昨日の記事でも書いたが、今日は実家で兄の誕生日会が行われた。
食事をしながら、「ドラゴンズ日本一」についての話題などで盛り上がった。その中で、昨日の試合における9回表の山井から岩瀬への投手交代は是か非かという議論になった。この話題に関しては、世間的にも賛否両論出ているようだが、僕の意見としては、昨日のあの場面では、9回表は岩瀬に交代して正解(結果論ではなく、交代するのが当たり前)だと思っています←ドラゴンズファンの山井の完全試合が見たかったという気持ちも、重々理解してはいますが・・・。
レギュラーシーズンの試合、日本シリーズの第2・3戦であれば、山井に完全試合を狙わせてもOKだと思います。しかし、昨日の試合の9回表はあと1イニングで日本一が決まる→紅白歌合戦でいうところの大トリの歌手が出てくる時間帯です。紅白の大トリでもそうですが、この局面で登場するのは、それなりに風格を備えた大御所と決まっているのです。
日本一を決める場面において、最後のマウンドに立つのは、ドラゴンズが1年間戦ってきた中で、一番信頼のできる投手・日本一を達成するにはどうしても不可欠な投手が投げるのが筋だと思います。ドラゴンズの投手陣の中で、この有資格者を考えると岩瀬か川上のどちらかしかいません。昨日の9回表の投手交代は、セリーグでの戦い、クライマックスシリーズでの戦い、日本シリーズでの戦い、それらを含めての1年間の戦いの中での、守護神 岩瀬に対する感謝の意味合いのものだったと僕は思います。
僕は、昨日の9回表の投手交代を見て、落合監督はめったに出ない個人の記録よりも1年間の選手の日々の積み重ねを大事にしたのだと思いました。これは、個々人の野球観・価値観によっても判断が分かれそうですが、ドラゴンズの野球を日頃見ている方であれば、昨日の落合監督の行動も何となく理解できるのではないかと思います。 (文中 一部敬称略)