あまり連動性の高くない原油と金がいっしょに動いているのが、ここ一両日の特徴と言えるが、何ゆえ急に連動性を高めたのか。キーワードというほどのこともないけれど、言葉を示せば「インフレなき成長」ということ。例えば先週、6月の米小売売上高が予想外に良好な内容となるなか、CPI(消費者物価)の数値は予想より低かった。景気の良さにはインフレが付いて回るが、それが沈静化しているとデータで示されたことから、インフレ無き成長という理想的な経済の姿が浮き彫りになり、期待から金売りの材料となった。こうした環境のなかでの特徴は、インフレ無き成長をイメージさせる原油(あるいはエネルギー)価格の下落は、金価格の売り材料として作用すること。つまり当面、ドル建て金価格は原油相場との連動性を高めることになりそうだ。足元で原油の急落とともに一部のファンドの手仕舞い売りが進んだようだが、今週、ドル建て金価格が売り圧力に晒された理由のひとつは、こうしたことによると見られる。
話は変わるが、LME(ロンドン金属取引所)ではニッケルの取引に規制が掛けられるという。すでに価格は年始から2倍になっているが、そこでもたれた大量のショート(空売り)が締め上げられている見られる(決済に向けた買いが、さらに価格を押し上げてしまう)。
話は変わるが、LME(ロンドン金属取引所)ではニッケルの取引に規制が掛けられるという。すでに価格は年始から2倍になっているが、そこでもたれた大量のショート(空売り)が締め上げられている見られる(決済に向けた買いが、さらに価格を押し上げてしまう)。
ありがとうございました。
ある条件下で連動性が高まるということです。端的には、価格の上昇が経済に与える影響の度合いですが、具体的にはそれで米国経済はどうなるのかという点に集約されます。上昇しても、大過なくそれをこなせるのであれば、金価格は反応しません。現実に起きなくても、それが予見できれば価格は反応します。
やりにくいですね。
ファンダメンタルは変わっていないけど、テクニカル的にはよくない雰囲気です。
最後の買い場と思えるのですが、チャートを見れば明らかなように何度かあった高値を抜けきれず力不足は否めません。
このまま下がると、プログラム売買中心の投資中心の現状では月単位、場合によっては年単位の調整もありえます。
中東戦争を考えることは大地震を思うことと基本的に変わらないことを思えば、やはりもうしばらくの我慢が必要になってくるのかもしれません。
株価のチャートがすこぶる良くなってきています。
現状では株価の上昇は社会格差をさらに拡大させかねません。
株主至上主義の弊害を米で見ながら、それを日本で繰り返す愚は避けて欲しいのですが、そうなって欲しくない方向に行くのかもしれません。
為替もこのままユーロを買っていいのかと問うているようにも感じられます。
例えば、アメリカに代わってのフランス主導によるUNのレバノン派兵が頓挫すればどうなるかわかりません。
アメリカのやれるもんならやってみな、みたいな雰囲気が感じられます。
大体、イスラエル相手にフランスがどれほどの影響力を与えられるか読めません。
こんな状況にドルに回帰(ユーロ下落)するようになれば、さらに・・・さて、どうなることか・・・?
日々の値動きは異なるにしても(最近は連動しているとのことですが)、最近の雑誌などで原油価格:金価格の比率から金は割安と言う記事を目にしたりします。
70年代、80年代の値動きはよく知りませんが、歴史的に原油高騰を金でヘッジと聞いたりもしますし、中長期ではインフレという点では理解できるのですが、その関連がよくわからないのですが。