ニシキギは、秋の紅葉が錦のように美しいことから名付けられた
ニシキギ科の落葉低木、下部から多数枝分かれして、高さ1~3mになる
若い枝は緑色で4稜あり、稜上に褐色の薄い板状の翼がある
この翼は何のため、どういう役に立っているのか話題になる
この翼の無いものはコマユミという
葉は対生し、葉身は2~7cmの長楕円形か倒卵形
先は鋭く尖り基部は普通クサビ形、縁には細かい鋸歯がある
花は5~6月に咲く
本年枝の芽鱗痕の脇から集散花序を出し、淡緑色の小さな花を数個つける
地味な色で目立たないが、良く見れば可愛らしい
花は7mmほどで花弁は4個、縁には鋸歯がある
雄しべは4個、雌しべは1個見える
果実は蒴果
1~2個の分果に分かれる
分果は6mm程の楕円形で10月頃熟し、その後裂開し橙赤色の仮種子に包まれた種子が顔を出す