2016年7月18日 水前寺成趣園能楽殿での熊本復興支援狂言公演における野村萬斎さん
2020年東京オリンピック開閉会式を演出する総合統括に、狂言師の野村萬斎さんが就任することが決まった。五輪統括には映画監督の山崎貴さん、パラ統括には広告クリエーターの佐々木宏さんが務めることになった。野村萬斎さんが総合統括となったのは狂言、映画、舞台などでの活躍を通じて幅広い見識があるからだそうだ。
事前に何人かの候補者名が新聞でも報じられていたが、僕個人としては、願っていた萬斎さんと山崎監督が選ばれたことはこの上ない喜びだ。狂言方として能楽界をリードする一人である萬斎さんは、テレビでよく拝見し、その見識にはかねがね敬意を抱いていたし、山崎監督については、10年前、監督の作品「BALLAD 名もなき恋のうた」の熊本ロケにボランティアスタッフとして参加させていただいた縁もある。萬斎さんが創り上げる日本の伝統文化の世界を、山崎監督のVFX技術がより効果的に表現する。そんな場面を想像しながら今からワクワクしている。
※右の写真は山崎監督の映画「BALLAD 名もなき恋のうた」の台本