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スイカズラ

2022-05-22 | 樹木 草花


白と黄色の色模様も良く咲いていたスイカズラ
子供が花の根元にある蜜を良く吸ったことから付いた名前
別名キンギンカは、初め白かった花が黄色く変わることからの名前
中国名忍冬(ニンドウ)は冬でも葉が緑色を保つことから付いた

スイカズラ科の暖地では冬でも葉の落ちない半常緑のツル性木本
葉は対生で長さ5cm程の長楕円形
縁は全縁で先端はあまり尖らず、基部は切型又は広いクサビ形、葉の形には変異が多い

花は5~6月に咲く
枝先の葉腋に芳香のある花を2個づつ付ける
芳香は昼より夜の方が強くなる、夜行性の蛾を呼ぶためではないかと言われる
花は初めは白だが、次第に黄色に変わる
花冠は唇形で3cm程、細い花筒の先が唇状に大きく2裂する
上唇は浅く4裂し、下唇は広線型、雄しべは5個花柱は1個で花冠から長く突き出る
果実は液果、5mm程の球形で2個づつ並んで付き、9月以降黒く熟す
中の種子は暗褐色の3mmほどの広楕円形

若い葉はそのまま食べられ、乾燥して忍冬茶にもする
茎や葉や花を酒に漬けて忍冬酒も美味しい