市場の関心はもっぱらGMの破産法申請に対する株式など市場の反応。東京などは悪材料出尽くしと捉え上昇しているので、場況は「織り込み済み」と伝えている。個人的には米国の追加支援の規模がどの程度になるのか興味があった。オバマ政権は、当初は必ずしも国有化には前向きではなかった。止むに止まれぬ選択ということだろう。結局米国の追加支援策の規模は301億ドルの出資となった。これで合衆国政府は新生GMの60%の大株主となる。ここまでの米政府の支援額が200億ドルなので合計支援額は500億ドルとなる。ここまでのつなぎ融資はブッシュ政権の時代に例のTARP、金融安定化資金から出していたはず。今や何でも来い!の政府の財布になっている。政府自体がGM経営の当事者となったことで、ズルズルと支援額が膨らむと財政への圧迫要因となり、米国債相場の悪材料となる。もちろん米国政府は「追加支援の予定はない」としている。GMは債務を切り捨て身軽になって再生を図るが、結局売れる車(商品)をどれだけ持っていて、さらに作ることができるかに掛かってくる。しかし、そこまで政府は面倒は見られまい。
さらに、GM問題を別の角度から捉えるならば、世界最大の自動車企業の(強制力を持たせた)バランスシート調整ということになる。早い話が、経済にとっては縮小の話なのだ。米国は産業界も個人も過剰債務の清算に乗り出しており、デフレ傾向の強い流れとなる。
そういえば米4月の個人消費支出が発表されたが、こちらはマイナス0.3%(3月)、マイナス0.1%(4月)と2ヵ月連続のマイナスとなった。目立つのは貯蓄率の上昇で5.7%と14年ぶりの水準となっていた。2月4.1%、3月4.5%と時間を追って改善されて来ているが、これも個人消費が落ち込む背景となっている。
デフレの様相を深める経済とそれを阻止しようとする中銀の拡大政策。この場合、中銀(FRB)は不退転の意志でことを進めている。Printing money政策なのだ。
さらに、GM問題を別の角度から捉えるならば、世界最大の自動車企業の(強制力を持たせた)バランスシート調整ということになる。早い話が、経済にとっては縮小の話なのだ。米国は産業界も個人も過剰債務の清算に乗り出しており、デフレ傾向の強い流れとなる。
そういえば米4月の個人消費支出が発表されたが、こちらはマイナス0.3%(3月)、マイナス0.1%(4月)と2ヵ月連続のマイナスとなった。目立つのは貯蓄率の上昇で5.7%と14年ぶりの水準となっていた。2月4.1%、3月4.5%と時間を追って改善されて来ているが、これも個人消費が落ち込む背景となっている。
デフレの様相を深める経済とそれを阻止しようとする中銀の拡大政策。この場合、中銀(FRB)は不退転の意志でことを進めている。Printing money政策なのだ。
単なるワタシの素人の予感なので、気になさらないでもいいですが…。
(プロの方々は周知されていると思いますが)今までの経緯を見ると、今度は通貨が大変な事になりそうな気がして…。
今日はただそれだけです。おやすみなさ~い
m(__)m
カーに構成部品を発注している。特に日系企
業への依存度は飛びぬけている。デンソー、
アイシン、NTN、ヨロズ、曙ブレーキ、そして
数多くの金型メーカー。何のことはない、GMは
デザインだけを行って、あとは外の企業に発注
しているだけ。そんな企業が生き延びてきたの
は、日本が自主規制という武士の情けを掛けて
やったからにすぎない。
今後GMは、車のダウンサイジングをせざる
を得ないが、それは日系のお家芸。GMは益々
日系企業の助けを必要としていく。GM破綻は
研究開発を放棄した企業の成れの果てであり、
日本勢にとっては、今後特需を予感させる
グッドニュースであろう。
GM破綻は支持率対策なのが何となく垣間見えます。
実際は対中国の方が余程重要なのでしょうね。実際に何も出てこないようです。
このまま何の発表もせず、いつものように日本素通りして帰るのかな?
お伺いたてにでも行ってきたんでしょう……。
パワーバランスからみて、妥当な措置かと考えています。