徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

アンダー・ファイア

2007-09-29 19:06:00 | 時事
 フリージャーナリストの長井健司さんがミャンマーで反政府デモの取材中、治安部隊に射殺される映像がテレビで繰り返し放送されている。この場面を見てすぐ、アメリカ映画「アンダー・ファイア(83)」を思い出した。この映画は中南米ニカラグアの内戦を取材するジャーナリストたちの姿を描いた映画だが、この映画の中でもジーン・ハックマン演じるジャーナリストが政府軍の兵士に至近距離から射殺される場面がある。この映画を見た時、総毛立つような恐ろしさにおそわれたが、今日でも同じようなことが現実に起こっていることに少なからぬショックを受けた。これからミャンマーの民主化がどのように進んでいくのかわからないが、その過程で、まだ多くの血が流されるのだろうか。

電子入札システム

2007-09-28 00:11:17 | ビジネス
 新潟から帰り、今日明日でKさんの会社の電子入札システムを立ち上げなければならないと朝からさっそく取り掛かった。新潟に行く前に電子証明やカードリーダーなどの準備は終っていたので、あとはパソコンのセットアップとインターネットを介してのテストランだけだ。熊本市の入札システムのことで確認したいことがあったので、担当課の契約検査室というところに電話をかけた。「電子入札システムのことでお聞きしたいのですが…」と切り出すと、いきなり「工事ですか、物品ですか?」ときた。「いや、その前の段階の話なんですが…」と言うと「どちらか言ってもらわないと困るんです。」と言いやがる。こちらが聞きたいのは、既に提出している「システム利用届」に対して送られてくる「パスワード」がいつ頃届くかだけなのに。担当を分けているのはおたくの都合なんじゃないの。と、ちょっとムッとしたが、今日のところは我慢した。それにしても操作マニュアルの分厚いこと。203ページもある。こんなもん、みんなよく我慢して従ってるなぁ…

新潟出張その3

2007-09-25 21:54:09 | ビジネス
 宿泊先のホテル新潟から仕事をしている学校まで、往きはタクシー、帰りはN先生の車で送ってもらう。砂地にどこまでも続く防風林。そこを切り開いた海岸沿いの道を約30分かけて通る。海岸線に帯状に続く砂地の内側は、もともと文字通り「潟」だったそうだ。防風林の松林は迷い込んだら怖いくらい密集している。横田めぐみさんが拉致された寄居町はすぐ近くだ。やはりこんな地形なのだろう。そのことを思うと暗い気持ちになってしまった。


新潟出張その2

2007-09-24 19:39:57 | ビジネス
 仕事の合間にすぐ裏の海岸に出てみた。はるか彼方に佐渡島を望む。砂浜や海の感じが九州のそれとはあきらかに異なる。ここが日本海であることを実感する。新潟も9月も下旬というのに暑い日が続いていたそうだが、今日は秋を感じさせる日和で、日差しも昨日福岡をたつ時の強さとは全く違う。九州から転勤してきたN先生によれば、新潟の冬はどんよりとした天気が続き、気分が滅入ることがあったそうだ。これから秋そして冬とどんどん気温は下がっていくのだろう。


44年ぶりの新潟

2007-09-23 20:14:52 | ビジネス
 新潟の地を踏むのは実に44年ぶり。高校3年の夏、インターハイ前の合宿で柏崎を訪れて以来だ。この歳になって、しかも仕事で訪れるなんて夢にも思っていなかった。福岡からの直行便が新潟空港に到着したのは、もう辺りがすっかり暗くなった午後6時半。到着ターミナルには今回仕事のお手伝いをすることになったN先生とT先生が出迎えにみえていた。


新潟空港

さらば、ベルリン

2007-09-20 22:23:33 | 映画
 今日はアメリカ映画「さらば、ベルリン」の試写会に行った。「カサブランカ」や「第三の男」など1940年代の名画へのオマージュというふれこみだったので、少しは期待したがやっぱりハズレだった。モノクロにしたり、電子的に画面をざらつかせたり、いろんな細工をして往年の名画の雰囲気を出そうとしているが、なんだかわざとらしく感じてしまう。全般的にメリハリがないのだ。ソダーバーグ監督の力量が足りないと言ってしまえばそれまでだが、「第三の男」のキャロル・リードも「カサブランカ」のマイケル・カーティスも、それまでのいろんな作品づくりのプロセスが、あの名作に結集しているのであって、突然、彼らと肩を並べるような作品を作ろうったってどだい無理な話だ。しかもラストの後味の悪さはいかんともしがたい。


卓のこと

2007-09-19 21:40:05 | その他
 わが甥の卓(すぐる)である。現在、東京は世田谷区南烏山の「バークェラッテ・インデックス店」というヘアーサロンの店長をやっている。この業界に入ってもう12年が経つ。高校時代はサッカーの選手で正月の高校サッカー選手権でゴールを決めた経歴を持つ。今でもたまにフットサルをやっているらしい。今入院している彼の父(すなわち私の弟)は一人息子だけに卓の結婚や将来のことがいつも頭の中を占めているらしい。病院のベッドでも問わず語りに卓の話題になった。
柴田卓の携帯ブログ

敬老の日

2007-09-16 19:36:10 | その他
 今日は母の敬老の日を祝ってわが家に兄弟が集まり食事会をした。弟がつい最近、体調を壊して入院中で参加できなかったのは残念だったが、今年はお盆にも集まらなかったので久しぶりの集いとなった。母はもう85歳になるが元気だ。この母の元気さに日頃本当に助けられている。家内の得意な餃子にみんなで舌鼓を打ちながら談笑はつきなかった。あと何年、こんな風に母を囲んで食事会ができるだろうか。1年でも永く続けられることを祈ってやまない。


てっぺいの初宮詣

2007-09-15 21:22:49 | その他
 今日は孫のてっぺいの初宮詣。朝早くから家内と久留米へ出かけた。姉のみわと同じく水天宮で無事、宮詣を済ませた。ここ久留米の水天宮は全国にある水天宮の総本社という由緒ある神社だ。ちなみにあの寅さんも境内で啖呵バイをやったことがある。てっぺいが装った祝着は、今から32年前に彼の父親が装ったものだ。宮詣の後、市内の写真館へ移動し、記念写真を撮ったが、それまでずっと眠っていたてっぺいがパッチリと眼を覚ました。なんと間がいいやつだ。その後、てっぺいの母親方の祖父母と合流し一緒に食事をして祝い合った。


藤崎八旛宮秋季例大祭(ボシタ祭り)

2007-09-15 00:04:54 | 時事
 本来ならば明日9月15日は敬老の日、そして藤崎八旛宮秋季例大祭のクライマックス、神幸行列の日だ。しかし、数年前に“ハッピーマンデー法”だかなんだかの影響で、いずれも9月の第3月曜日に変わった。お祭りも国民の祝日も、日にちそのものに意味があったのに。効率性のみが重んじられ、精神性はどこかに捨ててしまった今日の日本の問題の典型がここにある。毎年、日にちが変動するようになってから私のボシタ祭りに対する熱も冷めた。そのボシタ祭りも今や、女性が多数を占める華やかなカーニバルと化し、私が子供の頃のそれとはすっかり様相が変わってしまった。

それだけの人

2007-09-13 00:33:05 | 時事
 今月は忙しい。熊本市の公共工事が来年度から完全に電子入札化されるので、あるクライアントから依頼を受けて電子入札導入を進めている。今月中にはテストランが出来る状態にしなければならない。また、下旬には医療関係の統計解析を手伝うため、新潟に出張することが決まった。その前にほかの事を片付けておかなくてはならないのであたふたしていると、安倍首相辞任のニュースが飛び込んできた。「なんで今?」と思ったが、テレビではいろんな人がいろんな憶測をしていた。何が真相かはわからないが、要するにそれだけの人でしかなかったということなんだろう。

コムスン ショック

2007-09-11 13:34:20 | 時事
 昨夜のNHKスペシャル「コムスン ショック」を見ていたら、行政のいい加減さに怒りがこみ上げてきた。年金は言うにおよばず、日本の厚生行政はもはや崩壊していると言っても過言ではない。お役人が机の上で考えた制度に国民が振り回され、あげく高齢者などの弱者が犠牲を強いられている。80年代の初め、老人保健制度がスタートした頃、会社の健康保険担当だったが、随分といい加減な制度だなぁと感じたことを思い出す。介護保険もはっきり言って、いかにも介護現場のことは何も知らない(知ろうとしない)役人が机上で考えた制度に違いない。役人が国を滅ぼす…か?
※写真は介護現場を描いたドラマ「どんまい!」の1場面

黒澤明映画のテレビドラマ化

2007-09-10 01:04:03 | テレビ
 黒澤明の「生きる」をテレ朝がテレビドラマ化したというので観てみた。戦後間もない頃に作られた映画とは時代背景は異なるが、死に直面した人間の心の葛藤というテーマは古くて新しいものだから何ら違和感はない。また、ここに描かれてるお役所仕事の腹立たしさは、50年以上経った今でも基本的には全く変わっていないというのもある意味驚きだ。全体的な印象としては、原作のイメージを損なわないようにそつなくまとめたという感じか。松本幸四郎演じる主人公(原作では志村喬)に影響を与えるキーパーソンの娘役の深キョンは、原作で演じた小田切みき(チャコちゃんのお母さん)ほどの生命力に溢れるという感じがないのが難点だが、これはやはり時代の違いか。俳優の中では、主人公を一夜の夜遊びに連れまわすカーディーラーの男・北村一輝がよかった。原作では伊藤雄之助が演じた小説家にあたるのだろうが、この役はキャラクタを変えて成功している。この物語に主人公が唄う「ゴンドラの唄」は欠かせないのかもしれないが、正直、やはり時代的に違和感は拭えない。
 昨夜は同じく黒澤明の「天国と地獄」をテレビドラマ化したものが放送されたが、こちらの方は、映画が公開された時、高校3年で物語の背景となる時代の空気感みたいなものを鮮明に憶えており、今日の時代背景では難しいだろうと思って見なかった。


グランガーデン熊本とホームレス

2007-09-06 23:53:01 | ビジネス
 今日は知人からのヘルプコールで、1日、熊本市城東町の「グランガーデン熊本」内で仕事をした。ここはいわゆる介護付き高齢者マンションというやつだ。初めて中に入ってその豪華さに驚かされた。超高級ホテルなみのロビー、レストラン、図書室、フィットネスジム、文化室、大浴場、クリニック等々。そしてゆったりとして快適な居室。こんなところで老後を過ごせるにはいったいどの位のお金がいるのだろう。聞くのも恐ろしかった。一方でテレビでは、空き缶集めで生計を立てるしかない80歳を過ぎた老夫婦の話をしていた。市内で見かけるホームレスと思しき人にも高齢者が目立つようになった。この格差は何なのだろう。日本という国はこれから先、いったいどうなっていくのだろう。

シンクロはパーフェクトなスポーツだ!

2007-09-05 15:27:42 | スポーツ一般
 先日の世界陸上は、女子マラソンの土佐礼子選手の銅メダルで救われたように、昨今、日本のスポーツ界は女子選手の頑張りで支えられているような気がする。女子が活躍している競技の中でも応援しているのはシンクロナイズド・スイミングだ。自分が水球をやっていたのでその大変さがわかるということもある。シンクロは女子にとって、ある意味パーフェクトなスポーツだと思う。スピード、パワー、スタミナ、テクニック、芸術性さらにスタイルや美しさまで要求される。そしてその練習量たるや尋常ではない。最低でも1日5000キロカロリー以上の摂取が必要だと言われている。それはこんなハードな練習をしても体重が落ちることは許されないからだ。水中のスポーツは浮力を維持するために一定の脂肪を身に付けておく必要があるのだ。
 ひと頃、映画やTVドラマで「ウォーターボーイズ」というのがヒットした。あれは川越高校などの男子生徒が毎年行なうプールでのイベントを題材にドラマ化したものだが、あの中でやっているのは、あくまで「水中お遊戯」であって、断じてシンクロナイズド・スイミングではない。第一、シンクロの競技場は水深2.5メートル以上あるし、足を底に着けた演技などできない。映画やドラマの出来は別として、コピーにシンクロナイズド・スイミングなどと銘打つのは頑張っている彼女らに対して失礼だ。