本日は福岡で取引所関係の研修会の講師ということで話をさせてもらった。UBS証券のアナリストで原油に詳しい伊藤さんとは、こうした折に顔を合わせる機会が多いのだが、約半年ぶりに話す機会があった。今年の3月証券業協会関西支部の催しもので会ったときは夏場に原油は150ドルという予想で、以前からどちらかというと控え目な予想を立てる人だったので、正直言ってその時は驚いた。これは3月16日にここにも書いた経緯がある。その後の展開はご存じの通りだが、今朝話したところでは「原油は完全に需給が崩れています」「100ドルは割れて年内70ドルでしょう」ということだった。皆さんの前でこのように話されているのかわからないが、とにかくそういう見立て。このところ、いろんな市場を見ていて感じる“カネ詰まり”をまた感じてしまった。
書き込みにもあったが、ファニー・メイ、フレディ・マックの処理方法がかなり煮詰まってきている様子。明日にも発表されるという見通し。その内容の市場の受け止め方によってはドル相場を中心に混乱の可能性があるため、実行の方法を含めあらゆるシミュレーションを検討しているのだろう。傷んだ資産を損切りし、不足の資金は市場から調達、それができなければ公的資金で賄い、トップの経営責任を問うという流れは変わらない。
書き込みにもあったが、ファニー・メイ、フレディ・マックの処理方法がかなり煮詰まってきている様子。明日にも発表されるという見通し。その内容の市場の受け止め方によってはドル相場を中心に混乱の可能性があるため、実行の方法を含めあらゆるシミュレーションを検討しているのだろう。傷んだ資産を損切りし、不足の資金は市場から調達、それができなければ公的資金で賄い、トップの経営責任を問うという流れは変わらない。
2006年春、金価格が700ドル超から550ドルに墜落してる頃、原油が恒常的に80ドル超になったら世界経済はどんなに悲惨な事になるんだろうと気を揉んでいた事を思い出します。
原油が70ドルになったら「壮大なる行って来い」やな~と感じるでしょうね。
*コメントを深謝。「ゼロサムでない」「ガソリン市場で値上がりすると、「買い方」は儲かります。「売り方」は現物を保有する会社がヘッジで売っている場合が多いので、ヘッジする側は値上がり分の利が消えただけで痛くはない。ガソリン消費者が「買い方」に貢いでいることになる。」と。金言です。
*思い。商品先物、通貨先物、株式先物、国債(債券)先物は 今後益々隆盛一途になると確信。理由。レオメラッドが米国で開発して100年の歴史。原油でいえば、9月時点で「来年1月の先物が110ドル」であったとする。「買い方は来年1月になったら、150ドルに値上がりすると思う」と、今現在9月での売買は「買い方」は「先物1月限を110で買い、「売り方」は110で売る(「売り方」はすでに110で現物を手にしている)。来年の1月が到来して、実際は150になっていた。売り方は、「受け渡し」で現物を110ドルを引き渡せばよい。*ヘッジする側は値上がり分の利が消えただけで痛くはない。ガソリン消費者が「買い方」に貢いでいることになる。」と。金言です。
*「6ケ月先は値段は150になる」ということが、今(あらかじめ)「わかる」「想像するので」「対処したい」「なんとかならんか」という皆の願望にそって、「そういう制度があればいいなあ」、で、できたのが、通貨の先物であり、国債の先物なんだ。(レオメラッド、ミルトン・フリードマン・シカゴ大学教授)。ヘッジ機能だ。
*6ケ月たった。1月になった。当限に回った。納会での「受け渡し」。150値段での受け渡しだ。現物市場の値段がすでに150ドル近辺であり、「受け渡し値段」は「現物市場価格」に収斂していく。先物価格は、先行指標価格となっていた。「6ケ月先には6ケ月たてば、現物価格になる」という性格をもっている。
*現実は、売買数量でいえば、99%の売買数量が、6ケ月以内に「反対売買」で決済される。1%だけが納会での「受け渡し」の玉として残る。99%の玉が、あえなく、強者によって 決済される。証拠金不足などの、勝手な理由をつけて 預かり金を奪って、強制決済してしまう。99%が「ゼロサム」で強制決済だ。「勝者数」は1%であり、99%は「敗者数」だ。「先物価格の存在理由」は小生には痛いほど全く良くわかる。先物市場は益々発展する。だがしかし、金のレバレッジの30倍は、よくよく、認識しないとやられる。手付け300万円で30枚で9900万円現物。3300円が2700円で2割下げの600円の値下がり、1枚で60万円の損 30枚ならば1800万円の損失だ。わかっていたんだけどなあ。やっぱり、甘くみていたんだ。今度こそ。気をつける。
*金の場合は値幅制限がありますが、Fxに値幅制限がない。(ストップ制度がない)。
*Toshiさん[2005年12月先物会社がずいぶん損害を被った。払えなくなった個人がずいぶんいて訴訟の件数も多かった。]
*小生は週足をみる。「たったの1週間で15%の下落」「2005/12/12 2155→1834 321円の下落。「たったの1週間で32万円が下落」、30枚ならば、900万円の損失が確定。/// 今回は「7週で18%の下落」。2008/7/22 3340 →2731 609 円が下落 7週で60万円が下落。30枚ならば、1800万円の損失が確定。
*「前回はたったの1週間で15%の下落」だから、「買い方は「逃げられず」「強制手仕舞い」されても「足が出た」。払えなくなった個人がずいぶんいた」のは納得できる。「今回は7週間ありジワリジワリで、個人は追証6回分は日柄でやりくりして差し出してきている。」
*前回で「足が出て、払わない個人はどうなったか」、払わない個人には、「取立てには、裁判しか方法がない」。「取り立て訴訟の件数が多かった」は納得。
*Toshiさん「私も今回は結構まともに食らいました。地獄まで付き合うつもりです」。うらやましいかぎり。1年後の現物価格は4000円です。10月になれば、先物価格で、(「先物価格」は「現物価格」の「先取り」ですので)4000円という値段の「場が建つ価格」が出現するでしょう。(「売り方」は、「既に今の値段で」、「現物を仕込む」ので、先物で、「今の価格で売りヘッジする」のだから、「現物価格の上昇」なのであって、「先物価格が上昇」しても「売りヘッジの損金」は相殺されるので、痛くもかゆくもない。)
*Toshiさん「大きく振り回されると たいていの個人は振り落とされる。現物だとほっとけばよい」「先物の要諦は、暴落をまともに食わないこと、とわかっているつもりなのですが」金言。名言です。今の小生の胸にジーンときます。
*男子ならば、ひとたび先物市場に足をつっこんだら、辞められません。「来年1月の現物価格を70ドルにかけるか150ドルにかけるか」、なんて、おもしろい世界だ!!!、有り金はたいて!!! やるか、ハッタ!!! キッタ!!!パチンコの世界 馬の世界よりも、巨大にして壮絶なスケールが大きい世界の出現。
*「来年1月には現物価格は70ドルだから先物価格も70ドルに収斂する」と想定する人は「今提示の、「先K氏「原油は70ドルに!?」を拝謁して、感想
物の来年1月限110ドル」を「売り110 ドル」で「売り建てる」、それに対して「来年1月には現物価格は150ドルになっているから先物価格も150ドルに収斂する」と想定する人は、現在の今提示の「先物1月限」の値段110ドルを「買い110ドル」の注文を出して「買い建てる」。「売り」と「買い」で「売買が成立」する。さてさて、6ケ月後がおとづれる、1月になった。さてさて、実勢価格(現物価格)がどうか、現物価格で納会では「反対売買決済」か「受け渡し決済」かどちらかで決着する。1.そのとき現物価格が70ドルになっていたらどうか。「売り方の勝ち」だ、売り方は110-70=40ドルを「買い方」からもらえる。「買い方」は40ドル払う。 2.現物価格が150ドルになっていたらどうか。「買い方」は40ドルもらえる。「売り方」は40ドル払う。反対売買方式が99%であり、これはゼロサムの決済。1%が「受け渡しの決済」だ。世界は通貨先物で1日に300兆円が、「売った買った」をしている。国債市場でも1日に*兆円。デリバティブ残高7京円が日々に「張った」「切った」をする。
*有り金 はたいてレバレッジ30倍の世界で、ボラティリティ抜群の世界で、1日で、元金が倍になったり、元金がゼロ円になったりする世界の出現だ。「チョウ」か 「ハン」かにかける。「恐ろしい世界の出現」ととるか。「おもしろい世界の出現」ととるか。男なら、やめられない。
税金負担が数兆円で済むんなら、こんな大騒ぎになりますか?
ところで原油70ドル、デフレ不況で一番困るのは、一般国民ではなく、産油国と巨大財閥でしょう。
貧乏人の下げしろは知れているが、金持ちの下げしろは限りなく大きい。
ブッシュさんの今までの政治を見ていれば、その可能性はかなり低いと思いますね。
実際、グルジア紛争とか、きな臭いニュースがタイミングよく出てきました。
これ以上はあまり書きたくないですが…
*日経の記事をみました。日経をホームページをさがしても見当たらず、「国際」の中で、以下を発見。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080907AT2M0602H06092008.html
投稿欄に「貼り付け」ができるのですね。私もやってみました。感嘆、感心。便利すぎる。
*9月6日の「htto://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080906,,,,,,
なども拝見。便利だ。凄い武器だ。
*便利な世の中になった。コンピューター社会は「凄い変革の社会」を生みだした。
*ヘリコプターさん「月曜日 米国債やドルや商品市場にどういう影響をおよぼすか」とのコメントのみ。暴落か暴騰か。神のみぞ知るか。
某ワタクシの知合いの方が会食の席で某ノーベル賞受賞者のえらい方(もちろん理系のほう)と隣り合わせになったそうです。で、その偉い方が「金融工学とはなんですか?」という質問をぶつけてこられたそうです。でワタクシの知合いの方はいろいろ最近の証券化商品の例とかサブプライムの事例とか引きながら説明をしたそうですが、最後に相手のえらい方が納得して
「それは我々の世界で言う工学とは違う。いわゆるWishful Thinking(希望的観測)の積み重ねに近いですね」
と(にこにこしながら)おっしゃったそうです。
これって、真を突いてませんかね?私は真を突いていると思いましたが?さてさて
この度の暴落で、明日、全てを投げで失います。全て決済しても、未だ請求が来るそうです。
ですから、明日、「ドル相場を中心に混乱」と言うのが怖くて仕方ありません。
今の時点で2000万円マイナス。請求分はどうやってはらおう・・・。
素直に現物を買っていれば、こんな事にはならなかったのに。と、後悔と、自責の念で一杯です。
あるいは一部投げで済んでいればいいのですが。
3年前は一日5ドル動いただけで、いやぁ動いたなぁというくらいのんびりしてた金市場ですが、もうすっかり変わってしまいましたよね。
2年くらい前までは東京金ではデイトレはできないというのが常識でしたし。
現物先物両方やりますが、あくまで先物は遊びのミニです。本業あるのにここまで動く相場できないですし。
世の中ばくち好きでどうしようもない人もいますが、そうでなければ普通の人は先物はやるものではないですよね。
ご愁傷様です。。。。