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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

デルフト焼のミニカップ?

2009年07月02日 | エッグカップ
 Yahooオークションにミニカップとして出品されていたこの「エッグスタンド」を落札して、それが昨日届きました。たぶん出品者はエッグスタンドのことを知らなかったのでしょう。日本人ならば仕方ないことですが、Yahooオークションではエッグスタンド、エッグカップだけでなく、ミニカップというキーワードでも検索しなくてはならないことを今回のオークションから学びました。
 この「ミニカップ」ですが、手書きの絵でもわかるようにオランダ製。裏にはデルフト焼であることを示す文字が書かれています。風車といえばベタなオランダのイメージですが、それ以外に小さな絵でオランダを表象するものは木靴とか民族衣装をきた女性ぐらいしか思い当たらず、やっぱり考えてみると風車が王道のようです。
 この「ミニカップ」を見ていると、デルフトの街を思い出します。少し傾いている教会の塔、広場の周りのデルフト焼のお店、アンティーク・タイルを売る古い作りの建物、それにインドネシア文化を展示するヌサンタラ博物館。住んでいた街から40分足らずで訪れることができたせいか、よく散歩にでかけたところです。でもデルフトで何よりも有名なのは画家のフェルメールですね。彼の絵に描かれたような町並みが今でも残されているそんな街です。なんだか街の香りまで思い出そうとしたら、パソコンをうつ手が止まってしまっていました。数百円で落札した「ミニカップ」一つから、いろいろな思いを巡らせています。