野茂が引退を表明した。まずは「ご苦労様!」と言いたい。彼の人生観、野球観だからしかたがないが、個人的には引退が3年遅かったと思う。ちょうど3年前の2005年7月17日、ブログに下記のように書き込んだ。再掲してみる。
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コーファックス165勝、ドライスデール209勝、バレンズエラ173勝、ハーシュハイザー204勝。これは主にドジャースで活躍した歴代の名投手の通算成績である。野茂もまた、メジャーリーグにおけるキャリアはドジャースがメインであるが、日米通算とはいえ、彼の201勝もまた先輩たちに決してひけをとらない。
その野茂が今季所属しているデビルレイズから戦力外通告をされた。成績はともかく、最近の彼の切れのない投球ぶりからして予想はしていたがやはりショックだ。
野茂よ、先輩たちの成績と比較しても君はもう十分にやった。もうあまりメジャーのマウンドにこだわらず、君が目指している後進たちの環境づくりと指導に尽くしてほしい。これ以上、めった打ちされる君の姿を見るのはしのびない。
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この時以降、野茂は何度かメジャーのマウンドに戻りはしたが、結局1勝もできなかった。しかし、この3年間の経験は、今後の彼の人生に重要な意味を持つのかもしれない。