徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

わが家のそばの古代遺跡

2022-02-22 15:12:50 | 歴史
 考古学の先生に言わせれば、京町台は遺跡の宝庫だという。わが家から歩いて5分ほどのところに、平安時代に天台宗「大道寺」があったと推定されている一画があり、これまで度々発掘調査が行われている。ここには、明治35 年(1902) 1 月から平成23 年(2011) 2 月までの109年間、気象観測を行う京町測候所として馴染んできた熊本地方気象台が置かれていた。気象台が新しく出来た熊本地方合同庁舎に引っ越したあと、現在は民間の集合住宅が建てられている。
 この伝大道寺遺跡からは平安時代初期の瓦が大量に出土しており、飽田郡の郡寺だった可能性も指摘される。また、この遺跡付近には、養蚕(こかい)駅から西へ延びた官道が想定されており、飽田郡の重要地点に造られた施設であった可能性もあるという。
 わが家の近くに古代の郡の重要施設や官道が!!!古代ロマンにワクワクする。


「文化財通信くまもと」より


伝大道寺遺跡の発掘調査


京町台の東のヘリにあたる。


鞠智城跡(山鹿市菊鹿町米原)から出土した瓦と近い時代の瓦が伝大道寺遺跡から出土している。