マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

今年最後のお花見

2007年04月17日 23時59分54秒 | スタッフのブログ
 こんばんは。歯科衛生士の横田奈生子です。

 先週、患者様のお宅におじゃませていただきました。
80代のおばあちゃんで、歯も20本以上残されております
治療に来られたときに、「お庭に桜の木があって、今満開でとてもきれいだからよかったら遊びにおいで。」とお誘いいただき、早速おじゃまさせていただきました

 立派な桜の木で、お庭も素敵でした。残念ながら、私が行ったときには散り始めていて、満開の桜は見れなかったのですが、桜吹雪が本当の雪のようで、足元は桜のじゅうたんでした

 仕事の疲れも吹っ飛んだくらい、よい時間を過ごせました。ありがとうございました

 その方は、脳梗塞をされて、しばらく歯医者への通院をお休みされていたのですが、見事に復帰され、こちらまで歩いて通えるようにまでなりました。復帰された当初来られた時は、お口の中の状態も悪化しており、歩きにくいとおっしゃっていました。でも、とても前向きな姿勢で治療にも食事改善にも取り組んでいただき、お口の環境もだんだんと良くなってきています。それと同時に足の調子もよくなり、「ここまで30分以上かかって歩いて来ていたのが、20分で来れるようになったのよ!!」と喜びの報告をいただきました。
 今は月に1回、歯槽膿漏の管理に来られています。おしゃべりが大好きで、毎回旅のお話や、歴史のお話、趣味のお話などをしてくださり、いつもこちらが元気をいただいています。
 当院に通うようになってからずっと玄米を続けておられます。そして趣味の日本画もまた始める事ができ、毎日楽しく過ごされているようです。患者様がどんどん健康になっていく姿を見るのは大変うれしいですし、また明日からがんばろうというやる気にも繋がります

 歯槽膿漏の治療はただ歯の周りのお掃除をしたり、ブラシの練習をしたりするだけでは改善してきません。患者様の毎日のお食事内容やお仕事の内容、生活パターン、体の事などを細かく把握し、どこに問題があるかを患者様と一緒になって探していくことも大切な治療の内の一つです。ときどき治療そっちのけで、お話をしていることもあります…
 ただ歯を削ったり、痛い思いをしに行くというのでは何か暗ーい気持ちになってしまうと思うんです。そうではなく、そこには健康へつながるヒントがあったり、また全身の健康管理をしてくれるところであったり、ときには日ごろの鬱憤を晴らす場所であったり。。。皆さんにそんな風に思っていただけるような空間作りを目指したいです。
                       



表情が違っていて・・・。

2007年04月17日 23時59分49秒 | 庵主の日記
この日曜日に開催された正食クッキングスクールの岡田校長先生をお迎えしての料理教室で、久しぶりにお会いしたあの方やあの方・・・。

お顔が険しくなっていて、少し悲しかったです。

正食の理を料るということを実践できていらっしゃるのかしら?
とっても窮屈そうで、声もかけにくかったです。

もし、私かなって思ってくださったら、是非食の見直しをなさってください。

きっと、以前のニコニコ顔がよみがえってきますよ。



自律神経免疫療法&マイクロスコープ根管治療

2007年04月17日 18時11分41秒 | 庵主の日記
主人が15日・16日で東京に自律神経免疫療法の症例発表に行ってきました。
ここ3年ほど、院長がボランティアで行ってきた毎週木曜日の<掌のコース>の呼吸法、自律神経免疫療法のまとめです。

自律神経免疫療法に毎週通ってこられる方は、癌やパーキンソン病、リュウマチ、糖尿病などの改善を目的とされています。
その方々の血液のデータや病状の記録、検査データなどをまとめて5症例の発表をしに東京に行ってきました。

お陰さまで、「日本自律神経免疫治療研究会」の会員として認定していただくことができました。安保徹先生や福田先生からもたくさんのお話をしていただいたようで、元気を充電して昨夜帰宅致しました。

また、この夏から始める、顕微鏡による根管治療の権威の先生の元にも行ってきました。頑張りすぎる主人は、食いしばることが多いため、奥歯にクラックが入り忙しさも祟って最近神経を失ってしまいました。丁度、東京に行くというので、その先生の治療を受けてきたのでした。

その先生は、根治専門だそうで全額自費治療だそうです。
お噂では、1本の根治が10万円の費用がかかるという凄腕の先生です。
これも大満足で帰ってきました。
この経験を踏まえ、多くの患者さまの歯を守る一層の学びを頂いたようです。

当院もこの5月から、<完全自費治療>に踏み切ります。
保健医療施設としての登録を外します。
保険の範疇では、当院のレベルの歯を残す治療(重度歯槽膿漏の完全治癒)ができないのが現保険制度(診療報酬制度)で、歯を残そうとすればするほど赤字になってしまうのが現状です。早く混合診療が認められるといいのですが・・・。

患者さまの負担が大きくなるのは事実です。
しかし、「歯を残す」ことにやっぱり拘りたいのです。

私たちは、ただ歯を残すことで満足なのではありません。
お口を通して、健康な体(心)づくりを目指します。

多くの方が歯を大切にする選択をすると、戦争も無くなると思っています。
歯の健康=体の健康=暮らし方の健康=思いの健康=社会の健康=地球の健康。ね、これこそ、マクロビオティック。素敵なことだと思いませんか?

私たちの歯を残すこだわりを是非応援してくださいね。

歯槽膿漏で歯を抜かれると言われたのですが・・・。

2007年04月17日 17時00分18秒 | ブログ内歯科相談
毎日のように歯科相談が入ります。
やっぱり多いのが、タイトルのような「歯を抜く」と言われあわてて相談に来られるケースです。

歯科衛生士は、レントゲンの結果と簡単な検査によりおおよその見当をつけ相談に応じます。
患者さまのお口の中の状態をご説明し、本当に抜かなければならないのか抜かずとも済むのかをお知らせいたします。

歯槽膿漏と診断され、重度の状態でも助かる場合がとても多いです。

カウンセリング担当の私(たま)が、毎日カルテやレントゲン、検査の結果データを見ていますと、自然とこの歯は絶対残るよねぇ~、どうして抜くって言われたんだろう?って思うことばかりに遭遇します。
また、歯槽膿漏を悪化させてしまう根管治療の不具合の多いこと・・・!
新患さまで、この根治がちゃんとできている方を殆ど見ません。
結果、根元で炎症を起こし骨を溶かしてしまっています。
結局、全てやり直しです。
これらを説明する時、患者さまの胸のうちを思うと本当に心が痛みます。

ポケットが深くなるってことは、歯を支えている骨が溶けているということです。
歯根の長さは15㎜もありません。(約13㎜ぐらいです)ですからポケット11㎜とかになると歯根が骨に2㎜刺さっているだけとなりますから当然ぐらぐらです。一般的にポケット8㎜を越えると重度の歯槽膿漏と判定されますが、この段階で殆どの歯医者では抜歯を前提に治療が始まります。

そして、抜歯と聞かされ、たくさんの方があわてて当院に駆け込んでこられるのです。やっと、歯を残さなくてはいけないと気が付かれるのです。

どうぞ、抜歯と聞いたら一度ご相談下さい。
その歯は残せる歯かもしれません。歯を多く残すことは、体の健康にも大きくつながってきます。反対に歯を失くすことは、どんなに優秀な義歯をいれても体の健康は損なわれていきます。

松見歯科の歯科衛生士は、できるだけ歯を残そうとする治療を選択します。また、多くの臨床経験を積み歯を残すための実績もあります。

この夏からは、院長により抜髄後の根管治療専用の顕微鏡を使っての治療も始まりより精密な治療の実現が可能となります。
できるだけ歯を抜かない、削らない治療を実施する中で、私たちが目指す医療に強い武器ができました。

県外からのご来院の場合は、無駄のないスケジュールにより一回のご来院でできるだけ時間を取れるように致しておりますのでご相談下さい。

どうぞ、歯をなくさない治療を選択してください。

■歯科相談

歯科衛生士が、レントゲン、ポケットの審査などでの判定を実施いたします。お問い合わせ下さい。

   
時間  30分
費用  4200円