富山県・岩手県の一部の県立高校で必修の世界史を履修させていないため、高校生が卒業できない恐れがあるというニュースがあった。これらの学校では受験対策のため、一部の生徒にしか世界史を履修させていなかったのが原因のようだ。受験対策のために学校が必修科目を勉強させていないのは問題だが、それとは別に僕は世界史を必修科目にする事について疑問を持っている。
僕は高校では文系だったが、世界史を勉強したことは一度も無い。当時僕の通っていた高校では、社会科は1年生で現代社会、2年生で地理+日本史か世界史の選択、3年生で日本史・世界史のうちからの選択だった(記憶に間違いなければ)。僕は日本史・世界史の選択の時点で日本史を選択したので、世界史とは全く縁がなかったが、別に問題なく現在まで生活を送っている。
僕が高校を卒業した後、学習指導要綱で世界史が必修となったが、国際的に通用する人間をつくるためといった取ってつけたような理由で世界史が必修になった記憶がある。
僕の個人的な意見は世界史は選択科目の一つで十分で、安倍総理大臣の「美しい国日本」のキャッチフレーズではないが、日本を美しい国にするには、日本の歴史・日本社会・日本経済など自分たちが住んでいる国「日本」についてもう少し深く勉強する事が必要だと思う。また、高校生の段階で税金の使われ方について等の教育も必要であると考えている。
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