生きていくとは地道なもの。

2009年06月04日 | 日々のこと
この時期になると出会う人がいる。といっても車から私が一方的にお見かけするだけだけど。

 学校は変らなかったけど、引っ越したから、地域の下級生とはほとんど馴染まないまま、何十年も話しすらしたことがないのに、毎年のようにこの時期出会う。おまけに名前も知らない。

 私の通勤道路に彼の田んぼがあるからである。どういう訳か、彼が子供の頃と少しも風貌が変らないから、ついつい彼だとわかってしまうのだ。

 偉いと思うのは、何の仕事をしているのか知らないが、若い時からしっかりと米作りをしているということ。・・・・地に足がついた生活・・・とはこのことを言うのかな。

 仕事が終った後、田の水を見にくる彼を見かける度に、生きていくことは、何と地道なものだと思う。・・・・これが素直に胸に落ちるようになって、年の功の意味に納得。

この冬、雪が少なかったから、そう1度も雪かきしなかった。田植時期に水不足だろうと思っていたら、そんな騒ぎもなかった。

 夕食の食卓でそんな話題に。父がかっては個々が一斉に田植をしたいと、自分の田に水を引きたがったが、今「委託」が増えたのも一因かも、と。
 なるほど我が家も委託組だ。「あの家」も「この家」も委託になったと指折り数えるようだ。委託とは耕作を一切まかせること。

 老齢化に加えて、機械化になって便利だけど、自家用だけでは、とても採算がとれないから。
 大型機械の横で手植えはできないなー、やっぱし。
依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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