いせやRECORDS

　CD「高田渡　旅の記録」の上下が手元に届いた。前から欲しいと思っていたのだが、販売当初は大学生協のHPからは購入できず、しばらく忘れていた。最近そのHPを覗いたら購入可能なリストに掲載されていたのだった。音源の大半はライブ録音、何曲かは高田渡が亡くなった後、自宅から出てきたものらしい。あいかわらずユニークな高田渡のトークが散りばめられていて聞いていて飽きないし、やはりギターの弾き語りを聞くと、高田渡はギターが上手だったんだと感心してしまう。
　ところで、CDの内容の話ではないのだが、ものすごく気になったことが一つ。なんとこのCDのレーベルが「いせやRECORDS」だってこと。まったく聞いたことのないレーベルでCDの背にロゴまで印刷されている。たぶんこの二枚組CDのためのレーベルなのだろうと想像する。カメラで必死になって接写で撮影したが、この映像が限界。
　「いせや」はもちろん、高田渡の愛した吉祥寺の「いせや」のこと。私も何度か「いせや本店」の方で高田渡を見かけたことがある。昔の「本店」の一階は「井の頭公園店」よりも酒好きのオヤジが集まる雰囲気で、学生に「本店」の一階は少々呑みにくい感じがした記憶がある。しかしこのロゴをみてから、無性に「いせや」のヤキトリが食べたくなっているが、こればかりは那覇ではかなわない。あの手のヤキトリを出す店は見当たらないし、ましては雰囲気、味、値段どれをとっても「いせや」はヤキトリ屋のホームラン王なのだから、そうそう各地にあったのでは「ありがたみ」ってもんが沸かないし。
（「いせや」をご存知ない方は、私のブログ、2008年8月9日の「焼き鳥の殿堂」をご覧あれ。）