マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

中医薬膳ノート1 『春の薬膳』

2008年04月23日 23時25分40秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース


あさりとセリの散らし寿司

あさりは(寒甘鹹/肝腎脾胃/清熱潤燥)



鶏肉と葱の炒め物



春野菜の吉野煮



豆乳ゼリー葡萄ソース


陰消陽長、立春から立夏までの3ヶ月間。立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨の節季を過ごす春。

陽気が育ち、成長が促進され、万物が芽生え生き生きと育つ『発生』の季節です。

春の特徴は『風ふう』です。風は一年中吹き他の気と一緒になり影響を及ぼすこともありますが、一般的にふんわりした春のイメージですね。
春になると『春一番』が吹き、春の嵐と言葉にもあるように、この時期は風の影響を受けやすくなります。

そして、風は春の外因邪気『風邪ふうじゃ』となります。

中医学の陰陽学説からみると風の邪気『風邪』は陽に属する邪気です(マクロでは陰性です)。軽くよく飛び発散するという特徴があり、身体の上半身を痛めやすくなります。頭痛、めまい、目の充血、鼻づまり、喉の痛み、軽い咳などの症状が見られます。
また、善行の性質により病状が身体のあちらこちらに移り現れ、痒み、痺れなどの症状も現れます。さらに数変の性質により症状が変わりやすく、病気の変化が速いのも特徴です。(風邪から気管支炎・肺炎に変化するなど)

春は五臓のうち、肝の働きが盛んになり、精神、情志、の活動が上昇・発散するので、陽気が上昇しやすい体質の人(暑がり、のぼせなど)は、興奮状態を招きやすくなります。
不眠、鬱病、イライラ、怒りなどの症状に注意しましょう。

肝の働きは、脾の働きを助け消化を促進します。この働きが強くなりすぎると脾の働きも悪くなります。食欲不振、疲れ、無気力などの症状に気をつけましょう。

中国の古典「黄帝内経」には、春の養生として「夜更かしをしてもよいが、朝は早く起きて庭をゆっくり散歩する。身体を締め付けているものがあればゆるめ、身体を伸びやかにして過ごすように心掛ける」とあります。

春は自然界の全てが伸びやかに成長する季節ですので、体内の気も同じようにすることが必要です。ゆったり、のんびり、リラックス。肝の気を整える食養上を心掛けるとともに、脾を養うことにも注意しましょう。




ちょっと途中なのだけれど、とりあえずでUPしちゃいます。
写真は、薬膳なのでノンマクロです。
これからマクロに置き換えていけるようにしていきたいです。
また、時間を見繕ってこの記事を仕上げていきますね。
次は「梅雨の時期の薬膳」をUPする予定です。















讃岐MI塾<まなびまくろ>の会、第2回開催しました。

2008年04月23日 22時34分09秒 | スタッフ講座マクロ日和&なごみCafe
今日は、倫理法人会のモーニングセミナーの講師として観音寺のかんぽの宿にてあさ6時前から食のお話をしてきました。
実は、私も高松南倫理法人会の会員で、代表幹事をしているのではありますが、食養相談のメールへのお返事や食改善実施中の方への経過確認、食箋の作成など、どうしても昼間の仕事を終え家事を済ませてからのことになり、毎日夜中仕事となり毎週木曜日の早朝セミナーに行くのが滞り、できの悪い幹事なのではありますが、いつも回りの皆さんは本当にお人柄のよい人ばかりで、一つも責められることなく、たま~に顔を出しますとニコニコと暖かく出迎えてくださいます。
そんな皆さんに恩返しとばかり、高松からはちょっと遠いのですが、観音寺の支部にお邪魔してお話をしてまいりました。

そして、終わるやいなやとんぼ返りで帰宅。

今日は、先月からスタートすることが出来た<まなびまくろ>の勉強会の日です。
あわてて準備をして、皆さんのご来庵をお待ちいたしました。
10人のご参加を頂き、みなさん真剣なお勉強会を持つことが出来て本当にうれしいデス。遠方からは、なんと愛媛県からもお二人がご参加くださいました。遠いところ嬉しかったです。ありがとうございます。







まず、恩師のDVDを使った「初めてのマクロビオティック入門」となる勉強を2時間ちょっと。その後、昼食を摂りながら、最近習っている中医学に基づいて薬膳のお話。これからの季節<梅雨>の時期の外因邪気や症状、食事などのアドバイスを。そして、本の唱読。今日は兎龍先生の陰陽入門の一部を輪読し、難しい部分を解説しながらマクロビオティック陰陽を紐解きました。
そして、質疑応答ということで、2時頃終了いたしました。(本当は13時のよていなのですが、お話が盛り上がって遅くなりました)

その後、新患さんの初診カウンセリング。

そして、先日ご紹介いたしました「月葡ちゃん(生後1ヶ月)」が初めて無何有庵にきてくれて、嬉しい癒しの時間を暫し過ごし、その後週末から始まる料理教室の準備となりました。

できるだけ、わかりやすいようにテキストを見直したり、書き換えたり。私にとっては勉強の時間でした。

こうやって、PCに向っていますと「今日はなんか勉強三昧~」って充実感というか達成感というか、がんばったぞ~って気分でいます。

なので、先日関西のお友達ぐるちゃんが遊びに来てくれたときのお土産ワインを一人で頂いている、今夜のわたしです。(取って置きのワインなので、へへ、独り占めの贅沢です。主人は、今朝私に同行してくれたためか、ごはんも食べずにもうご就寝です)

いくつになっても、勉強はうれしいものです。(息子よ、勉強は楽しいものなのだぞ!)学ぶことができるって、素敵です。

これも、マクロビオティックに出会えたお陰ですね。
素敵な仲間が集まって、勉強をする姿を見ることができ、田舎の香川も捨てたものじゃないぞって思いました。

今日は私にとって、お料理教室だけでは経験の出来ない学びの時間でした。
ご一緒してくださった、倫理法人会の皆様、まなびまくろの皆様、本当にありがとうございました。

うっ、明日は高松南倫理法人会のモーニングセミナーですね。
あちゃ、行けるのかな?わたし・・・。