亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

米雇用は急ブレーキ

2005年06月03日 23時34分44秒 | 金融市場の話題
(23:34)本日の夕方に執筆し配信された住友ゴールドニュース(第148話 EU憲法条約の否決) の最後で日本時間の今夜発表予定の米雇用統計に注目とした。数値が悪いと荒れる可能性ありと・・。結果が先ほど出ている。やはり悪かった。5月の非農業部門の雇用者数の伸びは予想の半分にも満たない7万8千人。破格に良かった4月の数値が27万4千人だったので急減してしまった。落ちるであろうとは、米民間調査機関の発表で5月の予定解雇者数が42%増加というデータを見ていたので減るだろうな、と。もともと“振れ”の大きいデータだけに、これで一喜一憂するのも問題だけど、あれだけ「心配ない、上振れこそ心配」などと言われていただけに、やっぱり材料になるね。株は下げ気味、ドルも売られドル円は107円60銭くらい、金は続伸、原油など54ドル近辺になっている。原油といえば、NYではここ2週ばかりファンドはネットショートつまり売り越していた。それでも46ドル台までしか下がらず、今は切り返し54ドル近辺。また注目を集めそうだ。気を付けないといけないのは、ファンドが投資銀行を通して買っている場合、「商業筋」でカウントされる場合があり、ホントにショートなのかどうかわからん、ということ。

住友ゴールドニュース
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