あさりとセリの散らし寿司
あさりは(寒甘鹹/肝腎脾胃/清熱潤燥)
鶏肉と葱の炒め物
春野菜の吉野煮
豆乳ゼリー葡萄ソース
陰消陽長、立春から立夏までの3ヶ月間。立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨の節季を過ごす春。
陽気が育ち、成長が促進され、万物が芽生え生き生きと育つ『発生』の季節です。
春の特徴は『風ふう』です。風は一年中吹き他の気と一緒になり影響を及ぼすこともありますが、一般的にふんわりした春のイメージですね。
春になると『春一番』が吹き、春の嵐と言葉にもあるように、この時期は風の影響を受けやすくなります。
そして、風は春の外因邪気『風邪ふうじゃ』となります。
中医学の陰陽学説からみると風の邪気『風邪』は陽に属する邪気です(マクロでは陰性です)。軽くよく飛び発散するという特徴があり、身体の上半身を痛めやすくなります。頭痛、めまい、目の充血、鼻づまり、喉の痛み、軽い咳などの症状が見られます。
また、善行の性質により病状が身体のあちらこちらに移り現れ、痒み、痺れなどの症状も現れます。さらに数変の性質により症状が変わりやすく、病気の変化が速いのも特徴です。(風邪から気管支炎・肺炎に変化するなど)
春は五臓のうち、肝の働きが盛んになり、精神、情志、の活動が上昇・発散するので、陽気が上昇しやすい体質の人(暑がり、のぼせなど)は、興奮状態を招きやすくなります。
不眠、鬱病、イライラ、怒りなどの症状に注意しましょう。
肝の働きは、脾の働きを助け消化を促進します。この働きが強くなりすぎると脾の働きも悪くなります。食欲不振、疲れ、無気力などの症状に気をつけましょう。
中国の古典「黄帝内経」には、春の養生として「夜更かしをしてもよいが、朝は早く起きて庭をゆっくり散歩する。身体を締め付けているものがあればゆるめ、身体を伸びやかにして過ごすように心掛ける」とあります。
春は自然界の全てが伸びやかに成長する季節ですので、体内の気も同じようにすることが必要です。ゆったり、のんびり、リラックス。肝の気を整える食養上を心掛けるとともに、脾を養うことにも注意しましょう。
ちょっと途中なのだけれど、とりあえずでUPしちゃいます。
写真は、薬膳なのでノンマクロです。
これからマクロに置き換えていけるようにしていきたいです。
また、時間を見繕ってこの記事を仕上げていきますね。
次は「梅雨の時期の薬膳」をUPする予定です。