本日は夕刻16時30分からのラジオNIKKEI「マーケット・トレンドPLUS」にスタジオ出演だった。
いつもの大橋ひろこ嬢との掛け合いの15分。
本日は、その後に別件の約束が入っており、そのままメールチェックができないまま、20時半頃帰宅。いつものようにマーケットチェックと各種連絡事項のチェックで、今回も遅れると思っていたワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の需給統計の連絡が来ており、あれれれ・・・と。
で、内容を見て、さらに驚いた。
なんと7~9月期に続き、2四半期連続で中央銀行セクターが大量買いを入れていたことが判明という内容だった。Q3(7~9月期)の445.1トンに続き、Q4(10~12月期)もさらに417トン買い増し、通年で1136トンと1967年に次いで2番目の規模にまで膨らんだとしている。ただしQ3に次いで今回も購入国が不明。金準備積み増しの理由が、地政学要因による不確実性への対応とインフレ対応となっている。
この公的購入が膨らんだ結果、2022年通年の金需要は前年比18%増の4741トンとなっている。
このレポート内容を知らずに夕刻の生番組でいろいろ話したが、高値警戒感から1900ドル台前半で上値の重いNY金は、昨日書いたように「懐疑の中で育つ」パターンと捉えており、早晩2000ドル突破を見込むとした。
・・・で帰宅後にレートチェックしたら1900ドル割れ寸前まで売られていた。ところが簡単に更新しておこうと、この一文を書いている間に急反発し、現在プラス圏に浮上というボラタイルな展開となっている。
FOMC初日から何やら不穏な値動きとなっている。