幸せのモノサシ

2009年06月09日 | 日々のこと
 内山牧場のつつじ祭りに行くという夫に同行。暫く前まで主催者側にいた夫は担当が替わっても毎年行っていたが、例年祭りには似合わず雨模様。「内山にも青空があったんだ」というセリフを、今年の担当者の口から聞きましたよ。

 10年ぶりのいい天気。レンゲツツジもそこそこ咲いていて、とっても気持ちのいいお祭りでした。神津牧場のジャージー牛乳もいただきましたよ・・濃くっておいしい。

 私の狙いは「山蕗」を採るということ。今年はまだ1回しか煮ていません。産直で買ってと思っていたのに、友人が「こーんなに採ってくるのよ」と両手を広げたのが、うらやましくなってしまったのです。

 この前採ったのは、どう考えても20年以上前。「採りたいー」という思いは捨てがたく、同行を申し出たのです。

 あてずっぽうに車を停めては、山の中に入りを続けて、友人の広げた両手には及びませんでしたが、かなり採れましたよ。

 里山というべき山に入り、数々の花を目にしました。ヒトリヒズカがいっぱい。
子供の頃見ていたのですが、この花が貴重品とは。マムシグサ、野アヤメ、ノコギリソウ、クリンソウ。極め付きはサクラソウの群生を見つけたこと。

 これは感動ものでした。陽が入らないと絶えてしまいそう。どう見ても、フキの方が侵略しているようなので、フキや廻りの草も除けました。
1週間か10日前が花のピークだったのでしょう・・・見たかった・・・。

 でもどこかなんて聞かないでくださいね。私だって2度と辿り着けそうもないのですから。

 山の恵みをいただきながら、藤つるがあれば切り取り、路端に咲く外来種の黄色い花を見れば抜き・・・・こんなことで追いつくわけがないのですが・・・ささやかな行いをしてきました。この外来種、工事の川砂に混じってこんな山にまで繁殖なんですね。

 が、許せないのは「ジュースの空き缶」。いたるところに投げ込まれているのです。もっと怒りを覚えたのは、家電や家財が急斜面の下に投げ込まれている事です。モラルも何もありませんね。誰も見てはいないでしょうけれど、自分の心だけは騙せないはずなのに。なんかむなしいですね。

 帰宅して、いっぱい「きゃらぶき」を炊きました。フキを煮る甘しょっぱい匂いがとっても幸せな気分にしてくれるのです。

 幸せと感じるモノサシが年齢とともに変ってきた、と思う一瞬です。
依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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