徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「炎の体育会TV」 で異常なアクセス!

2016-01-31 10:31:29 | テレビ
 昨夜、ブラタモリを見た後、パソコンをチェックしたところ、このブログにふだんありえない数の瞬間アクセスが。ハハーン!テレビで何かやってるなと思いながら、テレビ番組表をチェックしてみると、ブラタモリの裏で「炎の体育会TV」(TBS)をやっていた。そこでハッと思い出した。2週間ほど前、Twitter上に、「炎の体育会TV」立命館大学女子陸上チームと芸能人チームが対決したという書き込みがあった。そのオンエアが今日だったのだなと。アクセスされたのはほとんどが「野林祐実」さん関連の記事。ここしばらく彼女関連の記事はアップしていないが、2、3年前に書き込んだ記事がことごとくアクセスされていた。今回のテレビ出演が、彼女の復調のきっかけになればいいが。


くまもと文学・歴史館

2016-01-30 16:39:36 | イベント
 熊本近代文学館が改修工事を終え、「くまもと文学・歴史館」として再スタートした。今日は記念イベントとして阿蘇を拠点に活動するデュオグループ「ビエント(Viento)」のミニコンサートも開かれるというので、約2年ぶりに訪れた。新しい「くまもと文学・歴史館」では、小泉八雲や夏目漱石などの熊本ゆかりの文学者の原稿や遺品等の文学資料のほかに、江戸時代の熊本藩の検地帳や絵図や明治時代の公文書など、熊本に伝わる貴重な歴史資料が展示され、見どころが多くなった。
 ビエント・ミニコンサートは相変わらずの美しいサウンドと、万里さんの独特の語りで1時間があっという間に過ぎ去った。今日の演奏曲は

・湯の上ものがたり
・糸
・Tango(佐伯駿君へ)
・あなたを忘れない など


1時間があっという間


ビエント・パーカッション部 テレピーも登場


今日も清らかな水が水前寺から江津湖へと流れる

からくり儀右衛門 と 久留米絣

2016-01-29 15:17:28 | 歴史
 先日、NHK「歴史秘話ヒストリア」「からくり儀右衛門」を取り上げていた。「からくり儀右衛門」とは久留米に生まれ、江戸時代後期から明治時代初期にかけて活躍した発明家、田中久重のことである。久重は幼い頃からモノづくりに才能を発揮し、からくり人形に始まり精巧な万年時計に至るまで、数々の発明品を世に出すとともに、多くの後継者を育て、技術大国日本の礎を築いた偉人である。
 この久重よりも10年ほど先に同じ久留米の通町に生まれ、今日では久留米の伝統工芸品として全国に知られる「久留米絣(くるめがすり)」を創始したのが井上伝女である。「絵がすり」で苦労していた伝女は、近所で天才のほまれ高い少年久重に助けを求め、久重は見事にこの技術的難問を解決した。二人の故郷、久留米市通外町の五穀神社には二人の胸像が仲良く並んでいる。
※右の写真は朝ドラ「あまちゃん」でおなじみの久留米絣の半纏

▼筑後地方の婦女子は必ず機織りを習う習慣があった(そろばんを機織りの音に見立てている)

43回目の結婚記念日

2016-01-28 16:12:15 | 
 今日は43回目の結婚記念日。例年のごとく、特にこれといったことはやらず、家内の手づくりの料理でささやかに祝う。
 これまでも、このブログで結婚記念日にふさわしい曲を選んでいたが、今年は「変わらぬ想い(Nothing's gonna change my love for you)」に変えて、同じジョージ・ベンソン「至上の愛(The Greatest Love Of All)」 にした。というのは、先日、NHKの「サタデースポーツ」で、サッカーの三浦知良さんが、この曲を「Tommorow Song」に選んでいたから。実はこの曲はオリジナルのジョージ・ベンソン版はあまり聞いたことがなく、東京勤務時代、通勤電車の中でホイットニー・ヒューストン版をウォークマンで繰り返し繰り返し聞いていたことを思い出す。


長唄 船揃(ふなぞろえ)

2016-01-27 16:55:39 | 音楽芸能
 この曲が作られたのは江戸後期。「江戸の花」の一つでもあった隅田川の賑やかな様子を唄っている。当時、隅田川は江戸の経済を支える舟運の大動脈。大型の帆船で運ばれた上方からの物資は、河口の佃沖で小型船に積み替えられ日本橋方面へと運ばれた。下の「江戸名所図会」には、多くの船がひしめき合って行き交う佃付近の様子が描かれている。
 白波が打ち寄せる磯では千鳥や鴎がのんびりと浮かび、釣り船が連れだって漕ぎ出し、月見や花見の屋根船、屋形船や吉原へ向かう客を乗せた猪牙船、荷物を運ぶ荷足船、御厩河岸の渡し船等々、春ののどかな風景の中、多くの船で賑わう隅田川の情景を描く。


▼長唄 船揃 (立方:はつ喜月若 ・ 花童あやの)  写真クリック → 動画再生




隅田川河口から江戸湾にかけて多くの船が行き交う風景(江戸名所図会)



花見帰り墨田の渡し(渓斎英泉画)

熊本でブラタモリ!?

2016-01-26 14:50:01 | テレビ
 NHKの人気番組「ブラタモリ」は第4シリーズの地方めぐりが昨年4月から始まったが、まだ熊本は登場していない。今後の予定についてのアナウンスはないが、そろそろかなという気がする。
 ところで、今シリーズのアシスタントを務めてきた桑子真帆アナが4月から報道番組へ異動することになり、後任を近江友里恵アナが引き継ぐことが発表された。桑子アナは最初の頃こそハシャギ過ぎの感があったが、最近ではタモリとの息もピッタリの感じになっていたのでちょっと残念だ。後任の近江アナは初任配置が熊本放送局だったので馴染みもあり、ぜひ頑張ってステップアップしてほしい。ちなみに彼女と一度だけ千葉城橋の上ですれ違ったことがある。


熊本放送局時代の近江友里恵アナ

元禄花見踊

2016-01-25 19:16:49 | 音楽芸能
 「長唄 元禄花見踊」は、今日も花見の名所で知られる江戸の名所、上野の山の華やかな花見風景を描いた長唄です。作られたのは明治時代に入ってからですが、上野が桜の名所となったのは、三代将軍徳川家光の頃で、元禄時代(1688-1704)には、数ある江戸名所の中でも随一の人気を誇るスポットになっていたそうです。
 元禄時代といえば、近松門左衛門、井原西鶴、松尾芭蕉といった文化人を生んだ「元禄文化」の花が一挙に開いた時代。この「元禄花見踊」にもそんな豪華絢爛な時代の空気がよく表現されています。
 ちなみに肥後熊本藩は第三代細川綱利の時代で、赤穂浪士の討ち入りがあったのもこの時代です。



歌川広重「東都上野花見之図・清水堂」



相撲は日本の芸能の原点!

2016-01-24 20:26:01 | 歴史
 大相撲初場所は日本人力士としては10年ぶりとなる大関琴奨菊の優勝で幕を閉じた。ともかく琴奨菊関と関係者および柳川の人々にお祝いを申し上げたい。

 ところで、相撲の始まりとされるのが日本書紀に書かれた野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹴速(たいまのけはや)の死闘である。
 折口信夫「日本芸能史六講」によれば、古より行われてきた田遊び・田舞ひ・田楽など、に関係した民俗芸能のルーツを辿っていくと相撲に行きつくという。つまり、相撲は日本の芸能の原点の一つということもできるわけだ。



安本亀八「相撲生人形」 野見宿禰と当麻蹴速



田遊びの一つ「御田植祭」

何だかなぁ 大相撲

2016-01-23 21:58:20 | スポーツ一般
 10年ぶりに日本人力士が優勝するかというので大相撲が盛り上がっているようだ。ふだんは終りの三番くらいしか見ない僕も、今日は久しぶりに幕内の後半戦をずっと見た。結果は、柳川出身の大関琴奨菊が断然有利な状況で千秋楽を迎えることになり、日本人力士の優勝が俄然現実味を帯びてきた。
 しかし、今日の土俵は納得いかないことが多過ぎた。まず、琴奨菊を追っかけていた白鵬と日馬富士の両横綱のあまりにふがいない負け方。けっして八百長とまでは言わないが、日本人優勝で大相撲人気を盛り上げようという空気に巻き込まれているような印象さえ受けた。
 それから、今日は疑惑の判定が二番もあった。いずれも物言いがついて行司軍配を覆すものだったが、NHK解説者の九重親方も勝負審判と異なる見解を述べていたが、納得できない勝負の判定だった。相撲を見始めて60年を超えたが、最近の大相撲を見ていると、プロとはとても思えないようなことがよくある。

舞踊団花童の鶴崎初公演!

2016-01-22 21:10:16 | 音楽芸能
 明日23日、大分市の鶴崎で舞踊団花童の公演が行われます。
 花童のサポーターのお一人で、NPO鶴崎文化研究会の一員でもある栗田弘一さんの2年がかりの計画がやっと実現します。
 かつて肥後熊本藩の飛地として、瀬戸内海への拠点となった鶴崎。そんなゆかりの深い鶴崎での初公演です。成功を祈りたいものです。

▼江戸時代の鶴崎町絵図(図クリック → 動画再生)

オードリー・ヘプバーン 没後23年

2016-01-20 15:19:35 | 映画
 今日はオードリー・ヘプバーンの没後23年にあたる日。毎年、この日には彼女の出演作を振り返ることが習慣になった。彼女が生涯で出演した作品は意外と少なく、25本くらい(主役級のもの)でしかない。その中には「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「昼下りの情事」「ティファニーで朝食を」などのように大成功したものもあれば、失敗作といわれるものも何本かある。しかし、今となっては、失敗作といわれる作品の方がむしろ愛おしい。そんな中の1本、「許されざる者」をあらためて紹介したい。なお、僕自身は決して失敗作とは思っていないのだが。

 彼女の出演作の中では異色中の異色、唯一の西部劇である。僕にとっても思い出深い作品の一つだ。公開されたのは1960年(昭和35年)、中学3年の時だった。製作中から「スクリーン」誌などで取り上げられていたので、逐一チェックしていた。オードリーが撮影中の落馬事故で大怪我をして製作続行が危ぶまれた時期もあった。待ちに待った公開が、熊本の洋画封切館「新世界」(今のパルコ)で始まると早速観に行った。映画評論家らの評価は散々なものだった。いわく、中途半端なアクション、中途半端なヒューマン・ドラマ、尻切れトンボ(ジョン・サクソンが途中で消えたり)、オードリーの起用は間違い等々。何せまだ中学生だったから、そんなものかなぁと思った。その後、ヒューマンな歴史劇にしたかったジョン・ヒューストン監督と、大活劇にしたかった製作会社ヘクトヒル・ランカスタープロ(主演のバート・ランカスター主宰)が、作品のコンセプトで衝突し、妥協の産物のような作品になってしまったという情報も伝わってきた。さらにそのジョン・ヒューストン監督が、自分の作品の中で最悪の一本と述懐したとかいう話も伝わってきた。その後、今日まで僕はこの映画をDVDなどで5、6回は観ているが、観るたびに、そんなに出来の悪い作品なのだろうかという疑問が段々強くなってくる。オードリーはチャーミングだし、名優たちの丁々発止のやりとりは作品の風格を感じさせる。同じアラン・ルメイ原作の「捜索者」(ジョン・フォード監督 1956)がアメリカ映画オールタイム・ベスト100の12位(西部劇では1位)にランクされていることを考えると、いったいこの差はどこにあるのだろうと思わざるを得ない。

【あらすじ】
 テキサスの平原で営む牧場がやっと軌道に乗り始めたザカリー家の長男ベンは、周囲の信望も厚く、いよいよ今迄でも最大規模のキャトル・ドライヴに出ようという矢先、妹レイチェルの出生をめぐっての悪い噂が立ち困惑した。その主はかつては彼の父のパートナーだった老人ケルシー。妹が養女であるのは確かだが、カイオワに殺された移民一家の生き残りと、亡父からは聞かされていた。それをケルシーは、彼女はカイオワから奪った娘でやがてその報いがあるだろうと、不気味な予言をし、ベンの仲間たちも怒って老人を吊るし上げるのだが、彼は真相を知るザカリー家の母を冷たい目で見つめるのだった……。そして、一家は孤立し、レイチェル奪還に現われたカイオワたちと死闘を繰り広げる・・・。(allcinemaより引用)


生涯唯一の西部劇となる


撮影中の落馬事故で大怪我をして製作続行が危ぶまれる


往年の名女優リリアン・ギッシュと


大スター バート・ランカスターと


西部劇スター オーディー・マーフィーと

イーグルスと息子の誕生

2016-01-19 19:12:46 | 
 グレン・フライが亡くなったという。グレン・フライというのはアメリカのロックバンド「イーグルス」の創設メンバーの一人でリーダーだったギタリストだ。ドラマーのドン・ヘンリーとともにイーグルスを支えたが、彼の死は、同世代の僕にとってやはり、一つの時代の終りを感じさせる。
 今から39年前、僕は防府に勤務していたが、度々、東京本社へ出張した。この年の7月のある日、僕は本社での会議に出席していたが、防府の病院で家内の出産が迫っていた。ずっと気になっていたので仕事が終わるとすぐに防府の自宅へ電話した。まだ3歳だった長男が電話に出た。長男は「また男だよ」と言った。六本木の会社寮に泊まっていたが、祝いたい気持もあって夕食の後、同じ会議に出席していた他事業所の仲間たちと一緒に六本木の街へくり出した。地階のクラブらしき店に入った。薄暗いフロアで大勢の若い男女が踊っていた。僕らはビールを飲みながらその様子を眺めていた。やがてステージで演奏していたバンドが、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」を演奏し始めた。まだ日本で流行り始めて間もなかったと思う。わりと出来の良いコピーだった。以来、僕は「ホテル・カリフォルニア」を聴くと必ず、三男が誕生したあの日のことを思い出す。


美人二題 ~ 最近のテレビ番組から ~

2016-01-18 19:16:38 | テレビ
■日曜美術館「夢の江戸美人画 傑作10選」(NHK-Eテレ)
 江戸時代の美人画の中から、特に評価が高い10作品が紹介された。喜多川歌麿、菱川師宣、鈴木春信、勝川春章、歌川国貞、鳥居清長、渓斎英泉、葛飾北斎らのおなじみの画家たちの作品にまじって北斎の娘、葛飾応為(かつしかおうい)の「夜桜美人図」が紹介された。応為の作品はこれまであまり見たことがなかったが、他の画家たちの作品にはない陰影に富んだ画風に心ひかれるものがあった。
 応為が登場する杉浦日向子さんの漫画「百日紅」は読んだことがあるが、昨年、アニメ映画化されているので今度、ビデオを借りてこよう。


葛飾応為 「夜桜美人図」(部分)


■世界!ニッポン行きたい人グランプリ2(RKK)
 昨年8月、放送された同番組の続編のようだが、昨年は見ることが出来なかった、ポーランド美人の舞妓編を見ることができてラッキー!
 世界には日本人以上に日本文化を愛する外国人が数多くいらっしゃることにビックリするが、日本人であるわれわれが、もっと日本文化を知らなければと反省させられる番組でもある。


憧れのまめ藤さんと一緒に「祇園小唄」を舞うユースティーナさん

市川崑監督 生誕100年記念映画祭

2016-01-17 20:37:12 | 映画
 2008年に他界された市川崑監督の生誕100年を記念して、都内で「市川崑映画祭 光と影の仕事」が行なわれているという。多くの作品の中から、代表的な30本くらいが約1ヶ月にわたって上映されるようだ。
 監督の作品は結構たくさん見ているが、中でも「東京オリンピック」は、大会後の追加撮影にエキストラとして参加したこともあって、特に忘れられない作品だ。当時、オリンピック担当大臣だった河野一郎氏と市川崑監督との「記録性」をめぐる激しい論争も今ではなつかしい。

 監督の作品の中から3本を選ぶとしたら次の3本を選びたい。
おとうと(1960)
細雪(1983)
東京オリンピック(1965)

 また、市川崑監督は「こころ」、「吾輩は猫である」や「夢十夜」の第二夜など、夏目漱石の作品を映画化していることは意外と知られていない。

※右の写真は「おとうと」の岸恵子