クリスマス・セール完敗

国内の大手デパートやスーパーが年末から早くも前倒しのバーゲンを始めたというニュースを今朝見た。海の向こうでも値引きに加え24時間営業などあの手この手の営業努力にもかかわらず年末商戦は、やはりマイナスとなったようだ。マスターカードの調べによるデータが発表されていたが、米国の11月の小売売上は前年比マイナス2.5％、クリスマスまでの12月は同じく４%のマイナスとなったという。自動車とガソリンを除外したデータだが、ガソリンを加えると12月はマイナス8%となる。日本国にでもガソリンの値下がりが急だが、米国でも同じ。業界アナリストの予想はマイナス１％から楽観的なものはプラス2.2％とされていた（WSJ、ウォール・ストリート・ジャーナル紙）とのことで、落差はやはり大きい。

もっとも落ちたのは高額品で前年のプラス7.5%からマイナス21.1%となっていた。これにジュエリーを加えると34.5％のマイナスとなる。7-9月期の金需要で米国の宝飾需要の落ち込みが目立ったが、足元でさらに落ちているということになる。予想はされていたが、やはり金も投資需要の伸びがカギを握ることになる。昨年はユーロ高もあってNYなどの高額品の店舗はヨーロッパからの買い物ツァー客で賑わっていたが、それも様変わりしてしまったということ。米国では年明けとともに、小売業界の本格的な人員整理や経営難の話が浮上しそうな雲行き。米国での消費者物価（CPI）の動向も気になってきた。デフレの嵐が近づいている。

春を思わせるような気団が、夜半の突風とともに真冬の気団に入れ替わり、このボラの高さは何だ！という感じ。気候まで落差が大きいのだ。本日は事務所（自称「中野村」）を挙げての内輪の忘年会。郊外（？）の久我山まで繰り出すことに。みなさんも風邪などひきませんように。