Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

うなぎ弁当

2009年01月28日 | 家・わたくしごと
 日本人はやたらと迷信を信じ、願をかける国民であると、いつぞやテレビで放映されていた。その番組の中で、日本に住む外国人がそんな話を聞くと、「不思議」、「理解不能」と首をかしげていたことを記憶する。さて、私はどうか?と問われれば、やっぱり迷信、願掛けをこよなく愛する日本人である。
 日曜日、息子が第一志望の中学受験会場に行くのに弁当を持参した。試験は午前9時から午後3時まで。中学受験のわりには結構ハードであり、集中力がためされるような試験だ。この弁当にかみさんは「うなぎの蒲焼」を入れたのだった。弁当に何を入れれば縁起がいいのかはまったく知らないし、だいたいかみさんは弁当の中身まで縁起物で満たそうなんて全く考えないタイプである。さてうなぎについて考えてみた。
①鰻はヌルヌルして、なかなか持てないし、手にもってもツルリと手から下に「落ちて」しまう。つまりこのおかずは相当に縁起が悪く、不吉ということになる。
②鰻を使った言葉に「うなぎ昇り」がある。つまり、下にではなく、川上へと力強く上り続けるわけだ。ということは、うなぎは「昇り調子」となるすばらしい縁起ものということになる。
 さてわが家はどちらだったかといえば、本日、合格通知を受け取ったことで、②に該当したのだった。あくまでも結果論にすぎないのだが。