自宅のプリがなかなか決まらない。C40を持って帰ったのは以前の判断が間違っていなかったかを確かめる為。現在所有しているプリで一番良いものにしたい。質感ではWE310Aラインプリ、総合力でC-290となっている。
C40を現在鳴らしこんでいますが、音のアマさを感じています。3B252Bパワーアンプとの組み合わせでは低域がかつてない程下側に伸びて重低音とまでは行かないけれどたっぷりと出ています。XLRからRCAケーブルに変えて大きく変わりました。(3B252Bアンプの入力トランスが悪さをしていた・・・)しかし、音質のグレード的に最下位は否めません。BGM的な鳴り方。
もっと新しいハイグレードのプリを購入出きればよいのでしょうが予算が有りません。当分は手持ちの機器で組み合わせを考えます。もう一度C-290とWE310AプリをRCA接続で確認して見たいと考えています。
自宅システムとオリンパス・RCA箱システムは特殊なSPシステムですので一般のSPとは違った音像や音場をしています。ここで評価したアンプの内容は一般のメーカー製SPでは違った評価になると思いますので参考にはならないと思います。例として、612AシステムではC40も310Aプリも問題なく使えます。
マッキンC40を自宅に持って行った件は昨日のブログに書きました。その後篇です。
セッティングは上の写真の様にしています。昨日からの変更点は、C40から3B252Bアンプへの接続をスターシリーズからゴールドスターシリーズのRCA(ケンタウルス)に交換した事です。これで音数やエネルギー感が充足しました。
まだ交換したばかりで30分ほどしか聴いていませんが、うるおいの有るサウンドで聴き疲れしないサウンドです。ヌケ・キレ・ノビを追求したサウンドでは有りませんが、「ほどほど(中庸)」の質感で不足感は有りません。(もっとキレのある音やヌケの良い音を知っていますが・・・)
今回はSuperTrail仕様の管球アンプの使い方(接続端子)を間違っていた事に気付いた事が大きな収穫です。改めてC40を聴いて見ますと「音楽」を楽しく聴かせてくれます。
C40とC-290を比較しますと音のキレ・ヌケ・ノビと云った「オーディオ的な指標」ではC-290の方が数段上と思いますが、暖かい音色で音楽的に音を聴かせるのはC40の優れた所だと思います。この辺の違いはアンプ背面のRCAソケットの質の問題だと思っています。希望として、マッキンのRCAソケットはもっと質の良いものにしていただければもっと良い音が出ると思っています。直出し電源ケーブルは既にインレット化しています。C42以降ではインレット化は出来ています。古い機種ですので仕方の無い事ですね。
管球パワーアンプでXLRのバランス伝送を使う為にインプットトランスを使って回路を作りますが、使う入力トランスで相当に音質が変わります。昨日、CX-1とGE6550ppアンプの組み合わせでRCA接続しか出来ないので、やむなく繋いでみましたがこれが結構良いのです。
入力トランスで音質が随分と変わる事は以前から承知していました。出来るだけサイズの大きい物の方がスケール感がでかくて音数も多くなる傾向だと掴んでいます。
しかし、本質的に考えれば入力トランスは「余分なモノ」です。プリがバランス出力になっているので、無理してXLRケーブルが使える様に合わせているだけです。
昨日自宅に持ち帰ったマッキンのC40をバランス接続するとどうしても「音ののびやかさ」が有りません。「ふん詰まった」印象です。周波数特性的にも「狭く」感じました。このままでは使う気にならないので、試しに手持ちのRCAケーブルでプリ~パワーアンプ間を繋いで音出しをしましたら、モノの見事に「のびやかさ」と「周波数レンジの広さ」、「音数の多さ」を実感しました。今回の不具合は管球パワーアンプの入力トランスに原因が有りました。C40が悪い訳ではなかったと思います。ただマッキンのアンプはRCA接続が本命で、XLR端子は「おまけ」で考えられて、RCAから渡り配線でXLR端子に来ている場合が有ります。
そんな訳でC40と3B252BアンプをRCA接続にしますと非常に良い結果となりました。現在取りあえずの配線(スターシリーズ)ですので正式な配線(ゴールドスター)に今夜変更してサウンドを確認します。
フォノイコライザーが欲しくて買ったCX-1のプリ機能を使ったサウンドを確認していなかった。
612AシステムのマッキンC40を取り外してCX-1と交換して見た。C40やC-290に比べれば音の品位が若干落ちるが中々のサウンドを出してくれます。パワー感は小さいながらも十分です。
フロントマスクは無愛想なデザインですが、常時必要のないSW類はかばいーの中に入っていますので非常にすっきりしたデザインです。
リアパネルはRCAソケットだけしか有りません。XLRが使えないのでRCAのケンタウルス(ゴールドスター)を持って来て接続しています。電源ケーブルはオリジナルの直出し電源ケーブルです。この電源ケーブルをインレット化してベラトリクス(ゴールドスター)が使えると、音の品位や質感が大幅にアップすると予測できます。
パワーアンプはGE6550ppで最近内部配線を銀線化しています。SPケーブルは「シリウスSP」を使っています。このシステムの音質はこの6550ppアンプとシリウスSPでほぼ決まったかのようです。プリやCDPを変えても基本的な音数や音の広がり(外側のRCA箱システムが鳴っている様な・・・)は変わりません。アタック感はC40よりCX-1の方が出てくるような感じ。周波数レンジも広い様です。涼しくなったらインレット化をしてグレードアップを図りたいと考えています。
612Aシステムで使っていたC40は5年ぶりに自宅に持って帰って聴いて見ます。以前のイメージとどの様に変わるか確認したい事と、WE310Aプリと音質比較をして見たいと思っています。WE310Aプリのアタック感・音のキレにどうしても不満が残りますので交換出来ればと考えています。自宅のプリアンプが定まりません。
今週から自宅で使い出したWE310Aラインプリ。アキュフェーズC-290からの入れ替えになりますが、「音場」がまったく変わってしまった。TR型のプリアンプからすれば戸惑いを感じてしまう。どちらが良いとはまだ言い切れないが「どちらが自然なんだろうか?」と考え方を原点に戻した。
音の線の太さはWE310Aラインプリの方が圧倒的に太い。C-290のサウンドは線が細すぎると思えるほど。その上「音数」(情報量)も期待に反して圧倒的にWE310Aラインプリの方が多い。今まで聴こえなかった音(情報)が沢山聴こえる。余韻の多さが際立つ。多分「圧力」が弱いのだろう。音が前に出難い傾向にあるが横や奥行き方向には良く拡がっている。これはこれで一つの世界を作ってくれる。
パワーアンプにも言える事ですが、「パルシブ」な音(アタック感)の立ち上がり感は圧倒的にC-290(TR型)の方が良いと思えるが、他の部分ではWE310Aプリ(真空管式)の方が良いと感じます。一昔前のサウンドかもしれない。一長一短と思います。この辺の音の姿が違いすぎるので好みが分かれるところだと思う。
WE310Aラインプリを使うと弦楽器やヴォーカル、ピアノの音が非常に素晴らしく聴こえます。ピアノのアタック感はやや弱い傾向にあるが、まったく不足と云う所までは云っていない。CDの録音やミキシングの仕方で良く鳴るものとやや不出来なサウンドが分かれる。自分の好みとしては受け入れ可能な範囲と思える。
C-290をはじめとするTR型のプリアンプにも良い所は有る訳で、どちらが良いかはまだ判断が付かない。自分はどちらが好みなのだろう?当分WE310Aプリを使い続けて確認をして見たい。
8月7日にプリアンプ・パワーアンプを現在の管球式にしました。色々なCDを聴いてそのサウンドを確認しています。
弦楽器の再生は艶が有ってうるおいが有り、シルキーで質感は非常に気に入っていますが、再生が苦手なCDも有る様です。しっかり確認してから対策を講じたいと思っています。
メッシュを使った真空管は独得の柔らかいサウンドを出して来るようで、ムラードのEF86でもWE310Aでもそれを感じます。中音が前に出すぎるSPやCDにはこの柔らかさが良い方向に向く様ですが、今まで面位置の出方をしていたCDではやや奥まった演奏になり違和感を覚える事も有ります。どんなCDが苦手なのかまだまだ色々と聴いて確かめる必要が有ります。
例えば秋元順子の「Second Story」では、1曲目のヴァイオリンの前奏のシルキーで艶やかな事。ボーカルもうるおいに富んだ表現で非常に心地良く鳴っています。
クルーニーの「SingsBallads」では彼女自体が奥まって聴こえて、今まで聴こえていた音像の出方と随分違っています。こちらでは物足りなさを覚えてしまいます。ヴォリューム位置の確認も必要です。
この7年間「音質アップ」の為に色々な事をして来ました。
その方法として、
1)機器のグレードアップ
2)ケーブル材のグレードアップ
3)その他機材の追加及びグレードアップ
4)SPスタンドの活用
であったと思います。
テーマは「伝送ロスの低減」と「音変換ロスの低減」の二つになります。
「伝送ロスの低減」は突き詰める処、銅線から「銀線」への移行で有ったと思います。銅線から銀線へ、そうなると次は金線になるのは見えています。材質的には単純に考える事が出来ますが、「音質」を伴うとそう簡単では有りません。例えば銀線ならどんな銀線でも良いかと云うとそうでは有りません。1本1本の銀線でも音質に雲泥の差が有ります。金線には金線の問題点も多々あります。そう簡単にはまだ手を出せません。
マルチアンプ方式とネットワーク方式の音質の違いとどちらが優位か?の問題も、結局組み合わせる機器やケーブルで音質が変わります。
「音変換ロスの低減」はそれこそSPから出てくる音そのものに有ります。1種類1個のユニットから全ての音が出てくる訳では有りません。3ウェイで3個のマルチユニットのサウンドでは「出ない音」が有ります。大概の方はその事にさえ気付いていないのが現状です。
コーン型でないと出ない音も有りますが、出せない音も有ります。コンプレッションドライバー、ドーム型、リボン型等・・・どんなユニットにも当てはまります。
最も感じたのがシステムとしての「総合力」が「音質を決める」と云う事です。CDP・プリ・パワーアンプ・SP等の機器をどんなに良くしても、ケーブル材のグレードが低ければそのグレードの音しか出ないと云う事。ケーブルでシステムの音質の50%以上は決まります。致命的なのはメーカー製の「アンプ内配線」や「SP箱内配線」のグレードが意外と低い事です。この部分が改善されない限りそこで「ふん詰まり」してしまいます。そうなると最後は「ユーザーの情熱」しか有りません。どんな形の情熱になるかはユーザー様次第。
先週から進めていたオリンパスマルチアンプシステムの高域用のGE6550シングルアンプの内部配線の銀線化が完了しました。無事に音が出ています。
内部配線の交換後、音出しを始めて約1週間ほどで本領を発揮して来る様ですのでもうしばらくの辛抱です。鳴らし始めて「静寂感」が従来より更に上がっています。音数も増えています。余韻が更に奇麗になっています。今の処悪くなった所は感じません。
他の銀線化したアンプは101Dppアンプを除いてはTrail仕様からのグレードアップですので、馴染みが早いですね。他のシステムで使っているアンプは既に本領発揮を始めています。
オリンパスシステムの中・高域にはGE6550S管球アンプを使用しています。中域用は既にSuperTrail仕様化(銀線化)が完了しています。順序としては最後になりましたが高域用アンプの内部配線も交換しています。
もう間もなく完了の予定です。明日には音出し確認が出来るでしょう。今回SuperTrail仕様化した管球パワーアンプの台数は6台目になります。銀線の使用量は500mにもなります(3本を1本にして配線)。金額にして35万円くらいでしょうか?・・・高く付きますね。今回は予算が底をつきましたのでここで一時中断です。6台も交換しましたので一応必要なアンプは確保しました。
どのアンプも交換後は「別物」次元に音質アップしています。音のキレ・ヌケ・ノビが更にアップしたばかりか、音数の増加、周波数帯域の拡大、余韻の奇麗さ多さ、透明感のアップ、何よりも質感がより上品になっています。
ブルースーナーは「銀メッキ銅線」でしたが、「銅線」の特徴が残っていた様です。周波数帯域的に上下(高域・低域)が伸びていませんでしたね。8NやOFC等の銅線ではブルースーナーに遠く及びません。CDの場合、高域に大きな歪みを感じます。この歪みが「ジッター」とか一般に云われているのではないかと思います。
WE101DppアンプのみがTrail仕様化(ブルースーナー)を経ていないので、「ふん詰まり」しています。いきなりSuperTrail化をしますとしっぺ返しが来ます。やっている事は問題ないのですが手順が必要です。こちらも音質アップしている事は間違いないので、パーツ類が活性化してくれば使えるようになってくると思います。その為に「鳴らし運転用」のシステムを準備してBGMで鳴らし込まないと先に進みません。
システム数や台数が多いので、コツコツ積み上げて行かないと、全てのシステムの音質アップは容易では有りません。