景気回復の時期を聞いて。

2009年06月01日 | 日々のこと
お取引先の銀行から、資産運用セミナーのご案内をいただいた、いよいよターゲツトの年齢かと読み流そうと思ったが、講師の名を見たら、気が変った。

 今井澂(いまい きよし)氏だったからである。案内に「マネードクターの異名を持つ国際エコノミスト」とあるとおり、金融関係に強い方である。

 10数年前、この方のお話を贅沢にも、20人足らずで聞く機会があった。1990年のバブルがはじけ、もういい加減飽きたわという時期でもあったのに、彼は「これからお金の流れが悪くなります、貸し渋りが起きます」と明言した。
「ほんまかいなー」と、そんな様子の見えない現況をかんがみて思ったものだった。だいたい「貸し渋り」という言葉を初めて知ったのもその時だった。

 貸し渋りというインパクトのある言葉を、あちこちの会で話しても、だあれも心に留めてくれる人はいなかったのに、半年後まさしく「貸し渋り」が新聞紙上を賑わした。

 それ以来・・・・たいした人だと尊敬しているのだ。

 資産運用セミナーだから、明るい話をする講師を選んできたと言えば、それまでだが、日頃、悲観論ばかりを聞いているよりは、気分が明るくなった。
「マスコミ不況」ともいえる、「悪い話」の方が、週刊誌も売れるし・・・という部分があるのも事実だし。

 今日GMが倒産し、再生に向うだろうから、アメリカは最悪事態を脱却する。
アメリカがGNPに占める自動車の割合は0.8%、日本は3.2%。だから日本の打撃が大きいのがわかる。3.2%ならたいしたことが無いように思える数字だが、鉱工業生産指数では、自動車関連が30%を越えるらしい。いかに車が売れないと景気が回復しないかがわかる。

 リーマンショツクというけれど、私が端的に聞いたことを解釈するならば、「自動車ローン」が止まったということらしい。(コマシャールペイパーの不渡りで、その市場で資金調達をしていた欧州やアジアの銀行が資金調達できなくなったということ)。

 お金を貸さないから、車が売れない、から作れない。このパターン。

 興味ぶかかったのは、オバマ大統領になるだろう見通しがついた時点で、日本のメーカーはアメリカでの生産を減らし、日本からの船積みをとめている。
その原因は、アメリカの自動車の労働組合がオバマ氏支持だったから。今日の新聞でも、しきりにこの労働組合の名が載っていたような。・・・・政治はむずかしいなー。

 どちらにしても、もう3~4ケ月で景気は上昇する。ただし雇用の改善はまだまだであるらしい。

 株価も10月頃調整があるが・・・・あれが原因になるのかな・・と想像しつつ・・・・その後は回復するとのこと。

 今年の前半は良くないけど、後半は上昇。

 明るい話はもっと続いたけれど、今日はここまで。

 仕事が横で待っていて書いていられないのね。
依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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コメント (2)
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