おととい、足下のユーロ高には「強いユーロ政策」の側面ありということを書いたが、その際に経済面はともかく統治(政治)面はそう簡単ではないとした。その政治面の話し合いに一応のメドが経ったのが現地時間昨日(23日)の早朝のこと。05年のフランス、オランダの国民投票で批准を否決され、宙に浮く形になっていた「EU憲法条約」が「改革条約」と名を替え徹夜の話し合いで合意を見た。この合意のポイントは、経済統合体の側面が強いEUにとって政治的な代表性を持つ第一歩が踏み出されたという点にある。統合体としてのEUの力が強まるほどに、各加盟国の政治的独立性が薄まるという意識がそれぞれの国に根強くあり、小国ほどそれが強いとされる。そのあたりに配慮して、表現を換えたり、中身を緩めたりという調整はされたものの、骨子は以前の内容がそのまま引き継がれているようだ。
思うに約40の分野と制限は設けられたものの、意思決定が全会一致から多数決制に移行したことは、統合の理想論にとらわれていたEUが、現実対応に向けてさらに歩みを進めるという面で、大きな一歩ということ。さらにヨーロッパは要注目の地域になった。それにしても合意の裏方としてサルコジ(仏新大統領)の働きが評価されており、これから“欧州の顔”のひとりになるのは間違いなしということに。これから大統領選挙に向かう米国は国際政治の舞台ではプレゼンスが落ちると思われるので、その間に欧州の結束が強まれば、これはさらに通貨にも反映されるということになるのではないか。そもそも、一夜で合意とは思われていなかったので、材料出尽くしということもあるまい。
ベア・スターンズ傘下のヘッジファンドの破たんの話は、その内容の詳細が明らかになっていない点が問題であって、明らかになるにつれ影響は一巡するのではないだろうか。
思うに約40の分野と制限は設けられたものの、意思決定が全会一致から多数決制に移行したことは、統合の理想論にとらわれていたEUが、現実対応に向けてさらに歩みを進めるという面で、大きな一歩ということ。さらにヨーロッパは要注目の地域になった。それにしても合意の裏方としてサルコジ(仏新大統領)の働きが評価されており、これから“欧州の顔”のひとりになるのは間違いなしということに。これから大統領選挙に向かう米国は国際政治の舞台ではプレゼンスが落ちると思われるので、その間に欧州の結束が強まれば、これはさらに通貨にも反映されるということになるのではないか。そもそも、一夜で合意とは思われていなかったので、材料出尽くしということもあるまい。
ベア・スターンズ傘下のヘッジファンドの破たんの話は、その内容の詳細が明らかになっていない点が問題であって、明らかになるにつれ影響は一巡するのではないだろうか。
BISは、24日公表の2006年版年報で、円キャリー取引について「急激な円安」との関係を指摘。読売新聞のネットでは「取引の自制を市場参加者に求めた」としている。
これで日銀の利上げ環境が一段と進んだと言えるのでしょうか。そうすると株は?金は? 利上げの時期が問題なんでしょうけど。
むしろユーロ高・ドル安に注目して「金地金」のポジション上げたくなりました。
昨年秋に2番底つけた点が気にかかりますけれど…
証券会社のお兄さんは「いいです、いいです」と言ってユーロ株投信勧めましたけどお断りしてしまいました。
「長年コツコツ貯めてきた大切なお金を何故外国に投資するのヨ!」とすごんでしまいました。
私の甥は機械メーカーにお勤めしています。
不況の時は朝早くから夜も更けるまで働いてもお給料も上がらずボーナスもスズメの涙でした。疲れた顔見ると可哀想でした。
でも円安の今、賃金も上がりヨーロッパとか中国とかに出張してイキイキ働いてます。
もう、これで良い。後は「今時の若者」が頑張ってくれるんじゃないかしら?と思ってます。
私はゴールドなど撫ぜ撫ぜして「きっと、そのうち700ドル」の夢を見て過ごします。
「小さな愛犬家」さん、勉強熱心は何よりですね。ただ、日々のニュースは1週間、半月、1ヵ月後、そのニュースに接した際に自分の感じたことを忘れずに、その後の世の中の事態を見守り、反芻してみましょう。きっと得られるものがあるハズ!!