徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

江里口匡史とスプリンターの系譜

2009-06-30 18:48:51 | スポーツ一般
 先日の陸上日本選手権100mで優勝し、世界選手権の代表に選ばれた江里口匡史選手。放送の中で「熊本の鹿本高出身・・・」と言っていたので、「あゝ、そうなんだ」と何気なく見ていたが、どうも顔に見憶えがある。記憶の糸をたぐってみた。何年か前に熊本のローカル局が高校時代の彼のことをリポートしたニュースだか、ドキュメントだかを思い出した。たしか、高校でも全国トップレベルで期待されていたが、インターハイで惨敗したような内容だった。あの頃は、何かひよわなイメージだったが、今、テレビに映る彼の顔は見違えるほどたくましい。そうか、早稲田に行ってたんだ。放送では末續慎吾に続く熊本が生んだスプリンターと紹介している。これも何気なく聞き流そうとして「いやいや!そうじゃない!」と思い直した。親父が生前、「熊本は短距離王国だ!」とよく言っていたことを思い出した。末續慎吾の前があるのだ。1936年のベルリン五輪に出場した八代市出身の谷口睦生さん、1956年のメルボルン五輪に出場した熊本市出身の清藤享さん。江里口クンがこれらの先輩に続くオリンピアンになれるかどうか、これからが楽しみだ。

デジカメ画像の整理

2009-06-28 20:54:17 | その他
 パソコンのハードディスクにどんどん溜め込んでいるデジカメで撮った写真を、少し整理しようと作業を始めた。今使っているデジカメは高精細で撮ると1枚が2~3メガバイトになっているので、大量に整理しようとすると重たくてなかなかはかどらない。写真は孫たちを撮ったものが圧倒的に多いので、そのうち1枚1枚に見入ってしまい、ディスク整理がアルバム鑑賞みたいになってしまった。孫娘のみわが5年前に生まれた時からの写真を時系列で見ていくと、その成長ぶりがよくわかって感慨もひとしお。爺バカなひと時を過ごしただけに終った。


マイケル・ジャクソン逝く・・・

2009-06-26 13:25:59 | 音楽芸能
 彼の訃報に接すると、なぜか思い出すのは、60年代にジャクソン5として世に出た時の可愛い姿だ。彼には毀誉褒貶あった。かつての彼のファンの一人としては後の10数年はいらなかったな。しかし、今となっては何も言うまい。彼の願いでもあった、「Heal The World」の一節を掲げて安らかな眠りを祈ろう。

Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me
And The Entire Human Race
There Are People Dying
If You Care Enough
For The Living
Make A Better Place
For You And For Me

世界をいたわろうよ。
世界をもっと素敵な場所にしようよ。
君のために、僕のために、全人類のために。
人々が今まさに死んでいるんだ。
もし、生きている人々を十分いたわっていって、
君のために、僕のために、もっと素敵な場所にしようよ。

(注)ホテル・ジワタネホさんの素敵な訳詩を使わせていただきました。


I want you back


Heal The World

シェーン! カンバ~ック!

2009-06-25 11:53:29 | 映画
 30日(火)夜、NHK-BS2に「シェーン」が帰って来る。久しぶりの再会だ。初めて観てから50年近く経つが、何回観てもジョーイ少年のような気持で観てしまう。6年前、「1953年問題」で裁判沙汰になったが、現在は著作権が消滅しているとされる。しかし、マスターフィルムを所有している米パラマウント社がDVD化していないので、現在、市中に出回っているDVD版は、「バッタもん」に近い。したがって、今度のBS放送は綺麗な映像で観れる貴重なチャンスとも言える。この映画は、アメリカでは今日でも根強い人気があり、それだけにネットなどで流布されるトリビアは多い。その中のいくつかを挙げてみると
・製作された頃はハリウッドにもマッカーシーの赤狩りが吹き荒れていたが、この映画の内容が問題視される恐れがあったため、公開を1年延期した。
・監督のジョージ・スティーブンスは当初、シェーン役にはモンゴメリー・クリフトを考えていた。
・スターレット役には最初、ウィリアム・ホールデンがオファーされたが、引き立て役であることを嫌い、断った。
・射撃シーンのスタントを務めたのは、スティーブンス監督の次回作「ジャイアンツ」に起用されるジェームス・ディーンだった。
・シェーンは酒場でのガンファイトで瀕死の重傷を負っており、ラストシーンでシェーンが向かう先は墓場である。
・パラマウント社は経営が苦しくなると、その都度「シェーン」を再上映して凌いだ。等々、他にもいろいろある。
 ともかく、「シェーン」はその後作られた多くの映画に影響を与えており、映画史に残る名作であることは間違いない。


入江選手の幻の世界記録

2009-06-23 10:34:19 | スポーツ一般
 入江陵介選手が5月、オーストラリアで出した200m背泳の1分52秒86という記録はやはり認可されず、幻の世界記録となってしまった。理由は、その時点では認可されていない水着を着用していたからだそうだ。先日、インタビューを受けた入江選手は「水着のことばかりが問題になるが、泳いでいるのは人間だから、そっちに目を向けて」といった趣旨の発言をしていた。それならばなぜ、認可されていない水着をあえて着用したのだろうか。彼自身は知らなかったとしても、提供した会社や日本水連は知っていたはずである。おそらく、公式大会とはいえ世界的にはあまり注目されていない日豪対抗で試しに使ってみて、記録が出て認可されれば儲けもの、くらいの気持だったんではないだろうか。水着メーカーにとっては世界記録に認可されようがされまいが、話題性で商品が売れるから御の字というわけだ。そんな裏事情を入江選手が知らなかったとしたら、彼こそいい面の皮だ。彼が言うように泳いでいるのは水着ではなく人間だ。しかし、百分の一秒を争う現在の競泳では、高性能の水着を着用した方が圧倒的に有利であることも事実。僕が水泳を始めた子供の頃、水泳は海パンであろうが、ふんどしであろうが穿いてさえいれば誰でも参加できる純粋なスポーツだった。ところが今は最新の水着を着用していないと参加するのさえ恥かしいような空気がある。何かがおかしい。

父の日のプレゼント

2009-06-22 00:45:02 | その他
 今年も息子たちから父の日のプレゼントをもらった。日頃、そんなもん、ギフト商戦に乗せられているだけだと、冷ややかな目を向けている僕も、とりあえず嬉しいものだ。そう言えば、親父が生きていた頃、父の日のプレゼントなんかしたことがあったっけ?どうも思い出せない。ということは、おそらくやってなかったのだろう。母の日は僕らが子供の頃からあった。だいたいカーネーションではあったが。いったいいつ頃から父の日のプレゼントなんてものが始まったのだろう。ともかく、僕らがいま、こうして父の日のプレゼントをもらえるってことは幸せと思うべきなのだろう。


スペシャルドラマ2題

2009-06-20 23:38:59 | テレビ
■親父の一番長い日(フジテレビ)
 同名のさだまさしの歌をモチーフにして、「寺内貫太郎」、「セーラー服と機関銃」、「セカチュー」などのエッセンスを盛り込んだらこんなんができました、という感じか。ドラマの出来はともかく、長澤まさみは最近のドラマの中では一番ナチュラルでよかったんではないかい。どうも最近は、幅を広げようという意図はわからんでもないが、いかにも、こんなキャラに設定してみました、というのが多すぎる。身につまされたのは、事故で下半身不随となった新夫との、これからの永い結婚生活は大変だろうなぁということ。ドラマはあそこで終るが現実は・・・。実際、全く同じような経過で30数年、夫婦生活をして来られた知人から、いつもその壮絶な体験談を聞いているから。



■刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史(テレビ朝日)
 戦後の多くの大事件の捜査に携わった実在の名刑事、平塚八兵衛の足跡と生き様を描いている。渡辺謙を始め、名うての役者がぶつかり合う迫力はさすがだ。ただ、いろんな事件が出てきて、その都度登場人物も変わったりするので、一種のオムニバス映画のような感じで、盛り上がりにはちょっと欠けたかな。明日の夜に続くが、さて見る意欲が続くかな。
※追(6/21)
 2部もとうとう最後まで見た。最近のテレビドラマの中では見ごたえがあった。しかし、小原保の墓に泣き崩れるラストシーンは違和感を感じざるを得ない。おそらくあれは、小原の向こう側にいるかつての自分自身への惜別の情が重なっているのだろうが、捜査会議であれほど声高に被害者の人権を叫んでいたにもかかわらず、あの小原への思い入れはいったい何なんだろう。


まあちゃんのテレビ出演

2009-06-18 21:58:14 | その他
 夕方、RKKのニュースを見ていたら姪の家の四姉妹の次女まあちゃんが突然出てきてびっくり。今日、光ブロードバンドを利用して熊本、宮崎、山口の3県の小学校がオンラインによる交流学習を行なったらしい。熊本はまあちゃんが通う泉が丘小、山口は良城小、宮崎は清武小が参加したそうだ。それぞれの学校が順番に特徴を説明したり、歌を披露したり、特産品を紹介したり、ゲームをしたりして交流を深めたそうだ。泉が丘小の生徒の中から、なぜまあちゃんが選ばれて発表したのかは知らないが、小さい頃からものおじしない子だったので、大勢のマスコミに囲まれても平気だろうと、その度胸を見込まれたのかもしれない。

君の友達 & 愛ある限り

2009-06-18 12:54:02 | 音楽芸能
 なんだか疲れたとき、聴きたくなる歌というのがいくつかある。邦楽もあれば洋楽もあるが、洋楽の中では次の2つが代表的なものだ。いずれも聴いているうちに自然と暖かい気持になり、疲れを忘れさせてくれる。
 1曲目はキャロル・キングの代表作とも言える「君の友達/You've Got A Friend」

 そして2曲目は、キャプテン&テニールの「愛ある限り/Love will keep us together」




ワールドカップ最終予選 オーストラリアに敗戦の意味

2009-06-17 21:53:37 | スポーツ一般
 またしてもオーストラリアには勝てなかった。日本はベストメンバーではなかったが、いやしくもワールドカップの予選でそんな言い訳は通用しない。また、既に本大会出場権を得ているから勝敗は関係ないという意見も間違っている。60年代から数々の対オーストラリア戦を見てきたが、何かがかかったギリギリの試合で日本が勝ったのを見たことがない。ここに日本が世界でもう一つ上のクラスになかなか行けない問題点が凝縮されているような気がしてならない。正直、今の日本チームは前回のワールドカップ代表より、まだ弱いだろう。あと1年しかないが、何か劇的な変化がない限り、ベスト4どころか、前回の二の舞になりかねない。おそらくサッカー協会幹部はそこら辺は十分承知の上だろう。サポーターの一人としてしっかり見守っていきたい。ともかく、マスコミの過大評価だけには騙されないようにしながら。

3D映画新時代の到来!

2009-06-15 08:33:11 | 映画
 空前の3D映画ブームが来るらしい。ハリウッドでは3Dによる新作映画が続々と製作される予定だそうだ。しかし、この3D映画、けっして新しいものではない。もちろん今のデジタル技術とは異なるが、50年以上も前から3D映画は作られている。もっとも当時、日本では「立体映画」と呼んでいたが。僕が初めて3D映画を観たのは1953年(昭和28年)の暮れだったと思う。つまり55、6年も昔のことだ。作品は「フェザー河の襲撃」という冒険活劇的な西部劇だった。内容はシャイアン族にさらわれた白人女性を救出するためにカウボーイや騎兵隊が、シャイアン族と壮絶な戦いをするというものだった。この3年後に作られるジョン・フォードの名作「捜索者(1956)」を先取りしたような内容だったが、映画の製作意図は明らかに、3Dを駆使したアクションシーンをふんだんに見せることであり、「捜索者」のようなヒューマン・ドラマではなかった。しかし、まだテレビもない時代の小学2年生だった僕にとっては、この上ない最高のエンタテイメントだった。こちらに向かって飛び出してくるトマホークや矢やナイフを観客が一斉に身をよじってよけた光景を今でも思い出す。何日間かは興奮冷めやらず、同級生たちに自慢げに話して聞かせたことを憶えている。
 しかし、その後「立体映画」の話はあまり聞かなくなり、代わって「シネマスコープ」や「シネラマ」や「70ミリ映画」などが次々と表れた。次に3D映画を観たのは、33年後の1986年(昭和61年)に東京ディズニーランドで観た「キャプテンEO」だ。技術の変遷を経ながら、表れては消え、消えては表れる3D映画は、三次元で映像を見たいという人間の見果てぬ夢なのだろうか。


フェザー河の襲撃(1953)


Another Part Of Me (CaptainEO) - Michael Jackson

坪井川に船運復活? 先にやるべきことは・・・

2009-06-13 23:03:13 | 時事

 熊本市の中心部を流れる坪井川に、かつてのように観光船や屋形船を運航し、観光資源として活用しようという計画があるらしい。それ自体は大いに結構なことなのだが、この計画を推進している官民組織に「その前にやるべきことはありませんか?」と言いたい。現在、熊本市内には50人前後のホームレスの人たちがおり、その大半は河川の橋の下などに住んでいると言われている。僕の知っている範囲でも坪井川の上流の方に7~8人を見る。今回の船運計画は下流の方の話だが、上流にはどうせ行かないから放っといて、下流の方だけを綺麗にして、観光客に「さあ見てください!」というのはちょっと違うんじゃないかと思う。この人たちがせめて雨露をしのげる宿舎を確保することを、まずやるべきだ。それから船運計画を考えたっていいじゃないか。何ごとも上流から解決して行こうよ!

デジタル化の落とし穴 ~レッドデータブックくまもとの赤恥~

2009-06-12 20:53:10 | 時事
 熊本県が3月に発行した「改訂版レッドデータブックくまもと」(熊本県の動植物のうち絶滅危惧種の事典)に大量の誤りが見つかり、販売を中止したと、今朝の熊日新聞が伝えている。当の県によれば、作業が遅れて年度末までに発行するのが危うくなり、内容をノーチェックで印刷にまわしたという。なんとも理由にならないお粗末な説明だが、誤りの原因はそれだけではないと思われる。あくまでも推測だが、デジタルデータ処理に対する過信みたいなものがあったのではないだろうか。その表れが、ある生物の説明が他の生物の説明と入れ替わっていたという事実だ。実は、僕自身も長文をパソコン編集する時にちょっとしたミスで大失敗をしたことがある。Wordなどの高度な編集機能を使った時に起こりやすい。自分の目やペンで作業を行なったひと昔前ならおそらくあり得なかっただろう。編集しながら、常に自分の目でチェックしていたからだ。今回の県のケースは、われわれにも常に起こりうることであることを肝に銘じたい。それはさておき、県は修正して再発行するらしいが、全く無駄な金を使ってくれるよな~。

光ネクスト騒動

2009-06-10 15:51:09 | その他
 Eさんから「インターネットの回線をADSLから光回線に代えたけど、インターネットにつながらない・・・」とヘルプの依頼あり。行ってみると確かにセットアップが完了できない。ルーターを設定し直したり、WindowsXPをSP2に戻してみたり、考えつくあらゆることをやってみてもダメ。NTTに聞けばプロバイダ側の問題だというし、プロバイダのI社に聞けばルーターの設定やNTTのセットアップツールに問題があるのではと、2日間振り回された。最終的にはどうもプロバイダの設備的な問題があるのではないかと推測し、Eさんに再度、プロバイダへ調査依頼をしてもらった。そして分かったのは、今回Eさんが導入した光回線は、最新の「フレッツ光ネクスト」というサービス。NTT側にこれを勧められ、しかもプロバイダがI社であることは事前に問題ないとの確認をとった上で、導入を決めたらしい。ところが、実はよく調べてみるとこの「フレッツ光ネクスト」はI社は未対応であることが判明。いい加減にしてよ!NTTもプロバイダのI社双方とも契約さえ取れれば後は知ったこっちゃないという感じだ。長澤まさみちゃんの印象も悪くなるじゃないか!全く!(怒)

「街道てくてく旅 ~山陽道~」 あゝ下松

2009-06-08 21:43:48 | テレビ

 「街道てくてく旅」は下松市の花岡宿に入った。原田さんは食欲も旺盛で快調のようだ。
 この下松市も僕にとって想い出深い町だ。昭和37年、インターハイは翌年に国体を控えた山口県で開催され、水球競技は下松市の市営プールで行なわれた。僕らの学校は前年のインターハイで優勝していたので、連覇を目指して大会に臨んだ。順調に勝ち上がって行ったが、準決勝で、当時新興チームとして急激に力をつけていた岡山・関西高に延長戦の末、苦杯をなめた。数年続いていたライバル校、京都・鴨沂高校との決勝戦対決はならなかった。翌日の三位決定戦で早稲田学院に勝って三位になったものの、学校や先輩たちの期待に応えられなかった僕たちは失望の思いで汽車に乗って熊本へ帰ったことを思い出す。そんな、ほろ苦いけれど今となってはとても懐かしい町だ。
 日本水泳連盟の機関誌のバックナンバーを見ていたら、当時の記録が残っていた。