「こどもの日」「端午の節供」には、菖蒲湯に入るという習わしがあります。「端午の節供」は別名「菖蒲の節供」ともいわれるように、本来は菖蒲が主役の厄祓い行事でした。菖蒲は香り豊かで風情があるばかりでなく、厄除け効果も抜群です。いろいろな楽しみ方がありますが、その代表が菖蒲湯。5月5日にはぜひ、菖蒲湯に浸かって厄もサッパリと落としましょう。
菖蒲湯はお風呂に菖蒲を入れるだけですが、ちょっとしたコツでより一層豊かな香りが楽しめます。香りの出る葉の部分と、血行促進や保温効果のある茎の部分の両方を10本ぐらい用意して束ねます。
沸かし湯の場合なら水のうちから菖蒲を入れ、少し高めの温度に沸かしておくと香りが増します。その後お好みの温度にぬるめて入るといいでしょう。
給湯式の場合には、浴槽が空のうちから菖蒲を入れ、やはり42度~43度の高めの温度で給湯し香りを高めてから、冷まして入ると効果的です。