少しとくした気分の日

　１０月９日中野区の江原町にいきました。子どもが住んでいる近くには東京こども図書館があります。これまで何回か近くを散歩しましたが館内を見てまわる程度でした。

　「おはなしのろうそく」を買えればと思って入口までいくとホールには数十人の方がいました。入口のところで入ろうかどうかと思っていると、職員の方がまねきいれてくれました。ちょうどお話し会が開かれようとしたところで、お話を聞くことができました。

　この日は日本の「舌切り雀」、イギリスの「３匹のこぶた」そして創作の３つを聞くことができました。もともと予約制で、フリーにいっても聞けないはずが、職員の方の配慮で思いがけず話をきくことができてラッキーでした。

　ストーリーテリングで、40周年をむかえる東京こども図書館のはたしてきた役割はおおきなもののようです。しかし、おしかりをうけそうですが、残念ながらどの程度のものかは、初心者にとっては、よくわかりません。

　ところで、ストーリーテリングで大事にされてきていることに、少しなじめないところがあります。

　ストーリーテリングで俳優さんが活躍されている例があったら教えていただきたいのですが、ストーリーテリングを、もし俳優さんがやったら、いまとだいぶことなる展開ができそうに思っています。俳優は、発声や体の専門的な訓練を長年続けている割には一部の有名な方をのぞけば、舞台にたつ機会も少ない人が多いようです。

　俳優は、表現力と広い観客席の奥までひびく豊かな発声がともなわなければなりたたない職業ですから、この二つを兼ね備えた俳優さんがもっとストーリーテリングで活躍してほしいものです。