地域包括支援センターが多機関・多職種をチームを組み、チームワークを発揮することの難しさについて分析し、問題解決のための策を提案している。
地域包括支援センターが舞台となっているが、自身が所属している組織の機能と照合し、共感できる部分、学べる部分は多くあると感じた。
引用
チームワーク類型
a.職場チーム:単一組織内の職場チームで、総合病院の看護職チームなどが典型例である。
b.ケアチーム:高齢者や家族、ケアマネジャー、サービス提供者などでつくる利用者中心のチームで、サービス担当者会議を中心に協働する。
c.ネットワーク型チーム:委託型地域包括支援センターが「問題複合事例」を支援するに際して、関係機関・職種を招集してつくるチームである。
d.公式チーム:より深刻な「問題複合事例」への対応を担う高齢者福祉主管課職員などをコアメンバーとするチームである(高齢者虐待担当チームなど)。
在宅療養支援診療所に勤務していた頃、「どうして行政はここまで逃げ腰か?」と思ったことが何度もあるが、これはどうやら本論文で指摘している「機関間における権威、権限の序列」に原因があったのかもしれない…と気付いた。
なんらかの疾患を有している利用者(住民)に対しては、医療的な判断が優先され、それに基づいてケアの方針が決められる。それゆえに、「先生のところにお任せします」という姿勢を行政が持ってしまうのは、いたしかたないのかもしれない。しかしだからといって協働から手を引く理由にはならず、場面に応じてリーダーシップを取って欲しいと、やはり期待してしまう。
時には黒子となり時にはチームを引っ張り…そんな役回りを適切に担える職種、機関はどこなのだろうか。少し考え込んでしまった。
地域包括支援センターが舞台となっているが、自身が所属している組織の機能と照合し、共感できる部分、学べる部分は多くあると感じた。
引用
チームワーク類型
a.職場チーム:単一組織内の職場チームで、総合病院の看護職チームなどが典型例である。
b.ケアチーム:高齢者や家族、ケアマネジャー、サービス提供者などでつくる利用者中心のチームで、サービス担当者会議を中心に協働する。
c.ネットワーク型チーム:委託型地域包括支援センターが「問題複合事例」を支援するに際して、関係機関・職種を招集してつくるチームである。
d.公式チーム:より深刻な「問題複合事例」への対応を担う高齢者福祉主管課職員などをコアメンバーとするチームである(高齢者虐待担当チームなど)。
在宅療養支援診療所に勤務していた頃、「どうして行政はここまで逃げ腰か?」と思ったことが何度もあるが、これはどうやら本論文で指摘している「機関間における権威、権限の序列」に原因があったのかもしれない…と気付いた。
なんらかの疾患を有している利用者(住民)に対しては、医療的な判断が優先され、それに基づいてケアの方針が決められる。それゆえに、「先生のところにお任せします」という姿勢を行政が持ってしまうのは、いたしかたないのかもしれない。しかしだからといって協働から手を引く理由にはならず、場面に応じてリーダーシップを取って欲しいと、やはり期待してしまう。
時には黒子となり時にはチームを引っ張り…そんな役回りを適切に担える職種、機関はどこなのだろうか。少し考え込んでしまった。