昨日は成人の日だった。
今年も成人式の日に暴れる若者がいたようだが、僕の知り合い(30代後半)に言わせると、「今の世代の若者を見ると、自分達の時代の中学生・高校生を見ているようだ」という話だ。人生50年時代の戦国時代は、10代前半で元服(今で言う成人式)をしていたようだが、現在は平均寿命が80歳近くに達しており、平均寿命の3割弱の24歳前後が実際の成人にふさわしい年齢かもしれない。平均年齢の上昇とともに精神年齢が少しずつ幼くなっている様だ(と書いている僕も偉そうな事は言えないが)。
僕は成人式というものを市町村が主催して行う事に疑問を持っている。各市町村が大々的に予算を使ってまで成人式を行う必要は無い。成人式はそれぞれの家庭で成人になった事を祝えばよい話である。僕は成人の日は必要だと思うが、大々的な成人式は不要だと思う。30代の半ばの今だから言える事であるが、成人の日は成人になった事を祝うと同時に、成人まで育ててくれた親に感謝する日という意味を持っているような気がする。それゆえ、成人の日に暴れて物を破壊するという行動はもってのほかである。
話は少し飛ぶが、冠婚葬祭の冠はその昔、元服の際に、冠をつけるところから来たもので、今でいう成人式の儀式に当たる。冠婚葬祭という言葉が示すように、結婚・葬式・祭礼とともに成人になる事は、今も昔も特別の意味があるようだ。
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