Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

西欧風

2009年01月09日 | バリ
 息子にUMBROの腕時計をお土産に買おうと思い、一念発起してクタまでバイクを飛ばし、ショッピングモールのディスカバリーモールに出かけた。クタに行くことなどほとんどなく、しかも夕方に出かけたため、夕陽をみようと集まってきた観光客の車でとんでもない大渋滞。車を運転していたら完全にキレているが、そこはバイク。なんとか車間をすりぬけて、目的地に到着。ここに来るだけで相当に疲労する。
 UMBROの腕時計というのは、日本ではなぜか売られていない。UMBROファンの私としては息子にプレゼントする前に自分が欲しいくらいであるが、そこはグッと我慢して、息子に似合いそうな時計を選ぶ。といっても結局は自分が好きな時計を選んだだけである。それにしてもこのショッピングモール、とても中華系の観光客が多い。台湾の観光客なのだろうか?
 買い物を終えて、ふらりと海岸へ。このモールは海岸沿いに建てられているのである。外に出てはみたもののもうとっぷり日が暮れていて海の姿が見えないため、戻ろうとふと今出てきた建物を振り返ってみると、なんだかインドネシアではない別の国来ているような光景が広がっている。そうだ!この雰囲気は、オランダに住んでいた時出かけたデン・ハーグ郊外の海沿いの保養地とそっくりである。これもまた、バリ・・・。(12月30日記す)

スクーター大集合

2009年01月09日 | バリ
 ウブドの運動場ではインドネシア中から数百台のスクーター(大半がVESPA)が集まる大集会が開かれていた。とにかくそのスクーターがすごい。年代ものであるだけでなく、改造車や日本のトラックにみられるようなものすごくこったペインティング、サイドーカーをつけたものなど多種多様である。バイク好きの私としてはこれを見るだけでも胸が躍る。
 この大集会に集まった人々、なんとなく雰囲気が似ている。ラスタカラーを服のどこかに身につけ髪を伸ばし、いかにもレゲエ好きのお兄さんたちである。もちろん暑くても皮ジャン着用の人たちもたくさんいる。キャンプ用品を持参し、競技場にテントを張って寝る者もいれば、夜は道路にそのまま寝ているものも多い。とにかくこれまでのウブドにはない光景で、バイク野郎にウブドが一時、乗っ取られた雰囲気だ。夜には仮設舞台でダンドゥットの生演奏で踊り狂う参加者たち。伝統芸能の村ウブドもこの大音響にタジタジである。
 私は朝から一人でこの競技場に出向き、スクーターの写真をいろいろと撮影させてもらった。一見、強面のお兄さんたちもこちらがバイク好きだと知るともう大喜びで写真を撮らせてくれる。お兄さんやお姉さんたちが、その場でシルクスリーンをしながら作るイベント用のTシャツを一枚300円くらいで買い、ついでにステッカーも各種購入。バイク好きが集まるイベントはやはり心がなごむものである。日本でもホンダのカブを愛する者の大集会なんていうのが、富士山の麓で開催されたりしないのだろうか。私なんぞは愛用のカブとともにフェリーにのっても参加したいと思うほどだ。