4月3日に阿蘇・西原村のカフェギャラリー「壹(わん)」で開かれる予定だった「岡林立哉コンサート in Wang」が、壹さんの都合により中止されるとの連絡がありました。今後のことについては決まり次第、あらためてご連絡とのことです。
昨年見逃した映画のうち、最も見たかった映画「夕凪の街 桜の国」のDVDがやっとリリースされたので、さっそく借りてきた。ついでに、こうの史代の原作を買って読んだ。わずか94頁の漫画である。しかし、その簡潔なストーリーに込められた意味は限りなく深い。
話は「夕凪の街」編と「桜の国」編とから成っている。「夕凪の街」編は戦後13年(原作は10年)の頃の一人の被爆女性の物語。そして「桜の国」編は現代に生きる被爆二世の女性の物語。そしてその二つの物語がだんだん重なり合っていく。見ていると「夕凪の街」編がとてもタイトな話で映像的にも惹きつけられるものがあるのに対し、「桜の国」編の方はロードムービー的でとてもゆる~い感じにややギャップを感じざるを得なかった。
われわれはつい原爆は過去の出来事だと思いがちだが、実は、被爆者にとってもその子や孫にとっても、そしてわれわれ自身にとっても現在進行形の問題なのだという認識を新たにせずにはいられない。その意味においてこういう映画はこれからも作り続けられなければならないと思う。それはさておき、佐々部清監督の映画ってどれも優しい映画だなぁ。
話は「夕凪の街」編と「桜の国」編とから成っている。「夕凪の街」編は戦後13年(原作は10年)の頃の一人の被爆女性の物語。そして「桜の国」編は現代に生きる被爆二世の女性の物語。そしてその二つの物語がだんだん重なり合っていく。見ていると「夕凪の街」編がとてもタイトな話で映像的にも惹きつけられるものがあるのに対し、「桜の国」編の方はロードムービー的でとてもゆる~い感じにややギャップを感じざるを得なかった。
われわれはつい原爆は過去の出来事だと思いがちだが、実は、被爆者にとってもその子や孫にとっても、そしてわれわれ自身にとっても現在進行形の問題なのだという認識を新たにせずにはいられない。その意味においてこういう映画はこれからも作り続けられなければならないと思う。それはさておき、佐々部清監督の映画ってどれも優しい映画だなぁ。

馬頭琴&ホーミー奏者、岡林立哉さんの演奏会が、4月3日(木)阿蘇西原村の「カフェギャラリー壹(わん)」で開かれる。折りしも4月5日からは、浅野忠信主演の映画「モンゴル」が公開されるので、多くの方々にモンゴルの民族楽器、馬頭琴とモンゴル独特の唱法ホーミーにぜひ触れていただきたい。


アメリカの男優リチャード・ウィドマークさんが亡くなった。高校時代、最も好きな男優だっただけに当時の想い出と重なり特別な思いがある。当時は彼の絶頂期で、晩年のジョン・フォード監督にも重用されたりして人気があった。岡本喜八監督は「独立愚連隊」を作る時、ウィドマークに似ているということで佐藤允を主役に抜擢した。数あるウィドマークの出演作の中で最も好きな作品は、1959年にエドワード・ドミトリク監督が作った「ワーロック」だ。ヘンリー・フォンダ、アンソニー・クイン、ドロシー・マローンらの大スターに伍して堂々と主役を張っていた彼の姿が今でも忘れられない。合掌。
「ワーロック(1959)」のシーンから


パワーポイントでのスライド作成に取り掛かったが、イラストの原画づくりには「水彩7」というソフトを使うことにした。パソコン上でまさに水彩画タッチの絵が描けるソフトだが、これがなかなか実際の水彩画のようにはいかない。いろんな機能を使いこなすのには時間がかかりそうだ。でも写真から下絵が描けるようなのでこれをマスターするだけでも重宝しそうだ。たしかNHKの「趣味悠々」でもこのソフトを使った講座をやっていたようなのでテキストを買ってくるか。

先週土曜日、テレ朝のスマステーションで「20世紀を代表する美女ベスト20」なんていう企画をやっていた。ちなみにその結果は
①オードリー・ヘプバーン②吉永小百合③ダイアナ④夏目雅子⑤マリリン・モンロー⑥グレース・ケリー⑦イングリッド・バーグマン⑧エリザベス・テイラー⑨ヴィヴィアン・リー⑩マドンナ⑪カトリーヌ・ドヌーブ⑫山本富士子⑬ブルック・シールズ⑭原節子⑮オリヴィア・ハッセー⑯ナディア・コマネチ⑰ツィギー⑱李香蘭(山口淑子)⑲若尾文子⑳ソフィア・ローレン
ということだった。誰を対象に調査したのか、どういう基準で選んだのかがはっきりしないので、目くじらを立ててもしょうがないが、上位の二人は妥当だとしても、順位はともかく、あとは「ん?」という感じの人も結構含まれる。個別にどうのこうの言うと、いろいろ差し障りもあるので、他にこんな人が入っていてもおかしくないなという人を列記してみた。
岸恵子、高峰秀子、岩下志麻、キム・ノバク、キャンディス・バーゲン、ブリジット・バルドー、クラウディア・カルディナーレ、ジェーン・フォンダ、ジョーン・フォンテイン、ジョディ・フォスターetc.
あと、この番組の中で、ヘップバーンのファッションの話題で“サブリナパンツ”が出てきたが、ヘップバーンカットには全然触れなかったり、ソフィア・ローレンについてアメリカ映画に出た時の話ばかりで、肝心のイタリア映画については触れなかったりと、首をかしげざるを得ない点が多かった。番組のスタッフはほんとにわかってやってたんだろうか?
①オードリー・ヘプバーン②吉永小百合③ダイアナ④夏目雅子⑤マリリン・モンロー⑥グレース・ケリー⑦イングリッド・バーグマン⑧エリザベス・テイラー⑨ヴィヴィアン・リー⑩マドンナ⑪カトリーヌ・ドヌーブ⑫山本富士子⑬ブルック・シールズ⑭原節子⑮オリヴィア・ハッセー⑯ナディア・コマネチ⑰ツィギー⑱李香蘭(山口淑子)⑲若尾文子⑳ソフィア・ローレン
ということだった。誰を対象に調査したのか、どういう基準で選んだのかがはっきりしないので、目くじらを立ててもしょうがないが、上位の二人は妥当だとしても、順位はともかく、あとは「ん?」という感じの人も結構含まれる。個別にどうのこうの言うと、いろいろ差し障りもあるので、他にこんな人が入っていてもおかしくないなという人を列記してみた。
岸恵子、高峰秀子、岩下志麻、キム・ノバク、キャンディス・バーゲン、ブリジット・バルドー、クラウディア・カルディナーレ、ジェーン・フォンダ、ジョーン・フォンテイン、ジョディ・フォスターetc.
あと、この番組の中で、ヘップバーンのファッションの話題で“サブリナパンツ”が出てきたが、ヘップバーンカットには全然触れなかったり、ソフィア・ローレンについてアメリカ映画に出た時の話ばかりで、肝心のイタリア映画については触れなかったりと、首をかしげざるを得ない点が多かった。番組のスタッフはほんとにわかってやってたんだろうか?


4月からBS2で放送される黒澤明監督全作品のリストを見ていたら、これだけはどうしてもすぐに見たくなってDVDを借りてきた。黒澤時代劇の原点ともいうべき作品。小学生の頃、よく学校の校庭などで行なわれていた移動映画館で観た記憶があるが内容はよく憶えていない。この歳になってあらためて観てみると、ここから「羅生門」や「七人の侍」や「隠し砦の三悪人」などが派生していったんだなぁと感慨深い。製作されたのは終戦の前後で、昭和20年9月に完成したことになっているが、GHQの検閲に引っ掛かって公開されたのは6年後だったそうだ。撮影していた時、黒澤が敬愛してやまないジョン・フォード監督が進駐軍に混じって見学に来たというエピソードが残っている。話は歌舞伎でおなじみの「勧進帳」だが、オリジナルのキャラクターとして榎本健一演じる強力が狂言回しとコメディリリーフ役で登場する。武蔵坊弁慶に扮する大河内伝次郎を始め、藤田進、志村喬、森雅之など風格のある男優が揃っているのも見どころだ。

榎本健一の強力と武蔵坊弁慶の大河内伝次郎

榎本健一の強力と武蔵坊弁慶の大河内伝次郎

熊本城二の丸公園の桜が開花し、辺りがさんざめく季節になった。気の早い人たちが花見をしていた。折りしも城内やその周辺では築城400年祭のイベントが行なわれたり、明日の熊本県知事選挙を控えて、各候補者が最後のお願いに回っていることなどもあって、せわしない雰囲気がただよう。明日は雨の予報もあるが、城内で花見を予定している人も多いだろう。
一昨年の大晦日から始まった「熊本城築城400年祭」も明日からいよいよエピローグ「未来へ」が始まる。桜の季節とも重なり、様々なイベントが目白押しだが、中でも注目は復元成った熊本城・本丸御殿の大広間が、4月20日から一般公開されることだ。熊本市民の各家庭には無料入場券が配られるらしい。それから4月30日の「坂東玉三郎特別舞踊公演」と5月5日の「渡辺貞夫と子どもたち「Share the World in Kumamoto ―こころつないで―」の二つはなんとしても見に行きたいと思っている。

坂東玉三郎 特別舞踊公演
日時:4月30日(水)19:00~20:40
場所:熊本城二の丸芝生広場特設ステージ

渡辺貞夫と子どもたち
「Share the World in Kumamoto ―こころつないで―」
日時:5月5日(月)14:00~16:30
場所:熊本城二の丸芝生広場特設ステージ

坂東玉三郎 特別舞踊公演
日時:4月30日(水)19:00~20:40
場所:熊本城二の丸芝生広場特設ステージ

渡辺貞夫と子どもたち
「Share the World in Kumamoto ―こころつないで―」
日時:5月5日(月)14:00~16:30
場所:熊本城二の丸芝生広場特設ステージ
昨年7月、NHKのETV特集で紹介された異色の映画「ヤーチャイカ」が完成し、公開日程が決まったらしい。この映画は、言葉を「詩」でつづり、映像はすべてスチール写真で構成するという。監督は現代詩の巨匠、谷川俊太郎さん。そして、原作および脚本は、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」の作詞などで知られる詩人の覚和歌子さん。主役二人の男女に、性格俳優として最近引っ張りだこの香川照之と「殯(もがり)の森」の尾野真千子が起用されているのも注目だ。公開が楽しみだが、さて熊本では見ることができるだろうか。無理かな。
(追記)
書いた後、谷川俊太郎さんのお父様、谷川徹三先生にお会いした時のことを思い出した。もう44年も前のことだ。市ヶ谷の私学会館で行なわれた大学水泳部の納会の時、一度だけお目にかかった。当時、大学の学長を務めておられたので特別に参加いただいたと思う。東京オリンピック直後、市川崑監督の「東京オリンピック」の水球シーンの追加撮影の話がわれわれの水泳部にまわってきたのも、この映画の脚本を担当していた谷川俊太郎さんの線からではないかと推測している。
(追記)
書いた後、谷川俊太郎さんのお父様、谷川徹三先生にお会いした時のことを思い出した。もう44年も前のことだ。市ヶ谷の私学会館で行なわれた大学水泳部の納会の時、一度だけお目にかかった。当時、大学の学長を務めておられたので特別に参加いただいたと思う。東京オリンピック直後、市川崑監督の「東京オリンピック」の水球シーンの追加撮影の話がわれわれの水泳部にまわってきたのも、この映画の脚本を担当していた谷川俊太郎さんの線からではないかと推測している。


この絵もYさんが描いた、昭和16年頃の熊本市京町の旧国道3号線における往生院の開山忌の様子である。開山忌(かいさんき)とは、往生院を開いたと伝えられる弁長の命日のことで、その2月28日には国道沿いに市が立って、植木や駄菓子、綿飴、金物類その他いろいろな品物の店が並び、大勢の人々が集まって大変な賑わいだったそうだ。

現在の往生院前・旧国道3号線の様子
「公子」のシナリオ化と並行して、子ども向けバージョンをスライド化することにした。先日作成したシノプシスをもとに、まず手書きで絵コンテを作成しようと思ったが、かえって面倒なので、直接パワーポイントで試作してみることにした。子ども向けとなるとナレーションの言葉使いも気をつけなければならないので、絵本のWEBサイトで童話を立ち読みさせてもらい、参考にしながら進めていきたい。一部は写真も使うが、スライドの中心となるのはイラストになるのでこれが問題だ。自分で描いてみるか、それとも誰かにお願いするか、悩ましいところだ。

5月5日はてっぺいの初節句なので、その準備のため今日は朝から家内と八女人形会館へ出かけた。現地で次男一家と落ち合い、平飾りを見てまわったが、どれもこれもウン十万円もする代物ばかり。可愛い子や孫のためならあまりケチりたくない父母や祖父母の弱みにつけ込んでいるとしか思えない。聞けば、全品4割引きだという。それなら最初から引いた値段を表示しろよと言いたくなる。とかなんとか言いながら結局、てっぺいのためならと大枚をはたいてしまう爺バカ婆バカなのであった。

「私も抱っこできるよ!」と言いながら疲れると放り出すみわ

獲物をうかがうてっぺい

「私も抱っこできるよ!」と言いながら疲れると放り出すみわ

獲物をうかがうてっぺい
今年は黒澤明没後10年ということで、4月からはNHK-BS2で黒澤明の全作品が放映される。それも楽しみだが、5月にはリメイク版「隠し砦の三悪人」も公開されるのでそちらも気になる。先般公開されたリメイク版「椿三十郎」と異なり、こちらはオリジナル版とはかなり違ったものになるらしい。昨年12月には熊本城でもロケが行われたらしいが、くまもとフィルムコミッションのファンクラブに入っているのにロケ情報をチェックしそこない残念!。作品のホームページもリニューアルされ、内容が徐々にわかってきたが、オリジナル版の百姓コンビのキャラクターはいなくなることは間違いないらしい。論議を呼びそうだ。
リメイク版「隠し砦の三悪人」のシーンより







「チェスト!」の試写会に行った。「錦江湾横断遠泳大会」をモチーフに、子どもたちの悩みや葛藤や友情を描いた学童向けムービー。ベタな話ではあるが、隣りに座っていた小学生姉妹が目を輝かせて見ている姿にちょっと感動。こんなピュアな映画をもっと作るべきなんじゃないだろうか。そういえば、われわれの子どもの頃、「三太物語」シリーズや「ノンちゃん雲に乗る」など、学童向けの良い劇映画を沢山見た。音楽も担当している松下奈緒がマドンナ的存在の先生役を気持良さそうに演じている。