身軽にしたうえで赤坂のラジオNikkeiのスタジオに。20時からの生放送、「ちょっぴりオトナのマネー&マーケット」という番組に。最近はラジオのハードを持っていなくともネットで聞けるので便利になった。しかも、ポッドキャストといっていつでも聞きたいときに聞けるので便利。今夜の番組は放送枠の30分の前後に、Uストリームで放送前に15分、放送後に(オマケの)10分程度の番組も流しており、その枠は比較的ざっくばらんに何でも話せるという感じで楽しかった。岸田さんというラジオNikkeiの女性記者と平林さんという女性公認会計士のお二人がパーソナリティで掛け合いの会話で進行していくというスタイル。岸田さんは、かなり幅広く金融の知識がある人で、話の要所を次々押さえてくるのでテンポもよくメリハリが利いた内容になっているのではと思った。・・でありながら打ち解けた雰囲気で楽しい番組だった。

http://market.radionikkei.jp/otonamoney/




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