「映画 中村勘三郎」の全国公開に先立ち、今日、山鹿の八千代座で特別上映会が行われた。これは、芝居小屋をこよなく愛し、芝居小屋復興を願った勘三郎さんの遺志を継ぐため、全国各地の芝居小屋12座で先行上映が行われたもの。八千代座子供カブキ教室による「口上」と「仮名手本忠臣蔵 松の廊下」や舞踊団花童の日本舞踊が行われた後、「映画 中村勘三郎」が上映された。いっぱいに埋まった観客席は泣いたり笑ったり、はたまた初めて目にする映像に驚いたりで大きな感動につつまれた。映像の中には、かつて八千代座で行われた勘三郎襲名披露公演の模様なども写し出され、懐かしさもひとしおの観客も多かったようだ。映画が終わると観客席から大きな拍手が起こった。稀代の天才役者は死してなお、多くのファンの心をとらえて放さないようだ。
なお、「映画 中村勘三郎」の上映は明日(12/1)も、10:00、13:00、16:00の3回行われる。
なお、「映画 中村勘三郎」の上映は明日(12/1)も、10:00、13:00、16:00の3回行われる。