起きぬけの一声

2009年06月26日 | 住まいづくり
寝苦しい夜が始まった。この時期寝具の調整がむずかしい。ベットの両脇に羽根布団と羊毛布団をおいて、一夜に何回も取り替えている。

 先日ОBのお客様とお話していたら、お休みになる時、温度計を見て掛けられる布団を選ばれているという。・・・すごく合理的ですね・・・。

 とっても良い事聞いたんだけど、あいにく我が家にはあわないのだ。築28年の家では、即外気温の影響をうけるから。

 「なんだか寝ている間に、風邪を引くみたい」とは今朝の起きぬけの一声だ。
早く言えば「寝冷え」。今時と、秋口がいけない。真夏なら布団をはいでいても、明け方だって、そうは冷え込まないから。

 パジャマを薄手にしたり、厚手にしたり、冷えたと思えば、靴下をはいて温めたりと、汗取りのタオルは顔の左右に置いて、いつでも手の届くように。

 若い日々は勢いで寝ていたけれど、今や努力して安眠を確保する。
 母が寝道具の「せっちょ」を言うのを不思議に思っていたけれど、そういうことかとこの頃胸に落ちる。

 お日様のにおいのする布団に、本当にカラカラに乾いたシーツに横になる時、幸せって思う。・・・・現実は、なかなか布団を干せないし、シーツも決してカラカラまでは乾かないから。

 話を元に戻そう。・・・用は住環境の問題なのだ。外気の影響を受けにくい住まいなら・・・今やこのようなことはないだろう。私の周囲はそういう人ばかりだ。
 お布団だって、干せばそれなりの価値があるが、たとえ干す回数が少ないとしても、不愉快にはならない。

 だいたいからして、この時期の我が家の押入はかび臭くなるが、住環境のいい住まいの押入の布団は、干したてのようにカラッとしている。

 あーあ、本当に嫌になっちゃう、という所かな。

 長期優良住宅って、今の最大のトレンド。でもどこにも「住みこごち」の言葉はでてこない。
 家はやっぱり「住みごこち」追求だなと、この夏の安眠を考えつつしきりに思う。
依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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