マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

マクロビオティック薬膳料理 <神草のコース>始めます。

2008年04月24日 22時44分17秒 | マクロビオティック薬膳<神草の慧古>
         ●春菊の花


ずっと何年も前から温めてきた新しい企画、マクロビオティック薬膳料理教室<神草のコース>を始めることに致しました。
今日の桜澤先生のご命日に、ココロを決めました。

未病のうちに元気を取り戻す事のできる
もう少し幅のあるお料理を提案できればとずっと思ってきました。

そして、感じた(出会った)ものが中医薬膳学です。
中医学の理論に従って、適した食材、中薬を用い飲食・養生・健康の維持・疾病の予防・病気の治療に関わる学問。
中医学の陰陽五行説・蔵象学説・病因病機・四気五味・昇降浮沈・気径などの理論はすべて薬膳学の中に浸透しています。

櫻澤先生によってそれら(中医学、薬膳、陰陽五行、易・・・)を体系立ててまとめたものがマクロビオティックだけれども、私には様々な経験測があまりにも不足しており、マクロビオティックの賢人達が残した食箋を推し量り体験という実測で体得するにはあまりにも遠い道のりとなります。ならば、中国2000年の歴史の中ではぐくまれてきた中医学に基づき、桜澤先生が体系化した折の道のりを疑似体験しながらまずは鵜呑みで学ぶのもいいなと思うのです。

さらに、今は、素晴らしい先生の指導の元でも、いざ料理となると茶色い煮締めたお料理か、真逆に見た目や味(特に甘さ)に迎合したマクロビオティック料理が主流で、本来の植物がもつ力をどうイノチに換えていくのかを伝え切れていない氣がします。

片や火をいれ濃い味付けに重点を置いた基本食のきんぴら牛蒡やひじき蓮根などとても陽性なお料理。片や現代的なアレンジによるグルメへの憧憬たるとても陰性なお料理。

もちろんそれも必要でしょうが、根本を見失わないようにしたいというのが、私の今の思いです。

ブログでは拙文のため、うまくお伝えできないかもしれませんが・・・。

この食材はこんな性質があるからその性質を生かすとこんな効果を得られる。だからこの人にはこう料理して・・・という発想の発露こそがマクロビオティックと思うのです。

ひょっとしたら出発点と着地点を真逆にして?
食養を捉えていきたいと思います。

マクロビオティック薬膳。

植物と対話し対峙し、未病を癒すための理を伝えていきたいと思うのです。
中国とは気候風土が違う日本ですから、そこがマクロビオティックです。普段には動物性を摂らずともよく、砂糖不使用、ノンケミカル、未精製の穀類を中心とした薬膳を作っていきたいと思います。


■マクロビオティック薬膳料理教室<神草のコース>第1回目

6月14日(土)16:00~19:00

■テーマ

梅雨の時期のマクロビオティック薬膳(日本の梅雨と中国の長夏)
梅雨の季節の持つパワーを知り、身体や心にどう影響するか。その暮らしと食事についての考え方をお料理の実習を通してレクチャーいたします。
(中医学での陰陽とマクロビオティックの陰陽が少し逆になるところがありますので、漢方などをされてきた方にはマクロビオティックでの陰陽を判りやすくご説明いたします)

■参加費

4,200円
※全くマクロビオティック初心者の方は、<養のコース>(5月13日(火)からスタート)などの受講をおススメいたします。もちろん初参加でもご指導させていただきますので大丈夫ですよ。





そんなことをずっと思いながら、ようやく中医薬膳学への道が開かれてきました。
私が学んで来たものをほぼライブ(右から左に)で実践への扉を開いていきたいと思います。

ぜひ、ご参加くださいね。


ヨンデンプラザサンポート「環境月間イベント<Eco Cooking 教室>」

2008年04月24日 17時46分56秒 | 庵主の日記
今年もまた、ヨンデン(四国電力)プラザ・サンポートさんの主催でマクロビオティック料理教室を開催いたします。

環境月間イベント
「Eco Cooking 教室」

皮をむかない、灰汁をとらない、湯でこぼさないことで旨みと栄養と家計のムダを省くマクロビオティックエコクッキングを体験してみませんか?また、Co2の排出量を減らす=家計の節約につながる環境家計簿のつけ方をご紹介します。

■メニュー

6/13(金)玄米パティのお好みバーガー、野菜のスムージー
6/19(木)玄米おかゆパンのサンドイッチ、フルーツのスムージー

■開催

6月13日(金)or 19日(木)
時間 10:30~13:30

費用 無料
定員 各16名

お申し込みのお問い合わせは
ヨンデンプラザサンポート
0120-459-010


埼玉県大宮市へ

2008年04月24日 10時43分30秒 | スタッフのブログ
今晩、仕事が終了したら、そのまま空港へ行き、お勉強のために埼玉県大宮市へ行ってきます

後輩の横田と2人旅です
横ちゃんと2人旅は始めてかな

ホテルをとる時なかなかとれなくて、危うくダブルベットで2泊するところでした
私は別によかったんですが…

無事横田が予約をとってくれて、横ちゃんを抱き枕にすることは先延ばしになりました
またの機会に

土曜日のお昼には長野県の山岸先生とご一緒させていただく予定です

夜の7時発の飛行機に搭乗するので、ホテル到着は夜の10時ごろでしょうか??

お勉強してきま~す

きんぴら牛蒡より玄米ごはんに・・・。

2008年04月24日 08時23分07秒 | 庵主の日記



明日から無何有庵のマクロビオティック料理教室・第9期・春夏のクラスがスタートいたします。

今日は、雨模様ですが、キッチンの隅々まで日頃使わせていただいている感謝の心を込めてお掃除したいと思います。

棚の上、レンジの汚れ、コンロの周り、収納スペースの中・・・。
毎日使っていると、結構汚れているものです。
包丁は一本一本、丁寧に研いで。

てんさんが持って来てくれたハナミズキの花も終わりそうだから、季節の花も活けて・・・。

新しいお顔ぶれの皆さんにお会いできると思うとドキドキしますね。
楽しいドキドキです♪



さて、初めてマクロビオティックに触れる方にぜひとも伝えたいことがあります。
すでに実践なさっておられる方にも通じることです。

特に基本食を習い始めると、習うという能動的なことも手伝って、基本食のベーシックな特徴としても、身体が陽性になる傾向があります。
本来は、陽性にすることよりも中庸を目指すことが大切なのですが、マクロビオティック三種の神器ともいえる「きんぴら牛蒡」「ひじき蓮根」「ごま塩」などを基本レシピで作っていきますと、まだまだコントロールが出来ないうちでの食養の味付けとの出会いにより、知らず知らず陽性に傾いていく方が多いように思います。

それだと「きんぴら牛蒡」のように煮しめたようになって(笑)、頑固で厳しい感じになりますよ。

無何有庵の飯(基礎)のコースでは、そんなことも踏まえて少しカリキュラムを変えていこうと思っています。
調整ができること・・・これこそがマクロビオティックの『理をはかる』という料理(物事を判断する根拠、理由)の所以たるものと考えます。

春夏秋冬、朝昼晩、老若男女、体調、体質問わず同じレシピなんてありえないわけですから、そこが充分に理解実践できるような指導内容にしていきたいと思います。これまでも、終盤ではレシピの違いや陰陽の違い、方法、使い方などをやってきましたが、もう少し、突き詰めてしつこく(笑)やって行きたいと思います。もちろん盛り付けやアレンジの方法もやっていきますね。

ぜひ、玄米ごはんのような柔らかで温かいふんわりとした甘味の「人間像」をめざして行きましょうね~。

さあ、飯のコース14名、羹のコース11名の皆さん、半年間最後まで楽しく学んでいきましょうね。どうぞ、よろしくお願い致します。
また、単発ご参加の皆さま、振り替えの皆さまもどうぞよろしくお願い致します。