
最近のマイ・フェイバリットソングは竹内まりやの「人生の扉」だ。この間、NHKの番組「SONGS」で取り上げていたが、久しぶりに彼女の元気な姿を見た。FMKの、山下達郎のサンデー・ソングブックで時々声だけは聞いていたが、映像で見ると妙に懐かしい感じがした。彼女もいつの間にか52歳になるという。もともと日本の女性シンガーの中では最も好きだったが、五十路を過ぎた彼女もまた、若い頃とは一味違う魅力に溢れた女性だった。自分の人生を振り返るようなこの「人生の扉」は彼女の代表作の一つになるだろう。
人生の扉(作曲/作詞 竹内まりや)
春がまた来るたび ひとつ年を重ね
目に映る景色も 少しずつ変わるよ
陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
気がつけば五十路を 越えた私がいる
信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ
I say it's fun to be 20
You say it's great to be 30
And they say it's lovely to be 40
But I feel it's nice to be 50
満開の桜や 色づく山の紅葉(もみじ)を
この先いったい何度 見ることになるだろう
ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ
I say it's fine to be 60
You say it's alright to be 70
And they say still good to be 80
But I'll maybe live over 90
君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ
I say it's sad to get weak
You say it's hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it's worth living