バランス感覚。

2009年06月23日 | 日々のこと
 総会シーズンが終わった。先日の総会の収支決算報告と予算案の説明は最高だった。資料が手渡されているのに、予算に決算に差異まで、ご丁寧に読み上げる会もあるのに、「特に説明が必要なところ」だけを説明するだけの、簡潔で分り易い説明に内心喝采をした。

 会費だけの収入で、使い道も限定されているから、文句があるはずがない。

 いろんな総会に出席するようになって、予算と決算の仕組に納得するようになった。企業会計とは違う。企業は稼ぐが、こちらは使う。

 大きな例は、国の予算。行政は当然といえば当然・・・おまりに数字が大きいから、人事のような雰囲気だけど・・・今朝のニュースの社会保障費2200億円抑制なんて・・・随分意味ありだよね。

 先日も某大学の先生が予算が年度内に消化できなくて、業者から領収書を貰って辻褄を合わせていたのがバレた、と報道されていた。

 予算があれば、使い切らないと来年減らされるから、というニュアンスの物言いをこの年齢になるまでに、幾度も耳にした。

 事業をしなければ、当然余る。しかし余らせない為に、やらなくてもいい事業をする、ということも大有りではなかろうか・・・と思うは考えすぎかしら。

 先日元お役人さんと話していて、「おれは、貯金をする感覚を持て」と部下に言い続けた。とおっしゃつた。こういう考えをする役人は少ないとも、付け加えた。
 ようは必要の無い事業はするなという意味らしい。

 行政にも民間手法を取り入れるとか(ちょっと説明になっていないか)、企業に出向するとかして、予算を使うということだけの環境からの脱却も、日本の経済を考えると必要では。・・・ようは、もったいないというバランス感覚か。

 どちらにしても、先ごろの補正予算を見る限り、ここまでするかー、と思ったりもする。そのうちに若い人たちが「やってられねえ」と反乱おこすかも。
依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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