
カジの木の赤く熟した実がブラ下がっている
カジノキはクワ科コウゾ属の古くから和紙の原材料に栽培され 山野に野生化している落葉高木 高さ10m程になる
花は雌雄別株で5~6月に咲き 雄花序は長さ3~9㎝の円筒形
雌花序は1cmほどの球形で花被は袋状 花柱1㎝近くあり外に伸びだしてボンボンのようで目立つ
雌花の花被片は合着して袋状になり柄のある子房を包む
花被と子房の柄は肥大し液質になりそう果を包む
これが多数集まって集合果を作っている
分かり易く言えば赤く突き出しているのが実で その先端の赤黒いのがそう果(種が1個入っている)
橙赤色に熟した実は甘さが強くて美味しい
鳥が食べて種を蒔いている
樹皮の繊維を和紙の原料にする
カジノキとヒメコウゾの交配種がコウゾでこれも和紙の原料に使われている