徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

Where Have All The Italian Pops Gone?

2009-07-31 23:02:46 | 音楽芸能
 僕らの若い頃、ポップスの中でもかなり重要な位置付けにあった“イタリアン・ポップス”。今日では全然聴かなくなった。もっともあの頃はイタリアの歌はすべてカンツォーネと呼んでいたが、ミーナやジリオラ・チンクェッティやウィルマ・ゴイクなどの歌がヒットすると、森山加代子、弘田三枝子、伊東ゆかり等、日本の歌手がこぞってカバーしていた。いつ頃から日本人は“イタリアン・ポップス”を聴かなくなったのだろう。たしかにあの頃はカンツォーネ・ブームではあったが、それにしてもこれほどパッタリというのは不思議でしかたがない。今聴いても素晴らしい歌がたくさんあった。


「月影のナポリ」ミーナ(1959)


「砂に消えた涙」ミーナ(1964)


「夢見る想い」ジリオラ・チンクェッティ(1964)

高速水着 全面禁止!

2009-07-30 09:20:31 | スポーツ一般
 FINA(国際水連)がやっと「高速水着」すなわち、ポリウレタンやラバーを素材とした水着を全面禁止とする方針を打ち出した。当たり前の話だ。こんな当たり前のことを決めるのに、どうしてこうも時間がかかるのだろう。今、ローマで行なわれている世界選手権でも異常な世界新ラッシュが続いている。どう見ても異常なのだ。水泳でも陸上でも、選手の能力がこんなに急に伸びることなどありえない。昨日、200米バタフライで銅メダルを獲った松田選手も、インタビューの中で、「やっぱり水着の種類を無視する自信はなかった」旨の発言をしている。勝った選手は必ず「水着が泳いでいるわけじゃない」と言う。しかし、彼らもテキスタイルの水着を着る勇気はないのだ。だいたい、5万も6万もする水着を着ないと記録が出ないということ自体がおかしい。これで今回の世界選手権の記録は永遠に破られないだろうなどという人もいるらしいが、そんなことは絶対ない。時間はかかるかも知れないが、人間の能力は伸び続けることは間違いないから、いずれ、テキスタイルの水着でも新記録が出る日は必ずやって来る。

シェルブールの雨傘

2009-07-29 20:24:24 | 映画
 ミシェル・ルグランのメロディを聴くだけで、せつない気持になる「シェルブールの雨傘」の“デジタルリマスター版”を観た。1~2ヶ月ほど前、デジリマ版の特別上映が、電気館で行なわれたのは知っていたが、行くチャンスを失ったので、DVDのリリースを待っていた。僕が大学に入った年に公開されたから既に45年が経つ。しかし、その魅力はいささかも色褪せていなかった。カトリーヌ・ドヌーヴの美しさはもちろんのこと、見事な色使いや心にしみる音楽。誰かのセリフじゃないが、むかし、こんな美しい映画があった。かの黒澤明監督が選ぶ世界の名画100本にも入っている。ドヌーヴの相手役ニーノ・カステルヌオーヴォは、ピエトロ・ジェルミの「刑事」や、ルキノ・ヴィスコンティの「若者のすべて」などにも出演したイタリアの俳優さんだが、いつも感心するのは、イタリア映画もフランス映画もお互いの国の俳優が何の違和感もなく出演し合っていることだ。それはさておき、僕は若い頃は、ドヌーヴよりも姉のフランソワーズ・ドルレアック派だったので、一緒にデジリマされた「ロシュフォールの恋人たち」もぜひ観ようと思う。








テレビ・ラジオ どうでもいい話

2009-07-28 14:22:55 | テレビ
 今日、車で千葉城町のNHKのそばを通りかかったら、見覚えのある顔の色白のスレンダー美人とすれ違った。誰だったっけ?と運転しながら考えた。そして、NHKの熊本のニュースを読んでいるアナウンサーであることを思い出した。帰ってからさっそくネットで調べてみた。池田伸子サンという今年の新入局員で、新潟出身であることがわかった。プロフィールには日本舞踊が得意とある。そういわれてみれば、たしかに熊本ではあまりお目にかからないタイプの女性かな?(いろんな意味で・・・)熊本にはいつまでいるのかしら?
 NHKの話のついでに言えば、BSのプロ野球放送に、解説者として時々、村田兆治さんが出てくるが、この人の話は僕はサッパリわからない。話がとりとめもなく続き、要するに何が言いたいのっていう感じだ。現役の時の凄さを見ているだけに、そろそろ解説は武田クンあたりに任せた方が・・・
 ついでにどうでもいい話だが、僕はラジオで聴く、大塚愛と夏目ナナの声の違いがわからない。

宮里藍 アメリカツアー初優勝!

2009-07-27 03:27:15 | スポーツ一般
 女子ゴルフの宮里藍選手が、念願のアメリカツアー初優勝を成し遂げた。今夜は何かが起こりそうで、寝ずに仕事をしていたら、このニュースが飛び込んできた。2006年からアメリカに主戦場を移してから、なかなか成果が表れなかったが、くさることなく、こつこつと努力を積み重ねてきた、その姿勢にまず敬意を表したい。ブリヂストンOBの僕にとって、ブリヂストンのサポート選手の一人でもある彼女の優勝は、何よりも待ち遠しいことだったので、なんだかホッとした。これをステップに彼女がもう1ランク上のクラスの選手になることを期待している。ともかくおめでとう!


クラウディア・カルディナーレ

2009-07-25 10:59:36 | 映画
 8月第一週にイタリアの巨匠二人の名作が、NHK-BS2で放送される。8月5日(水)はルキノ・ヴィスコンティの「山猫」、8月6日(木)はフェデリコ・フェリーニの「8 1/2」だ。いずれも1963年の作品で、その後の世界中の映画監督たちに多大な影響を与えたといわれている。若い頃に見た印象とどう違って見えるかが楽しみだ。そして楽しみのもう一つは、このどちらの映画にも出ている“キキ”ことクラウディア・カルディナーレだ。この当時は彼女が24、5歳の頃で、多くの大監督たちから引く手あまただった頃である。僕は、最も偉大な女優はソフィア・ローレンだと思っているが、これまでの人生で最も好きだった女優はクラウディア・カルディナーレだ。彼女はグラマラスな肢体にチャーミングな笑顔、そして独特のハスキーボイスが魅力だった。ハリウッドでも活躍したが、なぜか、イタリアの巨匠の一人、ヴィットリオ・デ・シーカの作品には出ていない。おそらくこれはデ・シーカとソフィア・ローレンの関係が影響しているものと思われる。それはさておき、絶頂期のキキの美しさを楽しみたい。

 
山猫                    8 1/2


彼女の世界デビュー作「刑事」(1959)

大災害と政治家たちの馬鹿づら!

2009-07-23 21:13:53 | 時事
 山口県防府市などの集中豪雨による土石流災害は、死者・行方不明者合わせて20名を超える大惨事となった。そして、またも犠牲者の多くが、お年寄りなどの弱者。かつて防府に住んでいた者として、いたたまれない気持だ。あの262号線が濁流の川になっている様子をニュースで見て唖然とした。この日のトップニュースは、集中豪雨と衆議院の解散。ニュースが切り替わって、万歳をしながら大口を開けて笑っている政治家たちの馬鹿づらを見ながら、しばらく怒りがおさまらなかった。

皆既日食

2009-07-22 14:11:50 | 時事

 熊本でも太陽の約92%が欠けるという部分日食が観測できた。10時からちょうど、K氏宅へパソコンのサポートへ出かけたが、10時45分くらいから中断して、みんなで表へ出た。空には雲が出ていたが、雲の切れ間から欠け始めた太陽がのぞき、薄雲がかかった時は、ちょうど遮光フィルタがかかったような感じで肉眼でもハッキリ見えた。辺りを照らす光が、だんだん陽光というより、何かの照明のような色合いに変わり、体感温度が下がっていくのを実感した。また、昼間の道路上というのに、急に蚊に刺されだした。数分間の不思議な体験だった。46年前も見ているはずなのだが、ほとんど記憶はない。

世界水泳シンクロ、日本苦戦中!

2009-07-21 21:39:16 | スポーツ一般
 最もメダル獲得を期待されていたデュエットのテクニカル・ルーティンでも日本の乾・小林組は4位に終り、テクニカル・ルーティン種目では日本はメダル・ゼロとなった。個人的に期待していたソロの足立選手は5位だったが、初めての大舞台でよく健闘したと思う。残すは明日からのフリー・ルーティンだが、どんな活躍を見せてくれるか。しかし、今回は若いチームの出発の大会。過大な期待はやめよう。今回の経験にモチベートされて、若い選手たちが今後どう伸びていくか。そちらの方が楽しみだ。

Google Chrome

2009-07-19 09:40:09 | その他
 最近、いろんなサイトで目にするようになった「最新のブラウザにアップグレードしてください」のフレーズ。ブロードバンド時代になり、動画などのコンテンツを、ストレス無くブラウジングできる、より高性能なブラウザが求められるのは当然だ。しかし、使っているOSはいまだにWindows XP。「インターネット・エクスプローラー」を、今のバージョン6からアップグレードする気はさらさらない。しばらくは、「アップグレードしてください」の表示も無視していたが、正直、だんだん気になりだした。そこでとりあえず、「Google Chrome」をインストールした。使いこなすまではしばらく時間がかかりそうだが、当面は、「インターネット・エクスプローラー」と「Google Chrome」の両刀使いで行こうと思う。

高橋真梨子コンサート in 熊本

2009-07-16 22:44:16 | 音楽芸能
 今日は三男のプレゼントで、永年の念願だった高橋真梨子のライブに家内と行った。まず気がついたのは、ちょうど5ヶ月前に行った平原綾香の時と比べると明らかに年齢層が高い。僕よりも年上と思われる方が結構来られていた。ヘンリーバンドが41歳から66歳と言っていたが、客層もそんな感じだった。新しいアルバム「No Reason」に収められた加山雄三の「君といつまでも」、菅原洋一の「恋心」、ハナレグミの「サヨナラCOLOR」など、男性歌手のカバーも織り交ぜながら、ヘンリーバンドのドラムパフォーマンスあり、沢田研二の「勝手にしやがれ」からスタンディング・タイム突入と盛り沢山。しかし、聴きどころはやっぱり、「for you...」、「ごめんね」、「グランパ」などのしっとりとしたバラード。本物の歌手というのは、こういう人のことを言うのだとあらためて思った。とにかく音程の確かさには舌を巻く。曲の途中で転調してもビタッと音程が合うところで鳥肌が立った。


頭が下がる思い

2009-07-15 21:38:38 | ビジネス
 シナリオを書き進めていくと、どうしてもロケハンが不十分だったシーンが出てくる。玉名や荒尾はいつでもまた見に行けるが、徳島県となるとそうはいかない。藁にもすがる思いで徳島県美波町教育委員会のK課長にお願いしてみた。なんとお願いのメールを入れて、わずか3日後には、こちらのリクエストに沿ったロケーションの写真と、撮影ポイントを記した詳細地図が郵送されてきた。お忙しい中、ご協力いただいたK課長には本当に頭が下がる思いだ。なんとしてもこれを無駄にしないよう頑張らなければ・・・

 
徳島県美波町・鹿の首峠から旧阿部村を望む

 
お水大師から望む阿部の浜と潮吹き展望台から望む志和岐の集落

千と千尋&トトロ&ポニョ

2009-07-14 18:43:30 | 映画
 先週金曜日の夜から次男一家が久留米からやって来た。孫のてっぺいがしきりに「トトロ、トトロ」と言う。なんでも毎日朝から「となりのトトロ」のDVDを見るのが日課らしい。しかたないので、DVDを借りに行った。姉のみわは、この前映画館で見た「ポニョ」がいい、と言うので、「となりのトトロ」と「崖の上のポニョ」と、ついでに「千と千尋の神隠し」を合わせて3本借りて来た。おかげで土日はこれらを繰り返し見せられるハメとなった。「千と千尋」は前から、一度は見せてやりたいと思っていたので、彼らがどう反応するか注目した。プロローグからしばらくは、なんだか恐そう、と言ってソファの陰から覗き見るような感じだったが、話が進むうちにズンズン引き込まれていったようだ。これが宮崎マジックか。

リミット -刑事の現場2-

2009-07-12 16:01:25 | テレビ
 昨日から始まったNHK土曜ドラマ「リミット -刑事の現場2-」は、久々に見ごたえのある連ドラになりそうだ。チャラチャラした刑事ドラマが多い中、コクのある人間ドラマを見せてくれそうな予感がする。1stシリーズからの森山未来と、寺尾聡に代わる武田鉄矢の組み合わせが面白い。何かの番組で、武田鉄矢が森山未来のことを素晴らしい役者になると褒めていたが、もうあの「セカチュー」の軟弱な高校生のイメージはない。武田鉄矢が演じるハグレ刑事は、彼がこれまでに演じた刑事にはないダークなキャラクタだ。作・遊川和彦は、今の世の中は、沸々たる人間の怒りが限界点に達してやがて、限界を超えて何かが起こるのではないかという社会の状況を描きたかったらしい。それがタイトルの「リミット」の意味だそうだ。1回目の昨日は通り魔事件が取り上げられたが、次回以降の展開が楽しみだ。


小山薫堂さんの発想が生かせるか?

2009-07-09 12:53:30 | 時事
 2011年3月の九州新幹線の全線開業に向けて「新幹線くまもと創りプロジェクト推進本部」は、映画「おくりびと」の脚本家小山薫堂さんに総合アドバイザーを依頼することを決めたそうだ。依頼する以上は、単に意見を聞くだけでなく、このプロジェクトの全権を与えて、プロジェクトのコンセプトを根本的に見直してもらいたい。官民組織とは言え、この組織の事務局は県の地域振興課。経済のわからない県の役人が机の上で考えたプランにろくなものはない。得てして役所や有力企業のお手盛りプランになりかねない。事業のテーマに「くまもとの『食』と『文化』でおもてなし」とあるが、「熊本の食」っていったい何なの?「熊本の文化」っていったい何なの?小山さんにはそこら辺からもう一度、突き詰めていってもらいたい。ニュースには「県内の盛り上がりがいまひとつ」とあったが、当たり前の話だ。ほとんどの県民がこんなプロジェクトがあることすら知らないし、きちんとしたアナウンスを受けたこともない。