悲しいできごと。

2009年06月18日 | 日々のこと
突発性難聴・・・・もう大丈夫ですね。とお墨付きをいただいた。入院して読書三昧もありかと内心覚悟していたが、まあいいかー、この多忙な時期休んだらその方がストレスがたまりそう。

 「ストレス」と言われて何がストレスなのか考えた。

 実は、その前日悲しいことがあったのだった。

 月初めから、OBのお客様にお届け物があってお伺いしたのにお留守が続いた。でも何か変なのだ。車はあるのに・・・軽トラックに荷はついたままだしー。
さすがに3日通って、絶対という確信。洗濯物だってベランダにほしたままだし・・・。

 ちょうどお兄さんにお会いしたので、「旅行にでも行かれたのでしょうか?」とお尋ねした。

 30代の息子さんが職場で倒れたのだという。なにを差し置いてもとあわただしく上京したのだという。

 それから2週間息子さんは意識も戻ることなく亡くなられた。

 葬儀をすませて帰られたと聞いてご挨拶にうかがったのだった。

 ご主人が「腰を抜かす」というが、「もう腰を抜かしたい」とおっしゃられた。
病院につききっきりの看病、そして緊張の日々、本当の悲しみはこれからだ。
 ただお話を聞いて差し上げる事しかできなかった。奥様がその場にふさわしくないような、ピンクの干菓子をお茶に添えてくださった。

 私はその1枚を口に入れることによって、この状況が消えやせぬかと願うような気持ちでいただいた。

 我が身に置き換えれば、その悲しみがどんなに深く辛いものか分かる。なぐさめの言葉なんて何一つ思い浮かばない。

 ただただ悲しくて・・・・やりきれなさがその夜の私の眠りをさまたげた。
依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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コメント (2)
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