増殖中

先週は和歌山へ行ったが、小さな田舎町にも「ネット・カフェ」なるものがあり驚いた。利用するには入会金（350円だった）を払い会員になる必要があったが、試しに入ってみた。入ってみて分かったのは（自分は遅れてるんだろうか・・・知らなかった）ネットを通しての対戦ゲームにワカモノが熱中していた。仲間内や知らない者同士で対戦でもやるのかＰＣがズラリと並んだディーリングルームのようなオープンスペースの部屋から、ＰＣに大き目のチェアの個室まで、部屋もいろいろあってフリードリンク。見ればYAHOO!BBのロゴがあった。当初の30分が250円で後は15分ごとに100円の課金、3時間で1000円や5時間で○○円（忘れた！）というセットメニューも。店を出るときに精算するのだが、何と！！こんなところにもEdyが！申告の上すかさず携帯を当ててチャリン！したが（ははは）、正直驚いた。普及は、まだまだ都市部でのことだと思っていたからねぇ。

首都圏では来年３月からSuicaが地下鉄や私鉄との相互利用が始まるというから、これは便利になる。

とにかく電車に乗るのにカードをあれこれ用意したり財布がカードだらけでパンパンになるのを何とかしたくて携帯を替えたのだが、複数のカードの機能が1台の携帯で済むというのも魅力だわ（セキュリティの問題がますます重要になるけど）。そうそう、帰りは関空へ回ったのだけれど、なんとSuicaがＪＲ西日本管内で使えた。向こうのIcoca（イコカ）もＪＲ東日本管内で使えるとのことで、まぁ考えてみれば当たり前の話なんだが、これも便利だ。（どんどん思い出すが）行きの羽田第１ターミナル（ＪＡＬ側の施設）での搭乗ゲート近くの売店。Edyは無いだろうと思って探したら、あった！反対側の第２ターミナル（ＡＮＡ側）にＩＣポケット（ＪＡＬ版Edy）の端末はあるんだろうか（無さそうだね）？

しかし今や電子マネーの世界は、先行するEdyと、追い付こうとするSuicaが２大勢力らしいが、多くの人が受け入れさえすれば通貨というものは成立してしまうものだと、なるほど、なるほどと改めて考えてしまう。数年前からこの「電子マネー」は研究対象になっているが、実用段階に入ったいま、どんどん自己増殖しているイメージだね。互換性を持つと、いずれ金融政策上も無視できない存在になりそうだ。実際貨幣の流通量に影響を与えているといったニュースも目にしたように思うが、直接的な影響としてはそういうことだろう。電子マネーの信用リスクという面で、結局話は「金」に落ちてくるというわけ。

そのうち「びょーいんでも！！、Suicaが使えます！！」、とか「税金をEdyで払ったぜ！」、「甲子園ではIcocaを！！」とかなるのかね？税金はないか・・・。