電気料金の差に思う。

2011年08月19日 | 日々のこと
 暑いのも今日までとか。緑一色だった田んぼが日毎の黄色味を増すのは、稲穂がでそろってきたから。刈り入れまでもう1ケ月ばかりになったということなのね。

 温かくなる日を待っていたのに、9月になれば気温は転げ落ちるように下がっていく。暑いうちがいいのに、と行く夏に思いを馳せてしまうのです。

ラジオからの耳学問で、韓国の電気料と日本の電気料の差がkW当りで2.5倍に「う~ん」と思いましたよ。というのも日本が16.5円位って聞こえたからです。

 家庭用というより事業用からの観点です。

 電力会社と事業用の契約って、本当に「どうにかして」というレベルの一方的なものがあるんですね。

 年間の中で一番稼動した(電気を使った)30分間がその後1年間の基本になります。
年間をとおして一定の量で使いませんから、使わない季節だとkW38円にもなってしまうのです。ものすごいコスト高になります。

 当然、どうにかなりませんか?と私も聞きました。そして当然どうにもなりませんでした。

 バブル前でしたでしょうか、講演会で株式に投資する場合、公共性の強い物には手を出さないこと、というのがありました。

 公共性の強い物は利益が出ても消費者に還元しなくてはならないものだから、と言われたのですが・・・・・いえ、それってウソだったですよね。

 原発に腰を切る以前から、電力会社は超一流企業であり、原発を作る地域には多くのお金が落とされていったのではないでしょうか。

 韓国も日本も原発の占める割合はそんなには変わりません。何がその差を生んでいるのでしょう。

 送電線のロスの割合もバカにならない数字でもありました。
もうひとつ言われていたのは、発電と送電の分離でした。ここんとこ我が国でも話題に出ていますね。

 早く言えば競争原理の世界に入れたということなのかもしれません。

 今まで高くても安心安全の為ならばと思っていたのも事実ですが、今回の出来事は消費者である私たちを含めて、反省すべきことが多々あると思うのです。

 そして日本の安定しない電気事情に、安い電気料の韓国へ出て行こうかと考えている企業があることも言っていました。ここんとこ通った買取法案も企業の立場から見ると、コスト高に直結になるということなのでしょう。

 なんだか日本が年老いた国になってしまうのかしら・・・・なんて暗い気分になりそうになりましたよ(笑)

 今朝コンビニの駐車場で時間調整していたトレーラーに鉄骨が載っていました。近くで工場を建てる人がいるんだあと、ちょっとうれしくなったのでした。

 あちらを立てれば、こちらが立たずの世界で、私の心も揺れます。

                 依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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