Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

扇風機はなくても風鈴が・・・

2009年07月23日 | 大学
 ゼミの学生が暑さのせいか夏バテで食欲がないという。バリ舞踊もこなす学生なので本番が近いこともあり気の毒だ。学生はクーラーは部屋で使わないという。それでは扇風機はあるの?と私が何気なく聞いたところ学生が一言。
「扇風機はないけれど、窓にいくつか風鈴がかかっていますから」
 なんてシュールな発言なのであろう。扇風機は体感温度を直接に下げるが、風鈴の音にはそんな作用はない。しかし、風鈴は確かに日本人の聴覚から「涼しさ」をイメージさせ、たぶんそんな脳からの信号が体に伝達するのだろう。しかし、だからといってたくさん風鈴をかければいいというものではない。
 暑くてたまらないという方、扇風機より前に私のゼミ生が実践する「風鈴による体感温度の低下」を試みてはどうだろうか?ちなみに風鈴は「百均」に売られていたと思うので、これで「涼」がとれるならば、これ以上ないという節約になるに違いない。まあお金に余裕のある方は、一つといわず二つ買ってかけ比べてみてはどうだろうか?一つだけの方が効果的だと思うのだが。

ニッショク・ポンショク

2009年07月23日 | 家・わたくしごと
 昨日、「日食」という文字を何度かブログに書き込んでいるうち突然、「これ、日本食堂の略字みたい」と思って一人で笑ってしまった。日本食堂を今の若い人たちは知らないだろうけれど、国鉄=日本食堂と結びつくようなそんな国民的食堂だった。
 私が最後に通った日本食堂は、上野駅公園口の2階にあった日本食堂である。ここはレストランで上野公園に遊びに来た家族連れでいつも込み合っていた。レストランの基本メニュー、ナポリタン、カレー、ハンバーグ、カツ丼、パフェなどなど特別なメニューはなかったが、なんとなく時代から取り残されたようなレトロな雰囲気が好きだった。
 東京芸大でバリ・ガムランの練習を終えたあとなどはここで一息、というパターンが多かったが、よく考えてみると「今日もニッショクでいい?」とは言わず、「今日もポンショクで飯食う?」なんて話していたことをふと思い出した。そうなのだ!「ニッショクではなくポンショク」だったのである。この場合のポンはニッポンの「ポン」。そんなことを考えているうちに「昨日のポンショクは感動したなあ」なんて今日、大学で言ってみようかしら、と馬鹿なことを考えているPである。